ジャイアンツが、開幕2連勝を果たした。「プロ野球順位予想(2016年)」で記した様に、今季のジャイアンツは大苦戦必至で、「3位に滑り込めれば御の字。」と思っていた。なので、(昨季のリーグ・チャンピオンで在るスワローズ相手の)開幕3連戦は、「(ジャイアンツが)3連敗を食らわなければ良いが・・・。」と悲観的な思いしか無かった。其れだけにジャイアンツの開幕2連勝は意外だったし、「良かった。」と頬が緩んでしまう。
未だ2試合を終えただけでどうこう言うのは気が早いけれど、ジャイアンツの打撃陣は昨季に比べると、可成り期待出来そうだ。「打率:.290」及び「本塁打:3本」は共に12球団トップ(3月26日現在)という事だが、兎に角、“積極的に打ちに行く姿勢”が全ての打者から感じられる。其れが結果的に、好調な打撃を生み出しているのではないか?
9年前の「内田打撃コーチが首ですか・・・」や2年前の「場当たり的な補強は駄目」等、打撃コーチとしての内田順三氏の能力の高さを、当ブログでは何度も指摘して来た。(1970年にヤクルトスワローズに入団し、1982年にカープで現役を引退して以降、カープとジャイアンツで“途切れる事無く”打撃に関するコーチを続けて来た事からも、其の能力の高さが判るだろう。)だから、2年前に彼が2軍打撃コーチとしてジャイアンツに復帰した事は非常に嬉しかったし、ジャイアンツ・ファンで在る村長様も大歓迎の意を表されていた。
そんな彼が今季から1軍の打撃コーチに就任した事で、「ジャイアンツの打撃陣は、良い方向に向かうだろう。」とは思っていたけれど、選手達に見られる“積極的に打ちに行く姿勢”も、内田マジックの効果だと思う。
今季のジャイアンツ、心配なのは投手陣。開幕2戦に関しては先発投手が頑張ったけれど、如何せん先発投手の陣容に不安が残る。又、OP戦を見る限り、リリーフ陣も不安大で、特に昨季打たれる場面が何度か在った山口鉄也投手の不調が際立っていた。昨日の試合、彼は確りと抑えたけれど、代わりに昨季活躍した戸根千明投手が大不調。名伯楽の尾花高夫氏が、今季から1軍の投手コーチに就任したので、何とかしてくれると期待はしているが・・・。
1試合1試合に一喜一憂するのが野球ファンの常だが、特にジャイアンツ・ファンは其の傾向が強いと思われる。自分も例外では無く、取り敢えずは開幕2連勝に浮かれている状態だ。
巨人は開幕前、ごたごたありましたが、昨年の覇者ヤクルト相手に2連勝。けっこうな滑り出しですね。高橋新監督もホッとしてるでしょう。
わが阪神タイガースも新監督でして、金本阪神、中日相手に1勝1敗。でも、高山、横田という若手.が活躍し、新外国人のヘイグが仕事してるのがうれしいです。
高橋由伸監督は今季のスローガンとして「一新」を掲げていますが、タイガースもチームとして「一新」という方向に向かっていますね。新しい芽が出て来るというのは、ファンとして非常に楽しみな事。中堅&ヴェテランも彼等に刺激を受け、チーム力が更なるパワーアップをすれば、今季のタイガースは優勝に最も近いチームになる事でしょう。
酒がうまい。なんて言っていられるのも今の内かも。吉伸監督には、勝って兜の緒を締めよ、ですね。
今日の表のヒーローはギャレット選手でしょうが、陰のヒーローは坂本でしょうね。二安打とも得点に結びついてましたから。
昨年のレギュラー・シーズン、そして其れ以降のシーズンオフでは、不快さを覚える出来事が多かったジャイアンツ・ファンとしては、今回の3連戦は久し振りの“清涼剤”となりました。
OP戦では高橋監督が目指す野球というのが今一つ判らなかったのですが、此の3連戦で「奇を衒わない、実にオーソドックスな野球。」という感じが在り、どっしりと腰を据えたスタイルに、安心感を覚えたりも。
現時点では、ジャイアンツにとって最後の日本一となった2012年。強いジャイアンツをけん引したのは、最多安打賞を分け合った坂本&長野両選手の活躍でした。そして、彼等が共に低迷した昨季、ジャイアンツは不振に喘いだ。今季、両選手が復活を感じさせる活躍を見せてくれており、非常に嬉しいです。