ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ペット販売

2011年07月23日 | 動物関連

先日、早朝に家庭ゴミを捨てに行った所、集積場横の立木からポロリと何かが落ちた。「?」と思って見たら、其れクワガタムシ一寸した林に行けばクワガタムシやカブトムシを目に出来るのかもしれないが、此の住宅街でクワガタムシを見たのは20数年振りだったので、思わずじっと佇み乍ら、感動に浸ってしまった。

 

クワガタムシと言えば矢張り先日、街中の“ゲーセン”の店頭に「虫篭に入ったクワガタムシを、クレーン掴み取る。」というUFOキャッチャーが置かれていた。10数年前、大阪に遊びに行った際、「生きた伊勢海老を、クレーンで掴み取る。」というUFOキャッチャーを目にした時には、「生き物をクレーンで掴み取るというのは・・・。」と驚くやら不快に思うやらしたものだが、今回は「未だこういうのが在るんだ。」と残念な気持ちが。子供は喜ぶのだろうけれど、生き物をこういった形で使用するのは、個人的にどうも好きになれない。

 

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「<ペット販売規制>ネット取引、対面義務化 午後8時以降の店頭展示禁止 環境省が方針」(7月21日、毎日新聞

 

環境省は20日、ペットのインターネット販売に付いて、業者と飼い主に現物確認や対面での説明を義務付け、ネットのみの取引を禁止する方針を固めた。又、ペットに与えるストレスを考慮し、午後8時以降に販売目的で店頭展示する事も禁止する。環境省は、来年の通常国会此れ等の項目を盛り込んだ動物愛護管理法改正案の成立を目指す。改正案は、此の日の中央環境審議会小委員会で議論された。

 

環境省の調査では、ペットの購入先としてネットを含む通信販売やネット・オークション挙げた人は近年、5~7%に上る。委員会では「飼い主がペットと一度も対面せずに販売する方法は、ペットの特性が伝わらず問題。」と指摘。感染症拡大等の問題を回避する視点からも、現物確認と対面説明を求めた。

 

又ネットを含むオークション業者は同法に基づく動物取扱業と明確に位置付け、市場の透明性確保を図る。更に遺伝性疾患等に対応する個体識別による追跡を可能にするよう求めた。高齢の犬や猫等を世話する「老犬・老猫ホーム」も動物取扱業者と位置付け、規制対象とする。一方、大都市を中心に深夜にペットを売る店舗が増加。「ペットへのストレスを考えると規制が必要。」として、午後8時以降は展示を禁止すべきだと判断した。

 

此の他、成長後に吠えたり噛んだりする問題行動を防ぐ為、生まれてから一定期間に達しないペットを親から離して販売する事も禁止する。禁止期間に付いて、国内の業界は45日間を主張しているが、海外では56日間の事例も在るとして意見が分かれ、結論は先送りされた。母体への影響を懸念し、出産回数に制限を設ける事でも一致したが、具体的な回数は今後協議する。

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野放し状態の改善を」等、ペットを巡る許し難い現状に付いて、過去に何度か記事にして来た。だから細かい部分の更なる検討は必要と思うが、原則的には今回の環境省の方針に賛成だ。

 

実際に需要が在るからこそ、インターネット等によるペットの通信販売は存在しているのだろうけれど、個人的には「好ましくない。」と考えている。「ペットをどうしても飼いたいのだけれど、買いに行く時間が無い。」等の理由が在るのかもしれないが(そんなに時間が無いのならば、きちんと世話する時間が在るのだろうか?)、自分自身で徹底的に“相手”の特性をチェックした上で、「此の子ならば、一生飼い続けられる。」と判断したら購入するという形がベター「余りにも簡単に買う(乃至は飼う)事が出来てしまうから、ペットを捨てたりするのも簡単に決断出来てしまうのではないか?」という気がするから。勿論、ペット・ショップで買った人間の中にも、ペットを要らなくなった玩具如くいとも簡単に捨ててしまうアホが居るのだから、「ペットの通信販売=全て悪い」という事にはならないのだけれど。


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