幼少期を過ごした名古屋。この地を離れてからウン十年、ずっと訪れる機会が無かったのだけれど、郷愁に誘われて再訪したのは10年程前の事。駅前はかなり変わっていたが、住んでいた町は昔と余り変わっていなかったのが嬉しかった。唯、幼き頃に歩いた道がやけに狭く感じたり、良く遊んでいた公園の囲いが凄く低く感じたりと、「えー、こんな感じだっけ?」と感じる事が数々。「『当時の自分の身体の大きさ』と『今の自分のそれ』は全く違う訳で、その事によって見えていた(乃至は見えている)物が違った感じに受け止められる。」という事だが、こういう経験は少なからずの人がしていると思う。
「見え方」だけでは無く、「感じ方」も同様。昔は非常に感動した物でも、年を経てから同じ物に触れた際に「余り感動を覚えなかった。」なんて事は在る。31年前に感銘を受けたドラマ「熱い嵐」は、それ以降見る機会が全く無く、ずっと見たいと思っていた作品。先日、念願叶って再放送を見る事が出来たのだが、昔感じた程の感動が無かった。加齢によって感性が変わってしまったというのも在るだろうが、番組自体に“手が加えられて”いた感じも。何しろ31年前に見た作品なので断言は出来ないけれど、カットされた場面が結構在ったのではないだろうか?高橋是清首相とその家族との関係が、もっと深く描かれていた様に思うし。
又、本放送の際にやたらと用いられていた挿入歌が、今回の放送ではカットされていたのが非常に残念。「男の心の片側に 一生消えない母が居る♪」というサビのこの歌が、自分は大好きだったので。それで今回、この歌に付いて調べてみた。このサビの部分は明確に覚えているのだけれど、その他の歌詞やタイトル、そして歌っていた歌手等は覚えていなかったのだが、やっとの事で見付けた諸情報を見てビックリ。「あゝ放浪」(曲)というタイトルのこの歌は、自分が大好きな歌手・都はるみさんが歌っていたのを初めて知ったから。そして「作詞をしたのは天才・阿久悠氏らしい。」といのも、今回初めて知った事。道理で名曲な訳だ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
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「上場廃止 JAL呪われたロゴマーク」(2月22日付け日刊ゲンダイ)
遂に20日で上場廃止になるJAL。マーケット関係者の間では「やっぱり、あのロゴマークは不吉だった。」と話題になっている。
「JALのロゴは、『A』の部分が向こう傷の様に見える。しかも、パックリ開いた傷口から、今にも赤い血が流れ出す様なデザインです。社名を真ん中でバッサリぶった切るロゴなんて他では見た事が無い。まるで破綻を予言していた様な不吉さを感じます。実際、このロゴを採用したJASとの統合期以降、JALの経営はガタガタになってしまった。」(投資銀行ディレクター)。
験を担ぐ金融関係者らしい意見だが、このデザインは、勿論刀傷では無く、「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」を図案化した物。アメリカの大手デザイン会社「ランドー・アソシエイツ」が手掛けた。JALのHPには、ロゴマークの説明がこう在る。
<ダイナミックに空に向かって上昇して行くアーク(円弧)は“輝ける太陽”をモチーフにし、御客様に感じて戴く喜びの高揚感と、JALグループの空への想いの強さを意味しています。>
<レッド=日本の象徴・強い情感、シルバー=プロフェッショナルとしての責任と誇りで在る安全性・革新性・品質感、ブラック=信頼性・普遍性を其れ其れ表しています。>
説明されれば「成る程ね~。」と思うが、見ただけでは判らない。其処が問題なのだ。
「ロゴマーク変更には数億円のコストが掛る。」(航空業界関係者)というから、公的支援を受ける現状では難しいかもしれないが、新生JALをアピールする為にも、この機会に不吉なロゴマークを一新してはどうか。
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【JALのロゴマーク】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d4/4407fbf60c7d1fbfce14a39e5c8c7ca0.jpg)
