ベイスターズの中畑清監督が今日、チームの成績不振を理由に辞意を表明した。一時は優勝の可能性も見えていたが、後半戦に入って大失速したベイスターズ。其の事を考えれば辞任も止む無しだが、チームの観客動員数は増えていたし、続投要請もされていたので、「最終的には続投するだろう。」と思っていたので、辞意表明は意外だった。
現在の所、セ・リーグではタイガースの和田豊監督、ベイスターズの中畑清監督、パ・リーグではバファローズの森脇浩司前監督(8月31日付けで既に退任。)、ゴールデンイーグルスの大久保博元監督の退任が(事実上も含めて)決まっている。和田監督と中畑監督の後任は未定だが、森脇前監督の後には福良淳一監督代行が、そし大久保監督の後には梨田昌孝氏(「オーナーがスタメン決定や選手起用等、ベンチ・ワークに迄事細かく介入して来るチームの監督を、良くも受けたなあ。」と思ってしまうが。)が決定。
他にも成績次第では、マリーンズの伊東勤監督の交代も囁かれているが、個人的には「ジャイアンツの原辰徳監督も、今季限りで退任する。」と思っている。8年前の記事「14代ジャイアンツ監督にはあの人が・・・」では、ジャイアンツOBで無い掛布雅之氏をポスト原として熱望したが、タイガースとの関係が改善された今となっては、彼のジャイアンツ監督就任は100%無くなったと言って良いだろう。
そうなると一番監督になって欲しいのは松井秀喜氏だが、どうも本人に未だ其の気が無い様。「桑田真澄氏も無さそうだし、誰が次のジャイアンツ監督になるんだろう?」と思っていたら、「江川卓氏が最有力。」なんていう報道が。
“次のジャイアンツの監督”という話題になると、ジャイアンツOBでは必ず名前が上がる江川氏。でも、個人的に言えば、中畑清氏と並んで「勘弁してくれー!」と言いたくなる人物で在る。江川氏と言えば“理論派”と言われるが、彼の解説を聞いている限り、とてもそうとは思えない。「結果論でああだこうだ言う。」点では田淵幸一氏と双璧で、又、「人と敢えて違う事を言えば、『流石!』と言われるに違い無い。』と思ってコメントしている節が彼には在る。そういう所が見えてしまうから、同じ結果論で物を言っていても、田淵氏の様な憎めない部分が感じられない。
理論派として彼を監督に起用するのだったら、恐らくチームは良い方向に向かわないだろう。江川氏を起用する位ならば、原監督留任の方が増しだと思う。