ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

複雑な気持ち

2018年11月04日 | スポーツ関連

昨夜、日本シリーズの第6戦がMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島で行われ、「0対2」でホークスカープに勝利。通算成績を「4勝1敗1引き分け」とし、日本一を決めた。昨年に続く2連覇を達成し、ホークスが日本一に輝いたのは通算で9度目という事になる。ホークスの選手達&ファンの方々、おめでとう!!

 

自分はセ・リーグではジャイアンツとカープ、そしてパ・リーグではホークスを応援している。「基本はジャイアンツ・ファンで、後はカープとホークスを同等に応援している。」という感じだ。だから、今回の日本シリーズでは何方が日本一に成っても嬉しいなのだが、様々な点で複雑な気持ちが在ったりする。

 

一番大きいのは過去に何度か書いている様に「長いレギュラー・シーズンを闘い抜き、リーグ優勝したチーム同士が闘うからこそ、日本シリーズは価値が在る。」という考えが在り、「リーグ優勝を果たせなかったホークスよりも、果たしたカープに日本一になって欲しい。」と思っていたから。

 

又、「セ・リーグであんなにも圧勝したカープが、ホークス相手だと、こんなにも苦戦するのか・・・。」という残念さも、複雑な思いをより増させている。「点数差」だけ見れば接戦続きという感じがするけれど、内容面で言えば、今回の日本シリーズは「ホークスの圧勝。」という感じがしてしまう。

 

「ホークスが打ち勝った。」というのでは無く、「ホークスの守りが凄かった。」という印象を、多くの野球ファンは感じたのではなかろうか。カープの機動力を完全に封じ込めた甲斐拓也選手は見事だったし、抑え森唯斗投手は抜群の安定感が在った。大事な所でエラーが出たカープに対し、ホークスは守備でもそつが無かったから。今季、カープに苦しまされ続けたジャイアンツだが、来季を闘う上で良い参考にしなければいけない。

 

*********************************

「日本一から遠ざかっている年数」

 

カープ:34年間

タイガース:33年間

バファローズ:22年間

ベイスターズ:20年間

スワローズ:17年間

ドラゴンズ:11年間

ライオンズ:10年間

マリーンズ8年間

ジャイアンツ:6年間

ゴールデンイーグルス:5年間

ファイターズ:2年間

ホークス:0年間

*********************************

 

日本プロ野球界に現存するチームで、日本一から最も遠ざかっているのがカープ。最後に日本一となったのが1984年だから、ロシアソ連だった時代だ(此の年、ソ連のユーリ・アンドロポフ書記長が急死している。)。“日本一から最も遠ざかっているチーム”という事からも、カープを日本一にさせて上げたかった。

 

今年を含めた過去10年間(2009年~2018年)、日本一になったチームは「パ・リーグ:8回、セ・リーグ:2回」と、パ・リーグが圧勝している。パ・リーグの8回の内、5回がホークスなのだから、“ホークスの黄金期”と言って良いだろう。

 

其の前の10年間(1999年~2008年)に関して言えば、「パ・リーグ:6回、セ・リーグ:4回」と拮抗しており、直近10年間のセ・リーグの弱さは際立っている。来季以降、セ・リーグの奮起を期待したい。

 

最後に、1つ言いたい事が在る。ホークスの日本一を心から祝福しているが、日本一決定直後の胴上げは、個人的に残念に感じた。工藤公康監督を15回胴上げした後、柳田悠岐選手を(多分)8回、そして森唯斗投手を(多分)3回胴上げしていたが、嬉しい気持ちは理解出来るけれど、流石遣り過ぎだろう。

 

何時の頃からか日本プロ野球界では、複数の人間を、其れも数多く胴上げするのが“普通”になったが、負けたチームの事を考えると「そんなにも大騒ぎするのは、どうなのかなあ?」という思いが在るし、何よりも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、見ている側は冗長さを感じてしまうので。「監督、そして引退する主力選手を数回胴上げする。」というのが、見ている側としてはスッキリするのだが・・・。


コメント    この記事についてブログを書く
« 自分も〇〇には、良い印象が無い | トップ | 「風に恋う」 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。