「JALが駄目になったのは、あの不吉なロゴマークが原因ではないか?」、そういった意見はしばしば見聞する。新聞の一般読者投稿欄でも、そういった意見を目にした事が在るし。世の中、上手く行かない事柄に関しては、「これが上手く行かない原因では?」と“疫病神捜しをするのは珍しい事では無い。JALが好調だったならば、このロゴマークだって「斬新で良い!」と言われていたかもしれないし。
この件で思い出すのは、我が愛するジャイアンツのマスコット「ジャビット」の事。3代目マスコットとして1992年に登場したジャビットだが、当初は「可愛い。」等と評判は決して悪くなかった。しかし当時のジャイアンツは大補強を繰り返すも、それが結果として反映されなかった時代。ジャイアンツ・ファンの間には「何故勝てないのだ?」というフラストレーションが蓄積し、「マスコットとなったジャビットが疫病神では?」との声が上がったりもした。それを受けてか、2005年には「ジャイアンツが新マスコットを検討している。」なんてニュースも在ったし。
結果的にジャイアンツは新マスコット導入に踏み切らなかったのだが、「ジャビットが疫病神扱いされるのは気の毒だなあ。」という思いが在ったので嬉しい思いが自分には在った。当たり前の話だけれど、プレーをするのは選手達で在り、ジャビットでは無いのだから。それから時間は掛ったけれど、チームの体質改善を図った事で、ジャイアンツは強さを取り戻す事に。疫病神扱いされたジャビットは、今も東京ドーム等で元気に跳ね返っている。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
JAL再建にとって最重要課題はその体質改善で在り、「不吉だから。」とロゴマークを変える事では無い。幾らロゴマークを変えた所で、“肝心な中身”が駄目なままならば“本体”は腐り続けるだけだから。
「見え方」だけでは無く、「感じ方」も同様。昔は非常に感動した物でも、年を経てから同じ物に触れた際に「余り感動を覚えなかった。」なんて事は在る。31年前に感銘を受けたドラマ「熱い嵐」は、それ以降見る機会が全く無く、ずっと見たいと思っていた作品。先日、念願叶って再放送を見る事が出来たのだが、昔感じた程の感動が無かった。加齢によって感性が変わってしまったというのも在るだろうが、番組自体に“手が加えられて”いた感じも。何しろ31年前に見た作品なので断言は出来ないけれど、カットされた場面が結構在ったのではないだろうか?高橋是清首相とその家族との関係が、もっと深く描かれていた様に思うし。
又、本放送の際にやたらと用いられていた挿入歌が、今回の放送ではカットされていたのが非常に残念。「男の心の片側に 一生消えない母が居る♪」というサビのこの歌が、自分は大好きだったので。それで今回、この歌に付いて調べてみた。このサビの部分は明確に覚えているのだけれど、その他の歌詞やタイトル、そして歌っていた歌手等は覚えていなかったのだが、やっとの事で見付けた諸情報を見てビックリ。「あゝ放浪」(曲)というタイトルのこの歌は、自分が大好きな歌手・都はるみさんが歌っていたのを初めて知ったから。そして「作詞をしたのは天才・阿久悠氏らしい。」といのも、今回初めて知った事。道理で名曲な訳だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
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「上場廃止 JAL呪われたロゴマーク」(2月22日付け日刊ゲンダイ)
遂に20日で上場廃止になるJAL。マーケット関係者の間では「やっぱり、あのロゴマークは不吉だった。」と話題になっている。
「JALのロゴは、『A』の部分が向こう傷の様に見える。しかも、パックリ開いた傷口から、今にも赤い血が流れ出す様なデザインです。社名を真ん中でバッサリぶった切るロゴなんて他では見た事が無い。まるで破綻を予言していた様な不吉さを感じます。実際、このロゴを採用したJASとの統合期以降、JALの経営はガタガタになってしまった。」(投資銀行ディレクター)。
験を担ぐ金融関係者らしい意見だが、このデザインは、勿論刀傷では無く、「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」を図案化した物。アメリカの大手デザイン会社「ランドー・アソシエイツ」が手掛けた。JALのHPには、ロゴマークの説明がこう在る。
<ダイナミックに空に向かって上昇して行くアーク(円弧)は“輝ける太陽”をモチーフにし、御客様に感じて戴く喜びの高揚感と、JALグループの空への想いの強さを意味しています。>
