「ピーター・グレイブス氏が心臓発作を起こし、83歳で亡くなった。」とのニュースが飛び込んで来た。子供の頃は海外のテレビドラマを良く見ており、中でも一番好きだったのが「スパイ大作戦」(動画)。*1当局からの指令を受けた謎の組織「IMF(Impossible Mission Force:不可能作戦班)」のリーダーが立てた作戦を元に、リーダー及び選抜されたメンバーがスパイ活動を遂行するというこのドラマ、我が国で最初に放送されたのは1966年~1973年と「米ソ冷戦時代」の真っ只中で、現在よりも「スパイ」という存在が生々しく感じられる時代。ストーリーの面白さ、(当時としては)ハイテクなスパイ・グッズの登場等、魅せられる要素は一杯在ったが、何よりもスパイ達の個性が際立っていた。「おはようフェルペス君。」で始まり、「尚、この録音は自動的に消滅する。成功を祈る。」で終わる指令テープの声、そして白煙を上げて消滅するテープの映像も印象的で、当時はパロディー等の形で良く真似されたもの。
第2シーズンより、百戦錬磨のスパイ達を率いる2代目リーダー「ジム・フェルプス」として登場したのがピーター・グレイブス氏で、40代始めだった当時からシルバー・グレイの頭髪で、知的&洗練された風貌。自分が実際に見ていたのは再放送時と思われるが、完璧にこの番組に嵌ってしまったのだった。
第7シーズン(第4&5シーズンには「スタートレック」で「Mr.スポック」を演じたレナード・ニモイ氏が、「アメージング・パリス」役で出演されている。)で終了した「スパイ大作戦」、そして1988年~1990年に放送された「新スパイ大作戦」と、(「スパイ大作戦」の第2シーズン以降)一貫してジムを演じ続けたピーター・グレイブス氏。全作DVDに録画&保存しており、これ迄に何度見返した事か。
リメーク作品としてトム・クルーズ氏主演で製作された映画「ミッション:インポッシブル」、「M:I-2(ミッション:インポッシブル2)」、そして「M:i:Ⅲ(ミッション:インポッシブル3)」は全て観たし、内容的に非常に面白くは在ったけれど、ジム役をピーター・グレイブス氏が演じていなかったばかりか、よりにもよってジムが悪役になっていたのはとても悲しかった。ジム・フェルプスはずっと、ヒーローで在り続けて欲しかったから。
5年程前迄、ピーター・グレイブ氏は映画やテレビに出演されており、「又、ジムとして戻って来てくれる。」と期待していた。今年に入って「週刊 スパイ大作戦 DVDコレクション」なるパートワークが発売開始となった事も、その期待度を増させたと言うのに・・・。
先に鬼籍に入った“仲間”バーニー・コリアー(グレッグ・モリス氏)と共に、あの世で新たなミッションを遂行してくれる事だろう。今週末、御宝のDVDを見て、ジムを偲びたい。合掌。
*1 こちらでは、全話に付いて詳しく触れられている。
第2シーズンより、百戦錬磨のスパイ達を率いる2代目リーダー「ジム・フェルプス」として登場したのがピーター・グレイブス氏で、40代始めだった当時からシルバー・グレイの頭髪で、知的&洗練された風貌。自分が実際に見ていたのは再放送時と思われるが、完璧にこの番組に嵌ってしまったのだった。
第7シーズン(第4&5シーズンには「スタートレック」で「Mr.スポック」を演じたレナード・ニモイ氏が、「アメージング・パリス」役で出演されている。)で終了した「スパイ大作戦」、そして1988年~1990年に放送された「新スパイ大作戦」と、(「スパイ大作戦」の第2シーズン以降)一貫してジムを演じ続けたピーター・グレイブス氏。全作DVDに録画&保存しており、これ迄に何度見返した事か。
リメーク作品としてトム・クルーズ氏主演で製作された映画「ミッション:インポッシブル」、「M:I-2(ミッション:インポッシブル2)」、そして「M:i:Ⅲ(ミッション:インポッシブル3)」は全て観たし、内容的に非常に面白くは在ったけれど、ジム役をピーター・グレイブス氏が演じていなかったばかりか、よりにもよってジムが悪役になっていたのはとても悲しかった。ジム・フェルプスはずっと、ヒーローで在り続けて欲しかったから。
5年程前迄、ピーター・グレイブ氏は映画やテレビに出演されており、「又、ジムとして戻って来てくれる。」と期待していた。今年に入って「週刊 スパイ大作戦 DVDコレクション」なるパートワークが発売開始となった事も、その期待度を増させたと言うのに・・・。
先に鬼籍に入った“仲間”バーニー・コリアー(グレッグ・モリス氏)と共に、あの世で新たなミッションを遂行してくれる事だろう。今週末、御宝のDVDを見て、ジムを偲びたい。合掌。
*1 こちらでは、全話に付いて詳しく触れられている。