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「御笑い芸人・鉄拳が描いたパラパラ漫画に号泣するネット・ユーザーが続出」(3月19日、トピックニュース)
18日、御笑い芸人・鉄拳が描いたパラパラ漫画「振り子」がYouTubeにアップロードされ、ネット掲示板で「泣ける。」、「深夜に号泣した。」等、絶賛されている。
動画では、一組の男女が出会い、そして死ぬ迄が“振り子”をモチーフとしパラパラ漫画風に描かれている。此の動画がネット掲示板に紹介されると、ネット・ユーザーからは「想像以上に凄かった。」、「鉄拳て芸人だよな?もう何か、其の域超えちゃってる。」、「宮崎駿の息子は超えてるわ。」、「あかん、泣いてもた。」等、動画を絶賛する書き込みが相次いだ。
常に批判精神に溢れ、滅多な事では褒めないネット・ユーザーが口々に「感動した。」と書き込むのは異例の事態で在り、鉄拳の作品が如何に優れているかを証明していると言える。
他にも「『泣くかよ。』と見てたら、泣いた。」等、けちを付ける積りで見たら感動してしまったと告白するネット・ユーザーが続出しており、現在、ネット・ユーザーの間で鉄拳への評価が急上昇している。
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「鉄拳」氏と言えば、「パペットマペット」氏と並んで「素顔が、実はイケメンな御笑いタレント。」という噂を昔見聞したが、共に素顔が明かされていた事を、今回の記事を書く上で色々検索していて、初めて知った。
【鉄拳氏】
【パペットマペット氏】
確かに両者共「イケメン」の範疇に在るとは思うが、「鉄拳氏・・・意外と老けてるなあ。」というのが正直な気持ち。30代半ば位のイメージを彼には持っていたからだが、Wikipediaの情報によれば今年で40歳という事で、其れを考えると「年相応かな。」と。
「スケッチ・ブックを持ち、自筆のイラストを見せ乍ら、滑舌の悪いトークで『こんな物は嫌だ。』というネタ(捲り芸)をする。」(動画)のが、鉄拳氏の芸風。捲り芸では、「いつもここから」(動画)と共に好きな御笑いタレントで在る。
絶賛されているという「振り子」を、実際に見てみた。自分の場合、泣きはしなかったけれど、思い切り見入ってしまった。始まりから終わり迄の「3分5秒間」、どっぷりと作品の世界に浸ってしまったのだ。
「一組の男女の出会いから死ぬ迄を描いた作品」というのは、或る意味「べたな内容」とも言える。「こうなったから、次はこういう展開が待っているんだろうな。」という予測通りにストーリーは展開して行ったし、結末も予想通り・・・の筈だったが、終盤に“或る人物の遺影”が登場する事で、「予想していたのとは違う状況だった。」事に気付かされるのだ。其処で再度最初から見直してみると、「嗚呼、此の場面でXXは亡くなっていたのか。」という発見が在り、最初見たよりもグッと来てしまった。
「振り子」は、此方で見る事が出来る。
おっしゃるようにお話はべたですが、振り子をビジュアルに使ったというアイデアが秀逸ですね。才能を感じます。
振り子を用いた事、其の振り子を止めようとする夫の姿、時間を超えて登場する糸電話、終盤に登場する遺影等々、作り手の感性の豊かさを感じる作品でした。