ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

遣り切れ無い

2022年05月12日 | 其の他

先日渡辺裕之氏の訃報には、本当に驚いた。66歳という若さに加え、“身体を鍛え抜いている健康体”というイメージが在ったので。続報として「縊死だった。」という事を知り、更なる驚き。タフネスさを感じさせる彼に、自死というのは遠い存在だったから。でも、三島由紀夫氏がそうだった様に、「身体を鍛え抜き、タフネスさを感じさせる人程、メンタル脆かったりする。」物で、「長期に亘るコロナで、心が蝕まれてしまった結果、“死”を選ばざるをない状況に追い込まれてしまった。」という面が、渡辺氏に在ったのではなかろうか。

渡辺氏の訃報から間も無い昨日、ダチョウ倶楽部上島竜兵氏の訃報が飛び込んで来た。61歳という若さでの死も然る事乍ら、「状況から、自死と思われる。」という事に大きな衝撃を受けた。人によって好き嫌いは在ろうが、自分はダチョウ倶楽部のリアクション芸が好きで、特に“竜ちゃん”のリアクション芸に何度笑わせて貰った事か。見るからに人の好さそうな彼が、自死を選んだという事実は、何とも遣り切れ無い

自死した有名人は数多いが、自分がリアル・タイムで触れた訃報は、三島由紀夫氏が最初だったと思う。でも、幼かったし、三島氏を知らなかった事も在り、特にどうこうは思わなかった。えっ!?」と驚いてしまったのは、1978年の田宮二郎氏が最初だった様に思う。「有名人が、其れクレー射撃散弾銃によって自死した。」という報道は、余りにも衝撃的だった。

以降、沖雅也氏、岡田有希子さん、可愛かずみさん、沖田浩之氏、2代目・桂枝雀氏、松宮一彦氏、高野光氏、4代目・桂三木助氏、古尾谷雅人氏、ポール牧氏、甲斐智枝美さん、清水由貴子さん、田中実氏、伊良部秀輝氏、牧伸二氏、藤圭子さん、三浦春馬氏、竹内結子さん、神田沙也加さん等、芸能人の自死の報に数多く触れて来た。何れも衝撃的で在り、遣り切れ無さを感じたが、特に其の思いを強くさせたのは、御笑い生業にする人達の自死「人を必死になって笑わせ様としている者が、私生活では大きな悩みを抱え、結果として自死を選んでしまう。」というのは、とても辛い物が在る。

竜ちゃんの場合も、「長期間に亘るコロナ禍で、心が蝕まれてしまった結果、“死”を選ばざるを得ない状況に追い込まれてしまった。」という面が在った様だ。新型コロナ感染症に感染して亡くなられた志村けん氏岡江久美子さん。」の様に、新型コロナウイルス感染症が“直接的な死因”となったケースが在る一方、「コロナ禍で環境が激変した結果、心を蝕まれて、自死を選ばざるを得ない状況に追い込まれてしまった。」という人が、有名人だけでは無く、一般人にも少なからず存在するだろう。何とも遣り切れ無い事だ。

合掌


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