本日行われた「ジャイアンツvs.スワローズ戦」は、「1対2」で勝利したスワローズにマジック・ナンバー「3」が点灯した。近年稀に見る大混戦だったセ・リーグも、此れで「スワローズの優勝が確定した。」と言っても良いだろう。
今季の順位予想では、セ・リーグの3位に予想したジャイアンツ。「Bクラス入りも在り得る。」と思っていたので、優勝争いに加われただけで目っけ物では在るのだけれど、其れにしても今日のジャイアンツは「大事な場面で、投手が失点する。」、「送りバントが決められない。」、「打撃陣は、此処一番で打てない。」等々、“今季のジャイアンツの駄目さ加減を集約した様な試合”だった。
ジャイアンツの先発は菅野智之投手だったが、今季の彼は“エース”という呼称を返上すべき為体。今日の試合を終えた時点で防御率は「1.91」とリーグ2位、勝利数も二桁を達成している投手には厳しい評価かもしれないが、今季は「一瞬の気の緩みから失点し、大事な試合を落とす。」事が目立った(今日の試合でも、相手投手に打たれ、先取点を奪われた。)し、何よりも「10勝11敗」と負け星が上回っている様では、とてもエースとは言えない。
味方が余りにも点数が取れなかった(チーム打率:.242)というのは同情するけれど、同様にチーム打率が低いタイガース(.247)の藤浪晋太郎投手は「13勝6敗」、カープ(.247)の前田健太投手は「14勝8敗」と大きく勝ち越しているのだ。同僚のマイルズ・マイコラス投手も「12勝3敗」しているのだし、「味方が打てないから、自分は勝てないのだ。」という言い訳は出来ない。「どんな状況でも踏ん張って、最後には必ず勝つ。」というのがエースの条件。厳しいかもしれないが、「今季の菅野投手はエースに非ず!」と言いたい。
ヤクルトは打者ばかりが注目を浴びてますが、私は石川投手をMVP候補に挙げます。なーんて、もうヤクルトが優勝したかのようなコメント失礼!
スワローズ・ファンにとっては見応えの在る、そしてジャイアンツ・ファンにとってはフラストレーションが溜まるだけの試合でしたね。
「相手チームに先取点を与えない。」、「投手に打たれない。」、「送りバントをきっちり決める。」、「打撃時、ボール球に手を出さない。」、「ちんたら走りをしない。」等、ジャイアンツの選手達は“当たり前の事”が全く出来ていなかった。スワローズの選手達が確り出来ていただけに、ジャイアンツの駄目さ加減が際立った。
スワローズの優勝は、100%確定と言って良いでしょう。勝率等を考えると、今季はレヴェルの低い優勝争いだったと思いますが、そんな中でもスワローズは投打共に頑張った。天晴れだと思います。