ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

XX離れが一層進みそう

2023年12月20日 | 時事ネタ関連

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手紙値上げ110 葉書85円 郵便物減少、経費高騰来秋にも 」(12月19日、スポニチ

総務省は18日、手紙(25以下定形郵便物)の郵便料金の上限を、84円から110円に引き上げる省令改正案を審議会に示した。郵便物の減少や人件費、燃料費等の経費高騰で、郵便事業赤字となっていた。改正を経て、日本郵便は来年秋にも、消費税増税時を除き1994年以来、30年振りに値上げするが、赤字の解消は一時的で、追加の料金引き上げも視野に入れる。手紙に加えて、省令改正が必要無い、葉書も63円から85円となり、双方3割を超える値上げとなる。

50g以下の手紙は94円から110円にする他、定形外郵便物等は3割の値上げを検討している。レターパック速達等は、利用者の利便性観点から、値上げ率を抑制する。新聞学術刊行物といった第3種郵便物第4種郵便物、今年10月に値上げした、ゆうパック現金書留の料金は据え置く

総務省によると、郵便物は2001年度の263億通をピークに毎年減少2022年度は144億通と、半減し、郵便事業は2007年の郵政民営化後初めてとなる211億円の赤字に転落した。今回料金を引き上げると2025年度は黒字になるが、2026年度以降は再び赤字に転落する見込みで、短期間での再値上げも想定していると言う。郵便事業を維持する抜本的改革が求められそうだ。

日本郵便は此れ、手紙等の郵便物の土曜日配達廃止といった業務効率化や、ヤマト運輸が扱う小型荷物の配達受託等、収入源の拡大を図った。然し、今後も郵便物は減ると予想しており、経営環境は厳しさを増す許りだ。

手紙の料金は1994年に郵便事業の赤字が膨らみ、62円から80円に改定した。其の後は増税に伴い、2014年に82円、2019年には84円に値上げした。

総務省は今後、意見募集等を経て、来年6月にも省令改正し、日本郵便が正式に料金改定の届け出をして値上げする。
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自分の場合、「葉書料金:10円、封書:20円」というのが最も古い記憶だ。此方の情報によると、其れ以降の郵便料金の変遷は、次の通り。

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「郵便料金の変遷(1972年以降)」

① 1972年
 葉書:10円
 封書:20円

② 1976年
 葉書:20円
 封書:50円

③ 1981年
 葉書:30円
 封書:60円

④ 1989年
 葉書:41円
 封書:62円

⑤ 1994年
 葉書:50円
 封書:80円

⑥ 2014年(消費税8%に引き上げ)
 葉書:52円
 封書:82円

⑦ 2017年
 葉書:62円
 封書:82円

⑧ 2019年(消費税10%に引き上げ)
 葉書:63円
 封書:84円
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「郵便料金は、どんどん上がって行っている。」という印象が在ったけれど、消費税引き上げによる値上げが続いており、“実質的な値上げ”となると、1994年以来30年振りな訳だ。

来秋に値上げとなれば、葉書は「約34.9%」、封書は「約30.9%」の値上げという事になる。上がり幅としては可成りの物だけれど、30年間も実質的な値上げをしていなかった事を考えると、「仕方無いだろうなあ。」という思いが在る。

昔は、結構郵便物を利用していた。葉書で言えば年賀状暑中見舞い葉書といった“季節物”の他に、知人等に葉書を出す機会がそこそこ在ったし、懸賞の応募に葉書を使う事も多かった。又、“葉書職人”としても、葉書をディープに利用していたっけ。

そんな自分でも、年賀状こそ毎年出すものの、暑中見舞い葉書を出さなくなって四半世紀以上経つ。懸賞の応募は専らインターネットでだし、“平時”に葉書を出す事も皆無に等しくなった。封書も同様だ。

自分ですらそんな感じなのだから、世の中の郵便離れ相当な物だろう。実際、元記事にも「郵便物は2001年度の263億通をピークに毎年減少。2022年度は144億通と、略半減し、郵便事業は2007年の郵政民営化後初めてとなる211億円の赤字に転落した。」と在る。

郵便物の値上げにより、郵便離れは一層進みそう。来秋に郵便物の値上げを行ったとしても一時凌ぎに過ぎず、2026年以降に再び赤字に転落する見込みというのだから、抜本的な改革が望まれる。

インターネットの普及により、通信ツールは大きく様変わりした。郵便物の果たす役割も昔とは可成り変わったけれど、とは言え、郵便制度自体は維持すべき物だと思っている。


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葉書の思い出 (Kei)
2023-12-20 10:53:45
私の記憶にある葉書、封書の値段は、葉書5円、封書10円です(笑)。ご紹介記事の郵便料金推移表を見ると、この料金は昭和26年に始まり、昭和41年(私の高校時代の最後の年)まで続いたようですから、学生時代、葉書は懸賞やら年賀状やら、封書では遠方の親しい親類とのやりとりと、結構よく利用していたと記憶しています。ラブレターは出しませんでしたが(笑)。
そうそう、高校時代、深夜のラジオ番組にせっせと葉書で投稿、パーソナリティの方に読んでいただいたという懐かしい思い出もあります。
近年は年賀状くらいしか郵便は使わなくなりましたね。あと、たまに映画試写会の応募で葉書を使う程度でしょうか。友人とのやりとりもほとんどEメールかSNSですし、懸賞もネット応募ばかりです。宅配便の普及で郵便小包も激減してるでしょうから、赤字になるのもやむを得ないでしょう。値上がりで、郵便離れはさらに進むでしょうね。

丁度今朝の情報番組で、最近はLINEの年賀状も増えているとの話題が紹介されてました。無料のものもありますが、なんと郵便局も、「スマートねんが」という名のLINE年賀状サービスを始めているそうです。基本料金は320円からで送り放題、カラフルでデザインも豊富、400円からだと動画も作れるようです。面白いけれど、ますます葉書の年賀状が減って、自分の足を引っ張る事になるんじゃないでしょうか。郵便局、大丈夫かと他人事ながら心配になります。
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>Kei様 (giants-55)
2023-12-20 14:24:18
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

昔は概して、“日常生活と郵便との関係”が密接でしたね。時代の変化と共に変化したり消えて行ったりする物が出て来るのは仕方無い事ですが、郵便の衰退は結構利用して“いた”だけに寂しいです。

日本郵便も色々努力をしている様で、「スマートねんが」というのも其の一環なのでしょう。でも、仰る様に、其の事で年賀状自体が廃れて行くとしたら、痛し痒しでしょうね。

所謂“黒電話”どころか、固定電話すら設置していない家庭が増えている御時世。将来的には「固定電話って、どういう物?」という人達が主流になるのかも。そうなると、“郵便物”が廃れ、郵便事業から撤退した「日本郵便」(商号も変わっている可能性が)に対し、「日本郵便って、郵便事業っていうのを昔遣っていたんだ。」と思う“未来人”が出て来そう。

年賀状と言えば、例年は「発売日」及び「投函開始日」が大々的にメディアで報じられていました。ところが、今年は大人しい感じが在ります。此処ずっと“ジャニタレ”が宣伝に使われていましたが、“ジャニーズ問題”の余波で起用されなかった事が大きいのでしょうね。
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