ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

薄汚さも極まれり

2017年09月18日 | 政治関連

カープが、リーグ優勝を決めた。チームにとって通算8度目のリーグ優勝は、昨年に続く連覇でも在る。カープが連覇したのは、37年振りの事とか。

 

思えば、1980年代のカープは本当に強かった。でも、1998年以降に関して言えば、2015年にカープがAクラス入りしたのは、2013年&2014年に共に3位になった2度だけで、残りはBクラスという状況。2000年代のカープ・ファンがタイム・スリップして現代に現れ、連覇を知ったならば、「アンビリーヴァブル!」と叫ぶ事だろう。

 

セ・リーグではジャイアンツの次に応援しているチームなので、今回の連覇は嬉しい。CSに勝ち抜き、是非とも33年振りの日本一を達成して欲しい。カープの選手達、そしてカープ・ファンの方々、本当におめでとう!!!

 

スポーツ界で心浮き立つニュースが在った一方で、政界には何とも胡散臭い話が出て来ている。「安倍晋三首相が28日召集臨時国会冒頭で、衆院解散総選挙に踏み切るのではないか。」と言うのだ。

 

此れに行われて来た衆院解散&総選挙の中には、行う大義名分の無い物は珍しく無かったけれど、今回程、大義名分の欠片も感じられない事は無い。「『森友学園問題』や『加計学園問題』等、安倍首相に関係する疑惑を此れ以上追及されたくない。下落傾向が続いていた内閣支持率も上昇に転じえ来たし、民進党は内部がごたごたしている等、野党纏まれていない今、衆院解散&総選挙に打って出れば、自民党議席数はそうは減らないだろう。」という“邪心”が安倍首相に在るのは、手に取る様に判る。

 

安倍首相は3ヶ月前、「(『森友学園問題』や『加計学園問題』等」様々な問題に対し、丁寧に説明して行きたい。」等と、然も反省した様な事を言っていたが、自分は全く信じていなかった。「前回首相を務めた際、『御友達許りで周りを固める。』事に批判が集まり、其の事も大きな要因となって首相を辞めざるを得なくなったというのに、返り咲いた後も相変わらず『御友達許りで周りを固める。』という反省の無さ。」は病的なレヴェルに在るからだ。「批判されると、向きになって批判された事を押し通す。」という安倍首相の幼稚も加わり、「反省なんかする訳が無い。」と思っていたが、案の定、以降も丁寧な説明どころか、問題の誤魔化し終始。問題のを握る人物達を悉く“隠し”、谷査恵子さんや佐川宣寿氏といった追及阻止に“貢献”した人物達を“栄転”させる悪質さ。

 

御友達では無い大臣だと、問題を起こしたら首を切るのに、御友達の稲田朋美防衛相の場合は何度も何度も問題を起こしても、首を切ろうとはしなかった。」事等、「美しい国」だ「日本を守る!」だと声高に叫んだ所で、安倍首相の中に在るのが「自分を馬鹿にして来た連中を見返したい。』という思いから、『祖父で在る岸信介元首相が果たせなかった改憲を成し遂げ、一日でも長く首相の座に留まる事等で歴史に名を刻む事で、馬鹿にして来た連中を見返してやる!』という粘着さ。」と、「身内や御友達を徹底的に守り、国民なんか知った事では無い。」という事だけなのは、もう明らかではないか?

 

衆院解散&総選挙で、自民党の“表向きの議席数”は減るだろう。でも、そうなった所で、安倍首相は「負けた。」なんて全く思わない「自民党からの“命”令を“乞う”政“党”」と化した公明党(乞う命党)は議席数をキープするだろうし、実質的に自民党の1派閥で在る日本維新の会及び“小池新党”は選挙後に手を組むのは確実で、そうなると自民党の“実質的な議席数”は増えるだろうから。そういう計算が立っているからこそ、衆院解散&総選挙に打って出様としているのだと、自分は考えている。

 

安倍首相の事をずっと以前から「歴代首相の中で最悪の人物。」と捉えてはいたが、此のタイミングで本当に衆院解散&総選挙に打って出るのだとしたら、理由は“保身の思い”しか無く、「薄汚さも極まれり。」で在る。


