ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

虐めた側は忘れても、虐められた側は一生忘れられない

2021年02月21日 | 時事ネタ関連

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「10年前の虐め暴露され大炎上の姉妹 カンニング竹山が放った言葉に反響」(2月17日、ニュースサイトしらべぇ

タレントのカンニング竹山が、17日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演。中学時代に行なっていた虐めが発覚し、無期限出場停止の処分が下った韓国女子ヴァレーの双子姉妹の問題で、竹山が“過去の虐め”での処分に付いて私見を述べて、反響を呼んでいる。

「何度も使いっ走りを要求し、断るとナイフで脅す。」、「度々、御金を要求。御腹抓ったり、顔や頭を殴られた。」、「『汚い、臭い。』等の暴言」といった被害を中学時代のチームメートが掲示板で告発し、大炎上した問題。姉妹は事実を認め、自身のSNSで謝罪している。10年以上前の虐めを理由に重い処分が下る事が議論になっているが、竹山は虐められた方は一生悔しくて堪らなくな思いをしている訳ですから、『学生時代の虐めと雖も、一生の罪だぞ。』という事を判らせるには間違っていない。とコメント。其の上で、姉妹への世間の過度バッシング危険視した。

「虐められた人にとっては、10年前とか20年前とか関係無い。」と話す竹山だが、御笑いコンビおぎやはぎの2人や、坂上忍
疑問の様。矢作兼は「今、本当にちゃんとした人になっているならば、10年前の事を本人にも謝罪したら、まあ良いかなって思う。」とコメントし、坂上が「僕も、其方側なんですよね。」と共感。小木博明も「僕等の時は、中学とかって虐めが在った時代でしたけど、虐めてた人も何年後かには“良い人”になってる人も多い。」と、竹山とは違う考えの様だ。

今回の騒動に付いてネットによる過度な非難が相次ぐ事を危惧乍らも、「虐めの罪は消えない。」と訴えた竹山。因みに、しらべぇ編集部が全国20~60代の虐められた経験が在る男女651名に調査した所、56.1%が「虐めた相手の事を、一生許せない。」回答しており、性年代別で比較すると、60代を除いた全ての年代で、男性よりも女性の割合が多い結果になっている。

竹山の発言に、SNS上では「今何れだけ良い人でも、過去に1回でも虐めをしていたら、其れは一生残るんだよ。」、「正論。10年前でも、罪は罪。」、「良い事言ってる。」と共感する声が見られた。編集部の別の調査では、全体の77.8%が「虐めは、犯罪として処罰されるべき。」と回答しており、多くの人が「“高が虐め”では無い。」と考えている様だ。竹山の意見に共感する声が上がったのも、世間の虐めに対する厳しい意識の表れなのかも知れない。  
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以前にも書いたとは思うが、今からウン十年前の話。社会人になった自分に、或る男性の先輩が教育係として付いた。社会人としての基礎を教えてくれた事には感謝しているけれど、其の彼には深い恨みしか無い。と言うのも、彼からは3年近く、事在る毎に虐めを受け続けていたので。年齢が近かったという事も在ろうし、自分にも落ち度が無かった訳では無いだろう。でも、仕事面のミスに付いてならば仕方無いが、どう考えても理不尽言い掛かりを付けられ、人格を傷付けられる様な事言われた。暴力を振るわれる事こそ無かったものの、執拗に精神面を痛め付けられ、時には血便が出る事も在った。10年どころか、もうウン十年も前の事だけれど、未だに深い恨みが残っている。

虐めた側は忘れても、虐められた側は一生忘れられないのだ。だから、今回のカンニング竹山氏の主張には、強い共感を覚える。今は良い人だろうが、過去の虐めという事実が消える訳では無い。の双子姉妹が行った虐めは余りに悪質で在り、無期限出場停止処分というのも「在り。」だと思う。

と同時に、カンニング竹山氏も危惧している様に、「姉妹への世間の過度なバッシングは許されない。」とも考える。「批判されているから、取り敢えず“形だけの謝罪”をしておけば良いや。」という事ならばどうかと思うけれど、過去に自分達が行って来た虐めを心底反省し、きちんと謝罪したのならば、其れ以上批判するのは好ましく無いから。

・・・と色々書いて来たけれど、自分自身にも反省する所は在る。17年前の記事「ミャンマーの政変で想う事」で書いた様に、小学校時代にミャンマー(当時は「ビルマ」と呼ばれていた。)から遣って来た転校生に、心無い言葉を浴びせた経験が自分にも在るので。数回というレヴェルでは在ったけれど、虐めという事実には変わり無く、若しかしたら彼は其の事を、今も“心の傷”として抱えているかも知れない。


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