<レッド=日本の象徴・強い情感、シルバー=プロフェッショナルとしての責任と誇りで在る安全性・革新性・品質感、ブラック=信頼性・普遍性を其れ其れ表しています。>
説明されれば「成る程ね~。」と思うが、見ただけでは判らない。其処が問題なのだ。
「ロゴマーク変更には数億円のコストが掛る。」(航空業界関係者)というから、公的支援を受ける現状では難しいかもしれないが、新生JALをアピールする為にも、この機会に不吉なロゴマークを一新してはどうか。
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【JALのロゴマーク】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d4/4407fbf60c7d1fbfce14a39e5c8c7ca0.jpg)
「JALが駄目になったのは、あの不吉なロゴマークが原因ではないか?」、そういった意見はしばしば見聞する。新聞の一般読者投稿欄でも、そういった意見を目にした事が在るし。世の中、上手く行かない事柄に関しては、「これが上手く行かない原因では?」と“疫病神捜しをするのは珍しい事では無い。JALが好調だったならば、このロゴマークだって「斬新で良い!」と言われていたかもしれないし。
この件で思い出すのは、我が愛するジャイアンツのマスコット「ジャビット」の事。3代目マスコットとして1992年に登場したジャビットだが、当初は「可愛い。」等と評判は決して悪くなかった。しかし当時のジャイアンツは大補強を繰り返すも、それが結果として反映されなかった時代。ジャイアンツ・ファンの間には「何故勝てないのだ?」というフラストレーションが蓄積し、「マスコットとなったジャビットが疫病神では?」との声が上がったりもした。それを受けてか、2005年には「ジャイアンツが新マスコットを検討している。」なんてニュースも在ったし。
結果的にジャイアンツは新マスコット導入に踏み切らなかったのだが、「ジャビットが疫病神扱いされるのは気の毒だなあ。」という思いが在ったので嬉しい思いが自分には在った。当たり前の話だけれど、プレーをするのは選手達で在り、ジャビットでは無いのだから。それから時間は掛ったけれど、チームの体質改善を図った事で、ジャイアンツは強さを取り戻す事に。疫病神扱いされたジャビットは、今も東京ドーム等で元気に跳ね返っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
JAL再建にとって最重要課題はその体質改善で在り、「不吉だから。」とロゴマークを変える事では無い。幾らロゴマークを変えた所で、“肝心な中身”が駄目なままならば“本体”は腐り続けるだけだから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuma_wel.gif)
(Gファンでないので、あくまで推測です)
ただキャラが決まったとき、
「勝負事にウサギさんはちょっとどうかな」
と思ったのと、
「かといって巨人は人間だから、
それをマスコットにはしにくいし」
というのがあり
なかなか考えるのも大変だな、と思いました。
ジャビット、取り敢えずジャイアンツ・ファンの中では定着した感が。あのマスコットが発表された当初は、「駆けっこで兎は、結局亀に負けてしまった。初っ端に猛ダッシュしても、最後は息切れをしてしまった訳で、そんな動物をマスコットにして大丈夫なの?」という声も在りましたね。
ジャビットは未だしも、発表当初から「こりゃあ絶対に定着しないだろ。」とジャイアンツ・ファンからも異論が集まった五木ひろし氏歌う応援歌「ファインプレーを君と一緒に~GO!GO!ジャイアンツ~」。案の定と言うべきか、やはり定着したとは言い難い。「若いジャイアンツ・ファンをもっと増やしたい。」と当時のフロントは言っていたと思うのですが、それにしては「何故に五木ひろし??」という疑問が。
知人の会社では会議に使用する書類を作成する際、その中身どうこうよりも、「てにをは」やら「書類の見た目」ばかりを最優先している様な所がどのセクションでも在るとか。読み手への配慮をするのは重要だけれど、上っ面ばかりを最優先するというこの手の形式主義的な風潮、自分なんぞはウンザリしてしまいます。
自分が好きだったロゴは、一般的には「ダサいイメージ」が在ったかもしれないけれど、イトーヨーカドーの昔の「ハトのマーク」。何かホンワカしていて好きでした。