ジャイアンツの岡本和真選手が、一昨日&昨日の試合で合計5安打を放った。一昨日の最終打席から昨日の1打席目&2打席目と、連続3打席ホームランを打ち、此処最近の不振が噓の様な打撃。
岡本選手に関しては「好不調の波が激し過ぎる。」、「打率が低い(.259[6月12日の試合終了時点。以降、特記無い場合は、全て同条件。])」といった不満も在るが、「通算ホームラン数は19本(村上宗隆選手と並び、リーグ1位。)、通算打点は57打点(リーグ単独トップ。)。」というのは見事。何や彼や言っても、彼が打ち捲ってくれないと、ジャイアンツが勝ち続けるのは難しい。
「岡本選手の打撃が復活した大きな理由に、坂本勇人選手の復帰が在る。」と思っている。「5月9日の対スワローズ戦で、1塁走者として出塁していた坂本選手は、キャッチャーからの牽制球に頭から帰塁。其の際、右手親指の末節骨を骨折し、ずっと治療を続けていた。」が、一昨日の試合から約1ヶ月振りに1軍の試合に復帰した。
坂本選手が故障して以降、復帰迄にジャイアンツは合計「25試合」を闘っている。全25試合でジャイアンツが上げた総得点は「88点」で、1試合当たりに直すと「3.52点/試合」という事に。此の平均得点が高いか低いかは微妙な所だが、試合を見続けていた者の立場からすると「得点機に、中々得点出来なかった。」という印象が在る。「点が取れそうなのに取れない儘、ずるずると終盤に到り、リリーフ陣が打ち込まれた結果、勝てる試合を勝てなかった。」という感じだ。「そんな状況でも『9勝11敗5引き分け』と、大きく負け越さなかったのはラッキーだった。」とも言える。
で、復帰した坂本選手は2試合で3安打を放ち、故障の影響を感じさせなかった。彼が戻ったジャイアンツは2試合で「16点」を上げ、1試合平均は「8点/試合」。たった2試合だけでどうこうは言えないけれど、坂本選手不在時の「3.52点/試合」の約2.27倍の得点力となる。其の御蔭で、ジャイアンツは2連勝。
此の2試合を見ていて感じたのは、ジャイアンツの打撃陣が生き生きとしていた事。好投手に上手く攻められ続けていたというのは在ろうけれど、「其れ以前の試合では何の選手も、“どっしり構えた打撃”が出来ていなかった。」様に見受けられた。でも、坂本選手が復帰すると、良い意味で“力の抜けた打撃”が出来ている様に思われ、特に其れは岡本選手に顕著。「“大黒柱”たる坂本選手が復帰した。」事で、チームにリラックス効果が生まれた様に感じる。(本来は岡本選手“も”、そういう存在になって欲しいが。)
野手の大黒柱が坂本選手ならば、投手の其れは菅野智之投手。今季の彼はピリッとせず、其の事が投手陣の不振に結び付いている様な気が。彼が復調すれば、ジャイアンツの状態は大きく改善され様が・・・。
故障組の梶谷、丸が復調したら阪神に追いつく可能性もありますね。問題は中継ぎかなー原監督最近、無茶させてるからねー😭ジャイアンツ愛はあるかもしれないけど自軍の選手にもっと愛情注いで欲しい。
坂本選手が張本勲氏の最多安打記録を抜くのは、非常に高そうですね。出来ればイチロー選手の“日米”通算最多安打記録「4,367本」を抜いて欲しいです。
彼の様な素晴らしい選手が、外れ1位で獲得出来た事は、ジャイアンツにとって僥倖だったと改めて思います。
原監督の今季の采配、継投策で特に「どうなのかなあ?」という思いが在ります。其れでも今の順位に留まっているのですから、「良く遣っている。」と言えるのかも知れませんが・・・。
今後とも、何卒宜しく御願い致します。
残念だったのは、五輪メンバーに岡本選手が漏れたことです。
タイガースの佐藤輝明選手もそうですが、岡本和真選手の“落選”も意外でした。唯、「好不調の波が激しく、以前の“世界大会”でも結果が残せなかった。」という理由が在る様で、そう言われてしまうと「仕方無いかなあ。」という思いも。
今季、怪我人続出で、挙句の果てにスモーク選手の電撃退団に見舞われたジャイアンツ。タイガースが強いのは喜ばしい事だけれど、独走状態になってしまうのは、ペナント・レース的に面白く無い。「岡本選手が落選したのは、結果的にジャイアンツの闘い方とっては良かった。」と前向きに考えています。(でも、本当にオリンピックは開催するのか?個人的には、開催決定前より反対のスタンス(「インフラ整備等の点から、開催国は先進国以外で開催すべき。」というのが持論なので。)でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染者数が未だに下げ止まらない中、何の為に開催するのか?が非常に疑問です。)