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「日本人の98%ビタミンD不足 東京、食生活の変化影響か」(6月5日、共同通信)
「健康な日本人の血液を調べた所、98%がビタミンD不足だった。」との調査結果を、東京慈恵医大等のチームが5日、発表した。特に椎茸等の茸類から取れる植物由来のビタミンDは、殆ど検出されなかった。若い人程不足している傾向が在り、食生活の変化が原因の可能性が在ると見ている。
調査は2019年4月~2020年3月、東京都内で健康診断を受けた成人男女約5,500人に実施。血中ビタミンD濃度を算出した結果、全体の98%が必要とされる値を下回った。検出されたビタミンDの種類を調べると、殆どが動物由来か日光を浴びて作られた物だったと言う。
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「日本人の98%ビタミンD不足。」という事は、「殆どの日本人が、必要とされるビタミンDを摂取出来ていないという事だ。驚きの数字では在るけれど、気になった点も在る。
揚げ足を取る様な感じになってしまうが、今回対象になっているのは“健康な日本人の血液”という事で、「こんなにもビタミンDが不足していても、結果的には健康。」とも言える。「其れなら、心配する事も無いのかなあ。」と思ったりも。
「椎茸等の茸類から取れる植物由来のビタミンDは、殆ど検出されず、若い人程不足している傾向が在る。」というのは少々以外。健康志向は若い人の間でも高まっている様に感じるし、「美容面から、茸を積極的に摂取している若い女性は少なく無い。」とも聞いていたので。(健康面に不安を感じる様になって来た自分は、最近、茸類を積極的に摂取する様にしている。)
因みに“ビタミンDを多く含む食品”としては、「鰯、鰈、秋刀魚、鮭、白子干し、鰤、干し椎茸、木耳等。」と魚や茸類が挙げられ、野菜や穀物、豆、芋類には殆ど含まれていないそうだ。