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「人の排泄物は宝の山? =金、銀、プラチナ含む‐米研究者等発表」(3月24日、時事通信)
人の排泄物には金等の貴金属が含まれており、集めれば数億ドル(数百億円)相当になる可能性が在るとする研究結果が、米デンヴァーで開催中の米国化学会の会合で発表された。貴金属採掘の必要性が減る事で、環境保全にも資すると期待されるが、何の様に抽出するかが課題と言う。
米地質調査所(USGS)の研究チームは、排泄物の金の含有量が「最低レヴェルの鉱床と同水準だった。」と説明。処理済みの排泄物からは、プラチナや銀も見付かった。別の専門家グループの最近の研究によれば、米国人100万人の排泄物は、1,300万ドル(約15億円)相当の金属を含有している可能性が在る。
米国では排水処理施設から、年間700万トン以上の汚泥が生じている。内半分は肥料になり、残りは焼却処分されたり、埋め立て地に埋められたりしている。
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「海底の沈没船から、莫大な財宝が見付かった。」とか「散歩中、連れていた犬が執拗に穴を掘ろうとするので、其処を掘ってみたら、大昔の金貨が大量に見付かった。」とかというニュースは、忘れた頃に報じられたりする。今回は“数百億円相当の御宝”に関するニュースだが、其の元が排泄物とは・・・。
「米国人100万人の排泄物は、1,300万ドル(約15億円)相当の金属を含有している可能性が在る。」という事は、1人当たりに直すと「130ドル(約1万5,540円)相当」となり、まあ馬鹿に出来ない金額では在る。
でも、元記事に在る様に「何の様に抽出するかが課題。」で在り、抽出に可成りの費用を要する様で在れば、“御宝話”もおじゃんという事になってしまうが。