今年の1月、雫石鉄也様が「24年たっても」という記事を書いておられた。未曽有の大震災「阪神・淡路大震災」が発生したのは1995年1月17日の事で、今年で24年が経過した。当時から干支は二回りし、彼の年に生まれた赤ん坊も、24歳の大人となった。
そんなにも長い年月が過ぎ去り、非居住者からすると「完全に復興した。」と思っている(で在ろう)被災地も、「24年たっても」を読ませて貰うと、大震災の傷跡が未だ残っていたりするのだ。
24年前の「阪神・淡路大震災」ですら、未だに傷跡を残しているのだから、8年前の今日、即ち「2011年3月11日」に発生した「東日本大震災」の場合、未だ傷跡だらけという感じだろう。
東日本大震災が発生する前は、携帯電話の電源を切って就寝していた。でも、大震災以降、電源を入れっ放しにしている。緊急地震速報を受診する為だ。
緊急地震速報が鳴る度、又、鳴らなくても余震が発生する度、肝を冷やす日々が1年近く続いたろうか。今はそんな事が無くなり、大震災の記憶が薄れて来ている人も増えている様に感じる。
「天災は、忘れた頃に遣って来る。」という戒めを、改めて心に刻み込みたい。