昨年10月6日に86歳で亡くなられた金田正一氏の御別れの会が、一昨日行われた。日本プロ野球史上で唯一400勝を達成した“左腕投手”を偲び、球界関係者約500人が参列したと言う。
こういう事を書いてはいけないのかも知れないが、冠婚葬祭のスピーチで心が揺さぶられた事って余り無い。形式的だったり、「俺(又は私)って、こんな良い事を言えるんだよ。」という“計算”が透けて見えてしまって、“言葉”が心にすっと入って来ないからだ。
でも、一昨日の御別れ会で“カネやん”の長男・金田賢一氏の謝辞は“加工感”の無い、実に自然な感じで、又、心を強く揺さぶられる物だった。
最も印象に残ったのは最後の部分で、四十九日の法事の際、僧侶から「普通は、彼方側で暫く時間を過ごすのですが、貴方の御父さんは、もう転生されているかも知れませんね。」と言われた事を紹介した上で、言葉を詰まらせ乍ら、次の様に結んだのだった。
「18年先、ドラフトで“左の良いピッチャー”が出て来たら、親父だと思って下さい。」。
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