ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

貝の思い出

2006年09月17日 | 其の他
ドラゴンズ山本昌投手がノーヒットノーランを達成した。優勝争いをしているタイガース相手にというのも凄いが、何よりも41歳1ヶ月にしての達成というのは唯々感嘆。ノーヒットノーラン史上最年長記録という事だが、同年代の選手の頑張りは本当に嬉しいし、未だ未だ老け込めないと自信を与えて貰えた。本当におめでとう!

ところで、このブログでは自身の幼少時の思い出を、過去にも何度か記して来た。「この手紙を拾ってくれた誰かさんへ」等もその一つだが、今日は「貝の思い出」に付いて書いてみたいと思う。「何故『貝の思い出』なのか?」、そう思われる方も多いだろう。余りにも唐突に過ぎる話題だし。

実は先日、知り合いに頼んで録画して貰っていた「ウルトラマンA」(現在、ファミリー劇場で再放送中。)を一気に見終えたのだが、その中に「夏の怪奇シリーズ 黒い蟹の呪い(15話)」という作品が在った。

以前にも書いたが、ウルトラ・シリーズの中では「ウルトラマンA」を最も夢中になって見ていた。思い出深い作品も多く、大好きな脇役の一人で在る蟹江敬三氏が”牛神男”を演じた「夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男(16話)」、ウルトラ兄弟が処刑されそうになる「死刑!ウルトラ兄弟(13話)銀河に散った5つの星(14話)」、竹取物語彷彿とさせる「さようなら夕子よ、月の妹よ(28話)」等と並んで、この「夏の怪奇シリーズ 黒い蟹の呪い(15話)」も強く印象に残っている。

この作品には、一人の少年が重要な役割で登場している。父親を海難事故(恐らく大蟹超獣キングクラブの犠牲になったと思われるが。)で亡くしたこの少年は、父親がカブトガニになったと信じ込み、カブトガニとコミュニケーションが図れるという設定。そしてコミュニケーションを図る為のツールが貝殻で、それを耳に当てる事でカブトガニの声が聞こえるのだ。

やはり幼少時に見ていたアニメ「海のトリトン」でも、主人公のトリトンが法螺貝を耳に当てる事で、亡き両親の遺言を聞くといったシーンが在った。そんな事も在って、当時は海に遊びに行くと良く海辺で貝殻を拾っては、耳に当てて何か聞こえないかと試していたものだった。勿論声が聞こえる訳も無かったのだが、風が微妙に吹き込んで来る事で生じる音に何とも言えないロマンを感じたりしていた。雪の降る人気の少ない早朝に、窓を開けて「シンシン」という”雪の音”を楽しんでいた幼少時の記憶とオーバーラップしてしまう。

今、海岸で貝殻を拾い、それを耳に当ててロマンを感じたりする子供は居るのだろうか・・・。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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また懐かしい話ですね。 (あややLOVE)
2006-09-17 21:38:20
ウルトラマンAとは懐かしいです。

怪獣でなくて超獣でしたね。





TACのテーマがかっこよかったです。

やたら脱出しはじめたのもTACからだったような気が。

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今だ!変身!北斗と南~♪ (破壊王子)
2006-09-18 21:54:55
日曜の夕方はスカパーは「ウルトラゾーン」になってます。6時からTBSチャンネルでマックスとティガ(昨日のティガは実相寺昭雄監督作品でした)、7時半からファミリー劇場で初代ウルトラマンとエースを放映してますが、仕事がない限り見てしまうんですわ。タイガースも山本昌に引導渡されましたし。



しかし、やはりエースは二人で変身してナンボですね。

もし最終回まで二人で変身してたらどういう結末だったのだろうかという想像してる人は少なくないはずです。

メビウス以後、ウルトラシリーズが続くならこの宿題に答えて貰いたいです。21世紀を過ぎた今なら可能なように思うのですがね。

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