*********************************
① 2014年度:113人
② 2015年度:3,144人
*********************************
①と②の人数は、何を意味するのか?其れに付いては、後述したいと思う。
*********************************
「巨人、2投手の野球賭博関与認める『野球史を汚し、深く御詫び。』」(10月21日、スポニチ)
日本野球機構(NPB)の調査委員会が、「新たにプロ野球巨人の笠原将生投手(24歳)と松本竜也投手(22歳)の2人が、野球賭博を行っていた。」との中間報告を発表した事を受け、巨人の久保博球団社長は21日、東京・大手町の読売新聞本社で記者会見を行い、「両投手が事情聴取に対して、事実を認めている。」と発表した。「野球史を汚す様な選手を出した事に、深く御詫び申し上げたい。」と陳謝し、警察に相談している事も明らかにした。
調査委がメール等を解析した結果、巨人の調査では野球賭博をしていなかったとされた笠原投手等の関与が判明。福田聡志投手(32歳)と笠原投手は麻雀やバカラでも賭けを行っていた事が判った。野球賭博への関与が3選手に拡大し、恐れていた球界全体への波及が懸念される事態となった。
唯、笠原、松本竜両投手に八百長行為は無かったとの認識を示し、出場していない試合に賭ける事を禁じた野球協約第180条に違反しているとして、熊崎勝彦コミッショナーに追加告発した。177条で不正行為とされている八百長行為が認められれば、永久失格処分となる可能性が在るが、180条違反では1年間か無期の失格処分となる。
調査委は現時点では、3投手共に間接の関与を含めて、八百長行為は認められないとした。唯、3投手と賭博行為をしていた2人の知人の内、1人からは未だヒアリング出来ておらず、事態が悪化する可能性は在る。調査委は「現時点で、巨人戦は笠原投手の賭けの対象には含まれていない。」としている。
*********************************
“ジャイアンツの選手による野球賭博関与疑惑”が明らかになった際、「事実ならば、永久追放も止む無し」という記事を書いた。「第三者機関による徹底的な真相究明を行った上で、野球賭博に関与していたならば、永久追放処分も止む無し。」というのが自分のスタンス。「状況を考えると、笠原投手も関与してるのだろうな。」とは思っていたが、松本投手も関与していたとは・・・本当に残念な話だ。昨日は飽く迄も“中間報告”という事なので、最終報告を待ちたいと思うが、「其れで関与と結論付けられた選手は全て、永久追放処分されて当然。」と考える。(特に笠原投手には大きな期待をしていたので、裏切られた感は半端じゃ無い。)
で、冒頭の人数に付いてだが、「①の『113人』は、昨年度のドラフト会議で指名された全選手(育成選手枠も含む)の数で、②の『3,144人』は、今年、東大に入学した全学生の数。」で在る。良く「プロ野球選手になるのは、東大生になるよりも難しい。」と言われるけれど、単純計算で約28倍も難しい事になる。
「46年前に発覚した『黒い霧事件』により、日本球界がどんなにダメージを受け、信頼回復に何れだけ時間を要したか?」を理解していたならば、そして「自分達が超難関の日本球界に入れた一方で、何れだけ多くの人間が、入れなかった事で悔しい思いをして来たか?」を判っていたならば、野球賭博関与等という愚かな行為はしなかっただろう。本当に大馬鹿者だ!
野球賭博関与が事実ならば、関与した選手達が悪いのは当然だが、ジャイアンツの監督責任も問われる。選手の多くは野球一筋で来た人間で、特に高卒で入団した選手達の場合、社会常識に疎い面が在るだろう。良くも悪くも注目を集めるジャイアンツの場合、悪意を持って近付く人間も少なく無いだろうし、球団は御座なりでは無く、真剣に社会人としての常識を、徹底的に叩き込む義務が在る。