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「御酒を飲んで赤くなり易い人」は、骨折し易い事が判った。
慶応義塾大学等の研究グループは、御酒を飲んだ際に赤くなり易い体質の人は、そうで無い人に比べ、骨粗鬆症による大腿骨の骨折を、2.48倍起こし易くなると発表した。
日本人等の東アジアの人種に比較的多いとされていて、こういった体質の人は、御酒を飲まなくても骨折し易いと言う。
研究グループは、御酒で赤くなり易い人は、ビタミンEの適度な摂取で、骨折予防に繋がる効果が期待出来ると指摘している。
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酒に強い家系らしく、2親等以内は皆、酒を飲んでも顔が赤くならない。自分も昔から飲み会等で散々飲んでも、全く顔が赤くならないものだから、「余り飲んでないでしょ?」と言われ、酒を注がれる事が屡々。酒の場では、下戸は下戸で辛い物だろうけれど、酒を結構飲めて顔に出ない人間というのも、其れは其れで辛かったりするのだ。
今回の研究結果からすると、我が家の人間は“骨粗鬆症による大腿骨骨折”は起こし難いという事になる。其の点に於ては、素直に喜んで良いだろう。
「日本人の約半数は生まれ付き、『アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)』の活性が、外国人に比べると弱い。又は、欠けている場合も在る。こういったタイプは、アルコール分解産物で在り、有害なアセトアルデヒドを速やかに分解出来ないので、少量のアルコールでも悪酔いし易い、酒に弱い体質。」という話を、昔読んだ事が在る。酒で顔が赤くなり易いというのも、ALDHとリンクしているのかもしれない。