マナーの悪い奴というのは何時の時代にも居るものだけれど、「本当かよ・・・。」と絶句してしまうレヴェルのマナーの悪さを見聞する機会が、近年は凄く増えた。
例えば買い物に行った際、駐車場の“車を停める場所”にショッピング・カートを置き去りにしているアホが居る。ショッピング・カートを返す場所が、直ぐ傍に在るのにだ。
店内に入れば、林檎を食パンの上にとか、御菓子のコーナーにチーズをといった感じで、全く別の場所の商品を置き去りにしているアホも居る。置き去りにしている場所の高さ等から、子供の行為とは思えない。「元の場所に戻すのが面倒。」という事なのかもしれないが、そういう行為を恥ずかしいと思わないのだろうか?又、“店内用”の買い物籠を持ち帰ってしまう輩も、結構居るらしい。情けない話で在る。
街中を歩いていると、空き缶やペット・ボトルがポイ捨てされているのを良く見掛ける。路上へのポイ捨ても許し難いが、自動販売機の上に置き捨ててあったり、直ぐ傍にごみ箱が在るというのに、柵の上に置き捨ててあったりしているのを目にすると、「頭おかしいんじゃないか?」と思ってしまう。
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「エスカレーター指切断事故 原因の空き瓶捨てた男を書類送検『無意識に捨ててしまった。』」(9月10日、産経新聞)
川崎市高津区のJR武蔵溝ノ口駅で昨年12月、エスカレーターを利用していた同区の女性会社員(56歳)が、捨てられていた空き瓶と手摺りの間に左手を挟まれて指を切断する等した事故で、神奈川県警高津署は10日、廃棄物処理法違反容疑で、ごみを捨てた同市宮前区の事務職員の男(48歳)を書類送検した。容疑を認めていると言う。
送検容疑は、昨年12月21日午前8時25分頃、JR武蔵溝ノ口駅南口のエスカレーターの脇に、ポリ袋と空き瓶1本を捨てたとしている。
同署によると、空き瓶は携帯用ウイスキーの瓶(高さ15cm)で、コンビニエンス・ストアのポリ袋に入れて、エスカレーターの手摺り部分と壁との間の台上に捨てられていた。
女性の指は、エスカレーターの手摺り部分とウイスキーの瓶との間に挟まれた後、瓶が壁側に引っ掛かって固定された状態となり、女性の指だけが移動した為、中指が切断、薬指が骨折してしまったと言う。
同署は女性が重傷を負った結果を重視し、防犯カメラの映像等から男を特定して、立件に踏み切った。男は「無意識に捨ててしまった。」と話していると言う。
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此の事件、一報を耳にした時から「酷い話だ。」という憤りが在った。件の男性に「空き瓶を置き捨てる事で、誰かに怪我をさせてやろう。」といった悪意が在ったとは思わないし、酒に酔った上での行為だったとは思う。でも、高さ15cmも在る空き瓶をエスカレーターの脇に捨てるなんて、“普段から”普通にしていなかったら、そんな事はしないのではないか?「酔っ払っていたから、普段はしない事を無意識の内にしてしまった。」という事は無い気がする。
男性にしてみれば、「捨てた空き瓶で、まさか他者を大怪我させてしまうとは・・・。」という思いが在るかもしれない。「風が吹けば、桶屋が儲かる。」という諺が在るけれど、此れの悪いケースとも言えるが、「自分さえ良ければ、他者への迷惑なんか知ったこっちゃ無い。」という不心得者が増えているだけに、今回の結果がそういった連中への戒めになって欲しい。そして、被害者には正当な損害賠償がされる事を強く望む。
雨の時、気になることがあります。傘の持ち方です。立てて持つべきなのに、横にして傘を持ってるバカがいます。
そやつの後ろを歩くと、傘の先で胸か腹を突きそうになります。周りに人がいることが見えてないわけですね。
「利根川水系の8つのダムの水量が大幅に減少した為、関東の1都5県では昨日から、10%の取水制限に踏み切った。」との報道がされていました。取水制限は11年振りとの事ですが、「今夏はあんなにスコールの様な雨が降ったのに、渇水なのかあ・・・。」と意外な気が。
傘を横にして持った上、更に大きく振って歩いているアホも結構居ますよね。大人は未だしも、身長の低い子供の場合は非常に危険。此れは、歩き煙草でも同じ事が言えますが。
常識在る行動を心掛けている人も少なく無い中、逆に常識の欠片も感じられない様な言動をする輩も増えている。世の中、色んな面で両極端になって着ている様に感じます。
先日数年ぶりで欧州渡航、ウィーンでその手のおじさん(ドイツ語喋っていた)みかけて懐かしくなりました(苦笑)。手で食ってその指を他のディップに…。アハハ、おじさんがいた方向の食べ物は取りませんでした。
以前、回転寿司でレーンを流れる寿司をチョコチョコ手で突っ突いている幼児、そして其れを見て見ぬ振りをしている母親を目にし、流石に注意しました。「済みません。」と表面的には謝ったものの、子供への注意は御座成り。「幼児は未だしも、良い歳をした大人が、注意されないと判らないのか?」と呆れ返りました。
「ホテルのビュッフェで、其の場で食べるおじさん。」というのも、其れに近いですね。自分さえ良ければ、他者の事なんか知ったこっちゃない。其の手の人が一定数居るのは仕方無いにしても、多くなって欲しくは無いものです。
思わず眉を顰めてしまう様な常識外の行動、其れが病気による物で在るならば、「仕方ないな。」と。唯、付添いの方が居て、明らかに見て見ぬ振りをしていたなら、其の付添いの方は問題でしょうが。
又、文化の違いというケースも在るかとは思うのですが、郷に入れば郷に従えで、余りにも常識外な行動は注意されて止む無し。
要は状況を総合的に鑑みて、「此れは酷過ぎる。」と少なからずの人間が判断する事は注意されて仕方無いし、注意された側も逆切れする様なみっともない真似はすべきではないと考えます。