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4 コメント

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Unknown (悠々遊)
2017-09-19 17:53:08
簡単にコロリと騙される有権者がいるから、こういうことが出来るんですね。
同じ失政があっても自民にやさしく、野党に厳しいダブルスタンダードが、有権者の中にありますから。
真に日本という国を愛するなら、政治家に対し冷静・公平でなくちゃ。
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>悠々遊様 (giants-55)
2017-09-19 18:36:09
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「熱し易く、冷め易い。」というのが日本人の国民性ですが、其れに加えて「ダブル・スタンダード」というのも、我が国の国民性の1つになって来ている様に感じています。

偶然ですけれども、今日の記事「理解不能」も、そんなダブル・スタンダードに対して疑義を呈した内容。「駄目。」と判断した事ならば、対象が仮に好ましく思っている人物や組織で在っても、同じ事をすれば「駄目。」と言わなければおかしい。「好きだから何でも許し、嫌いだから何でも許さない。」というのでは、何の説得力も持ち得ない。
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解散権は制限すべし (Kei)
2017-09-20 22:34:17
いつも疑問に思ってるのですが、「首相が、自分の独断で好きな時に勝手に解散出来る」という制度、これ絶対おかしいと思います。
原則的には、よほどの不測の事態がない限り、衆議院は4年の任期を全うすべきでしょう。アメリカなど、基本的に議会解散はありませんし、大統領にも解散の権限はありません。
ところが日本では、4年の任期を全うした事の方が少ないでしょう。その度に、数百億円の選挙費用がかかります。膨大な借金を抱えているのだから無駄な費用は極力抑えるべきなのに。
解散と言うのは、政権が行き詰まって、国会で内閣不信任決議が成立した時に、その対抗手段としての場合(憲法第69条に規程)、あるいは政府が、国の行くべき道を変えるほどの重要な決断をした時(例えば消費税の大幅アップにより高福祉高負担国家を目指す等)に、その信を国民に問う場合、などに限定すべきだと思います。
今回のように、今なら選挙で勝てるとか、疑惑隠しの為だとか、そんな自分の都合に合わせて解散するなんて、もっての外です。解散権の乱用以外の何者でもありません。

大義名分のない解散には、一定の歯止めをかけるべきではないでしょうか。現にイギリスでは2011年に法改正が行われ、下院を解散するには、下院の3分の2以上の多数の賛成を得る必要があるとされました。首相の独断だけでは解散出来ないのです。
まあそういった法改正は、今の自民党はやる気がないでしょうね。困ったもんです。
ちなみに調べてみたら、戦後の日本国憲法下で、任期を満了して解散したのは、1976年の三木内閣の時、たった1回!だけなのだそうです(2009年の麻生内閣の時はあと18日で満了寸前に解散)。あまりの少なさに、唖然としますね。
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>Kei様 (giants-55)
2017-09-21 02:00:10
書き込み有難う御座いました。

先日の朝日新聞の記事によると、戦後、国会冒頭で解散した例は、過去に3回在るそうです。「1966年、佐藤栄作首相の下での所謂『黒い霧解散』。」、「1986年、中曽根康弘首相の下での所謂『死んだ振り解散』。」、そして「1996年、橋本龍太郎首相の下での解散。」で、全て西暦の最後が「6」なんですね。

で、此の3回共、与党・自民党が勝利。薄汚い魂胆に加え、過去の“成功例”が、安倍首相を国会冒頭での解散に駆り立てたのでしょう。

「今回、所信表明すらも行わない。」なんて話も在ります。本当にそうなったら、前代未聞の出来事。国会を余りに軽視していると思うし、あんなにも「丁寧に説明する。」と大見得を切った癖に、新内閣では実質的に説明する機会すら無かったのですから、「どうせ国民は馬鹿許りだから、何をした所で自民党に票を入れる。」と思っているのでしょう。

「首相による解散権の行使」、自分も何等かの歯止めが必要だと思っています。「無駄とも思える出費も、民主主義には必要な事が在る。」とは言うけれど、自らの薄汚い欲望を満たすだけに解散&総選挙を行い、莫大な血税を溝に捨てるのは、絶対に許せない。
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