*********************************
「出会い系サイトで2千万円払った男性が逆転勝訴」(6月19日、読売新聞)
桜を使った出会い系サイトで利用料を騙し取られたとして、福岡県の男性が横浜市のサイト運営会社「フロンティア21」に約2,200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁(瀧澤泉裁判長)は19日、請求を棄却した一審・横浜地裁判決を取り消し、同社に全額の賠償を命じる判決を言い渡した。
判決によると、男性は2009年に同社運営の4サイトに登録。女性会社役員を名乗る人物からメールで「経営の相談に乗ってくれれば、3,000万円払う。」等と持ち掛けられ、2,000万円超の利用料を支払って2,000通以上のメールを遣り取りしたが、相手に会う事は出来なかった。
昨年6月の一審判決は「メール相手が桜かどうか、明らかでは無い。」としたが、高裁は「被告が組織的に使っている桜と見る他無く、詐欺に当たる」と結論付けた。同社側は「コメントしない。」としている。
*********************************
先週、「出会い系サイトで芸能人や異性を装った桜を使って、約2年間で約116億円を騙し取った連中が逮捕。」というニュースが報じられた。女性アイドルや其のマネージャーを装ってメールを送り付け、「相談に乗って欲しい。」等と出会い系サイトへアクセスさせ、メールの遣り取りをする事で高額なサイト利用料を払わせたりしていたと言う。「アイドルや其のマネージャーが一般人に対して、相談に乗って欲しいなんて言って来る訳無いだろうに。」と自分なんぞは思ってしまうのだが、騙し取った総額が約116億円も在るという事は、其れだけ騙されてしまった人が多い訳で、「何で騙されるんだろう?」と不思議に感じてしまう。
唯、絶対的に悪いのは「詐欺を働いた側」で在り、「騙された側」が悪く無いのは言う迄も無い。「騙された側」の脇の甘さは否定しないが、だからと言って「騙された側も悪い。」と責めるのは、方向違いな事だ。
今回の逆転勝訴のニュース、当たり前の事だと思う。抑、「メール相手が桜かどうか、明らかでは無い。」なんていう一審判決自体が、おかしかっただけの話ではないか?「人を騙して金銭を巻き上げる。」なんていう卑劣な行為を此れ以上許さない為にも、司法は「騙した側」にどんどん損害賠償をさせて欲しい。「巻き上げた金額と同等を返金させる。」なんて生温い判決では無く、「悪事を働くのは、全く割に合わない。」と思い知らせる程に、其れ以上の賠償をさせても良いと思う。
確かに俺にも胡散臭いメールは昔から送信されて来ます(エッチなサイトを覗いたりエッチ物をネット販売で買った時に f(^_^; )
笑える例としては後藤真希や小倉優子や板野友美や綾波レイから来ました
しかし芸能人なら引っ掛かる人も居るかも知れないがいくら何でも綾波レイなんてアニメキャラで引っ掛かる人なんて居たのかな?
今回の被害者とは違うが欲に目が眩んでネズミ講の様な儲け話に手を出し貯金や年金を騙し取られれ被害者達が違法組織からお金を取り返せないと分かった時に被害者達が団体を作りこの様な組織を野放しにしていた国が悪いと訴えて国から金を取ろうとする行為は全く支持できませんね
(そんな欲に目が眩んだ連中の常套句は「国は年寄りに首を吊れと言うのか!」や「老後が不安だから金を増やしたかった」や「子や孫の為に少しでもお金を残してやりたかった」・・・国から金を取ると言う事は税金投入です
何で欲に目が眩んだ金の亡者達に我々様な真面目?に生きている人間の納めた税金をやる必要が有るのでしょう?
この様な話を聞く度に金の亡者が被害者ヅラするのは止めろ!と思います
一昔前、インリン・オブ・ジョイトイさんの名前を語った迷惑メールが拡散されていましたね。此のケースはおふざけメールだったし、笑えもしましたが、悪質なケースは許し難いです。
迷惑メールは自動的に迷惑メール・ボックスに入る様に設定していますが、中には「こんなメール、何故送って来たのだろうか?」と不思議になる物も結構在ったりします。「貴方に500万円差し上げたいと思いますので、連絡下さい。」なんていうメールに、引っ掛かる人が居るのだろうか?まあ、居るからこそ送り付けて来るのでしょうが。(数百人に送り付け、其の内1人でも騙せれば、結構な金を巻き上げられるという事なのでしょうね。)
「欲に目が眩んでネズミ講の様な儲け話に手を出し~。」というのは、全く同感。又、元本保証では無いのが明らかなのに、損をしたら「不当だ!」と騒ぐ連中も同様ですね。そういう連中は、逆に大儲けしたら「儲け過ぎたので返金します(乃至は社会に還元します)。」なんて言わないとおかしい。
昨夜、「詐欺事件が急増している。」という特集が、某情報番組で組まれていました。「ロト6の当選番号を、“当選前に”教えます。」とか、「シェールガス採掘施設の運用権を譲ります。」等、彼の手此の手で騙しに掛かる連中が如何に多いのかにも驚きましたが、何よりも驚いたのは一寸考えれば「嘘」と判る様な手口にまんまと引っ掛かってしまう人が少なく無い事、そしてそんな詐欺にウン百万円からウン千万円の金を“出せてしまう”人が結構居る事でした。貧乏人の自分からすると、「良くもまあ、そんな大金を持っているなあ。」と。
ネットに転がっている情報を自身で検証する事も無く、其の儘鵜呑みにしてしまう人(ネット右翼やらネット左翼やらと呼ばれる人達に、此の傾向が強い気がしますが。)が多い昨今。「思考停止状態の人」が少なく無いからこそ、詐欺は急増するのではないかと。困ったものです。