交流戦真っ只中のプロ野球。対戦チームが変わる度、相手チームに所属する“先輩”の元を挨拶の為訪れる“後輩”の姿が、スポーツ番組等でしばしば報じられている。これは交流戦に限った事では無い。又、先輩及び後輩というのも現役選手だけでは無く、首脳陣も含まれる。縦社会が一般社会以上に確立されているスポーツ界に在って、先輩の元を後輩が挨拶に伺うというのは絶対不可欠な儀礼と言えよう。
先週、ラジオ番組を聞いていた所、遠征先から“偽今岡”ことカープの東出輝裕選手がインタビューを受けていた。不勉強で知らなかったのだが、彼は昨年オフに早稲田大学の学生になったのだそうだ。「現役引退後、母校の敦賀気比高等学校にて野球部の指導者になりたい。」という夢を持っており、教育職員免許状を取得する為の進学。「選手」と「学生」という二足の草鞋を穿き、尚且つ双方できっちり結果を残すのは非常に難しい事だろう。しかし引退後の人生設計に迷走しているOBが少なくない中、彼の様に将来をしっかり見据えつつ、現役選手としても頑張っている者は応援したくなる。是非とも教育職員免許状を取得して貰いたい。
そんな訳で早稲田の学生でも在る東出選手だが、インタビューの中で次の様な話をしていたのが印象的だった。
「早稲田の1年生ですから、試合前に早稲田OBの鳥谷敬選手や田中浩康選手の元へ挨拶に行きましたよ。彼等からは「勘弁して下さいよ。」と言われましたけどね(笑)。」
1980年生まれの東出選手は、高校を卒業した1998年にカープ入りしている。即ち、今季で10年目を迎える選手だ。それに対して1981年生まれの鳥谷選手は今季で5年目、1982年生まれの田中選手は4年目の選手。生まれた年でもプロ年数でも先輩の東出選手が、「早稲田」という括りでは鳥谷選手及び田中選手の後輩に当たるという事で挨拶に向かった訳だが、両選手にしてみれば「生年でもプロ年数でも上の東出選手が、自分の事を先輩と呼ぶのは勘弁して下さい。」と恐縮するのは理解出来る。
「それ本当ですか?」と驚いて聞き返すインタビュアーに、東出選手は「本当ですよ。」と答えていた。実際に挨拶に向かったのは事実としても、東出選手なりの洒落っ気も在ったとは思う。唯、その番組に出演していた青島健太氏が「プロ野球の世界では先輩&後輩という関係は大事だし、大学の後輩という事で東出選手が彼等の元へ挨拶に行ったのは判るなあ。」といった趣旨の発言をしていたのには、少々意外さを感じた。と言うのも、相撲界等と同様にプロ野球界もプロ年数が「先輩&後輩」を分ける“最優先”指標と思っていたからだ。
所謂「体育界系」の人間では無い自分。それだからこそ意外に感じるだけなのかも知れないが、興味を惹かれる遣り取りだった。
先週、ラジオ番組を聞いていた所、遠征先から“偽今岡”ことカープの東出輝裕選手がインタビューを受けていた。不勉強で知らなかったのだが、彼は昨年オフに早稲田大学の学生になったのだそうだ。「現役引退後、母校の敦賀気比高等学校にて野球部の指導者になりたい。」という夢を持っており、教育職員免許状を取得する為の進学。「選手」と「学生」という二足の草鞋を穿き、尚且つ双方できっちり結果を残すのは非常に難しい事だろう。しかし引退後の人生設計に迷走しているOBが少なくない中、彼の様に将来をしっかり見据えつつ、現役選手としても頑張っている者は応援したくなる。是非とも教育職員免許状を取得して貰いたい。
そんな訳で早稲田の学生でも在る東出選手だが、インタビューの中で次の様な話をしていたのが印象的だった。
「早稲田の1年生ですから、試合前に早稲田OBの鳥谷敬選手や田中浩康選手の元へ挨拶に行きましたよ。彼等からは「勘弁して下さいよ。」と言われましたけどね(笑)。」
1980年生まれの東出選手は、高校を卒業した1998年にカープ入りしている。即ち、今季で10年目を迎える選手だ。それに対して1981年生まれの鳥谷選手は今季で5年目、1982年生まれの田中選手は4年目の選手。生まれた年でもプロ年数でも先輩の東出選手が、「早稲田」という括りでは鳥谷選手及び田中選手の後輩に当たるという事で挨拶に向かった訳だが、両選手にしてみれば「生年でもプロ年数でも上の東出選手が、自分の事を先輩と呼ぶのは勘弁して下さい。」と恐縮するのは理解出来る。
「それ本当ですか?」と驚いて聞き返すインタビュアーに、東出選手は「本当ですよ。」と答えていた。実際に挨拶に向かったのは事実としても、東出選手なりの洒落っ気も在ったとは思う。唯、その番組に出演していた青島健太氏が「プロ野球の世界では先輩&後輩という関係は大事だし、大学の後輩という事で東出選手が彼等の元へ挨拶に行ったのは判るなあ。」といった趣旨の発言をしていたのには、少々意外さを感じた。と言うのも、相撲界等と同様にプロ野球界もプロ年数が「先輩&後輩」を分ける“最優先”指標と思っていたからだ。
