ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

更に進化!?

2023年06月13日 | 時事ネタ関連

3年前の記事「興味は在るけれど、“別物”は“別物”」では、“AI(人工知能)が作り上げた美空ひばりさんの映像”に付いて取り上げた。「美空さん本人の歌声や歌い方、話し声の特徴をAIで分析して、“新しい映像”を作り上げた。」のだ。

同じ3年前の記事「参りました!」では、“AIで作成した手塚治虫氏の漫画”に付いて取り上げた。此の“新作”は、「AIが手塚氏の過去の作品を分析し、彼の世界観や登場人物像を学習。新たなシナリオキャラクターの顔デザインを生成した物を、人間のクリエーター陣が肉付けして完成させた物。」だった。

そして、今年の記事「ズバリ聞きます!(70)」では、“Chat GPT(チャットジーピーティー)の問題点”を取り上げた。何れもAIの高い可能性と同時に、覚えた違和感を記した内容だが、昨日、“AIの創造性”に関するニュースが報じられた。

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「手塚治虫『ブラック・ジャック』の新作をAIで制作・・・200話以上構造分析・データ化」(6月12日、読売新聞

漫画家・手塚治虫(1928年~1989年)の代表作「ブラック・ジャック」の「新作」が、人工知能(AI)技術を使って制作される。12日、栗原聡慶応義塾大学教授や、手塚の長男で手塚プロダクション取締役手塚眞さん等が参加する「TEZUKA2023」プロジェクト・チームが発表した。

栗原教授等のチームは、2020年にもAI技術による手塚新作「ぱいどん」を発表したが、AIの役割はキャラクター原案粗筋留まり、実際の漫画化は人間の手による部分が大きかった。今回は200話以上在る「ブラック・ジャック」を構造分析してデータ化。最近のテキスト画像生成AIの急速な進化を取り入れ、より高いレヴェルで「AIと人間の共創」の可能性を検証する。

新作は今秋、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に掲載される予定。
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前回の「ぱいどん」と比べると、今回の“新作”はAIが関わる部分が拡大している。そういう意味では「更に進化した。」と言えるのかも知れないが、個人的には「手塚氏の新作は、手塚氏自身が生み出した物だけ。」と考えており、「飽く迄も“別物”として期待したいし、読みたい。」と思っている


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