所謂「体育界系」の人間では無い自分。それだからこそ意外に感じるだけなのかも知れないが、興味を惹かれる遣り取りだった。
「兄さん姉さん」ですよね。
エドはるみが、「今田兄さん」とか
やってますよね。
しかし野球界は年齢重視。
よく例に出てきたのが
先に入った巨人西本が後からの江川を
「江川さん」と
呼んでいるのが好例ですね。
ただ学生という点では
年下でも先に入ったものが「先輩」ですよね。
ただ東出のケースは
結構年齢が離れているのと
野球界の常識もあるので
ユーモア含みになるでしょうね。
しまいに
「鳥谷先輩、ボク学生ですから
メシ奢って下さいよ」
とか言ってたりして・・・
そんな中でも自分が思いつくのが元阪神の源五朗丸。
彼は契約金を丸々手付かずで置いておいて、引退後それを元手にスポーツ店を開店したそうです。賢いなぁ~
プロ野球のOBが事件を起こして逮捕されたというニュースを見聞する度に、何とも遣り切れない思いがします。嘗て彼等のプレーで胸を熱くさせて貰った事と、犯罪を為して捕まってしまった事とのギャップが余りに大きくて・・・。
現役時代から資産運用の話題がしばしば取り上げられていた某江川氏の様なケースは正直白けてしまいますが、逆に引退後の人生設計に無頓着過ぎるのもどうかと。選手個々の自覚も大事ですが、球界全体としても引退後のケアを“或る程度”行って欲しいもの。
先日、元ジャイアンツの條辺剛氏が、埼玉でうどん店を開業したという記事を目にしました。OBの水野雄仁氏の薦めも在って、香川のうどん店で修行を積んだ上での事とか。暖簾は“元上司”の長嶋茂雄氏直筆の物で、「駄目もとで依頼した所『選手達のセカンド・キャリアをバック・アップするのも、我々先輩OBの義務。』と快く受けてくれた。」という條辺氏のコメントが載っていました。
球界の場合、一応年齢が基準ですが田淵と江夏という例外もあったりします。
今年で10年目の松坂世代の内野手ですが偽今岡?
何が似てるかわかりませんが広島では聞きません
将来母校の監督になる為早稲田のネット修学していますが現役の実績にも努力を怠りません
元々進学希望だったらしい東出選手を1位せざるを得なくなったのは
巨人の近大二岡強奪です
広陵時代から苑田チーフと蜜月状態の二岡の面を銭で張った(古い)逆指名
※広陵では裏で3とか
東出の2番は二岡用空けていた背番号なんですよ
話しは逸れましたが東出練習熱心さでは緒方氏と並ぶ位の選手がベクトルを定め動き始めた
それは同期新井の軌道になるはずでしょう
FA宣言の可能性大です
タイトル奪取まで計算づくとは思いませんが
守備率捕殺率の向上には目を見張る成長ぶりです
内海の先輩キムタクと競った東出が3割upすればもしかして巨人も動く?
カープが東出選手を指名した裏に、そんな理由が在ったんですね。確かに二岡選手はカープ入りが確実視されており、それをジャイアンツが横取りした訳ですが、東出選手の背番号の件も含めた裏事情を初めて知りました。
ここずっと見ていても何か心動かされる試合が無かったジャイアンツ戦ですが、昨日の加治前竜一選手の働きにはグッと来ました。初打席でサヨナラホームランは日本プロ野球史上初の出来事とか。若手選手の台頭は嬉しいのですが、結果をそれなりに残していても起用しなくなり、結果的に腐らせてしまうのがジャイアンツの悪しき伝統。東出選手を始めとした他チームの選手獲得よりも、自チームの若手選手育成に注力して欲しいものです。
先輩後輩といえば、大沢親分が以前、
「やっぱり俺は長嶋のことが可愛いよ。立教の後輩だしな。」
と語っているのを聞いた時、あんな風に長嶋さんのことを、(親愛の情を込めて)呼び捨てにできる人って、もう大沢親分くらいかなと思いました。森さんらⅤ9時代のチームメイトは「ミスター」か「チョーさん」と呼んでいるようですし。
同様に、先日雪村いづみさんがテレビに出ているのを久しぶりに見ましたが、もう、美空ひばりさんのことを「お嬢」と呼べるのも彼女くらいかもしれません。
長嶋茂雄氏にとっては立教大学時代の同級生で在る杉浦忠氏があの世に旅立たれて、今年で7年になります。彼も確か「長嶋」と呼んでいましたが、そう呼べる人間は“ドン川上”と“大沢親分”位かもしれませんね。
以前、大村崑氏が高島忠夫氏との電話の遣り取りを雑誌で明かしておられました。「昔の様に“コンちゃん”とか“ボン”って、気軽に呼んでくれる人が少なくなって寂しいね。」と。SMAPの草剛氏も「最近は怒ってくれる人が居なくて寂しい。」といった発言をしていたとか。“上”に行けば行ったで、それと引き換えに失う物も少なくないという事なのでしょうね。