ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ズバリ聞きます!(14)

2006年10月28日 | 「ズバリ聞きます!」
今年の日本シリーズファイターズの日本一で幕を下ろした訳だが、振り返ってみれば4年連続でパ・リーグのチームが日本一になった事になる。今年を含めた過去10年の日本一は、「セ・リーグ 5回、パ・リーグ 5回」のイーブンだが、過去5年に関して言えばセ・リーグ 1回、パ・リーグ 4回とパ・リーグが圧倒している。特に勝敗数で言えば、今年と去年はパ・リーグの圧勝という結果に。

真剣勝負という意味では比較にならないのだろうが、オールスターゲームの勝敗を見てみると、今年を含めた過去5年ではセ・リーグの6勝3敗1引き分けという逆の結果が出ており、又、今年と昨年に関して言えばセ・リーグが4連勝している。

団体戦ではセ・リーグに、そして一つのチームとしてはパ・リーグにが在るという訳ではなかろうが、興味深い”捩れ現象”では在る。

話を日本シリーズに戻すが、「何故近年はパ・リーグばかりが日本一になっているのだろうか?」という疑問が湧いて来た。V9時代のジャイアンツ上田利治監督時代のブレーブス赤ヘル旋風時代のカープ広岡達朗森祇晶両監督時代のライオンズID野球時代のスワローズ等、特定のチームが突出して強い状況ならば、そのチームが日本一を繰り返すのは理解出来るのだが、今年を含めた過去4年間で日本一になったパ・リーグのチームは「ホークス→ライオンズ→マリーンズ→ファイターズ」と全て異なっている。或る意味パ・リーグは戦国時代に在るといえ、一つのチームが突出して強いという訳では無いと思う。

DH制の有無というのも、セ・パの違いとして挙げられるが、でも日本シリーズでは主催チーム毎にDH制が在ったり無かったりしているのだから、それをパ・リーグ優勢の要因とするのは無理が在るだろう。

プレーオフ制度の有無を挙げ、「日本シリーズ開幕直前迄緊張感を伴った試合を続けられるパ・リーグが有利。」とする意見も昨年迄は見られたが、今季のセ・リーグはドラゴンズタイガースがギリギリ迄白熱する試合を繰り広げていたのだから、プレーオフ制度の有無を要因に挙げるのもやや説得力を欠く気が。

「では、一体何が違うのだろうか?」と考えると、これはあくまでも感覚的なものだが、チーム作りの考え方が根本的に違っている。様な気がする。セ・リーグにもカープの様な独自の育成プランを持ったチームは在るが、概してパ・リーグに比べると育成意識が薄いのでないだろうか。FA権を行使してセ・リーグやメジャー・リーグに移籍する選手はパ・リーグの選手が多い気がする。表現が適切では無いかもしれないが、抜けて行く選手が多い分、何とか自チームの中で体系立てて選手を育成しなければという思いがパ・リーグの各チームには強いだろうし、中堅以上の選手が抜けて行く事で結果的にチームが活性化されて、若い力が次々と芽生えて行くのではないかと。

逆にセ・リーグの場合はジャイアンツがその最たる例だが、育成よりも或る程度出来上がった選手を余所から持って来るケースが目立ち、それが結果的には短期決戦で爆発的なプラス・アルファを生み出す若い力を減じせしめているのかなという気も。

そこで皆様にズバリ聞きます。近年、パ・リーグのチームばかりが日本一になっている理由は何だと思われますか?何等かの裏付けが在る御意見、又は自分の様に感覚的な御意見、どんな形のものでもウエルカムで在る。

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16 コメント

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危機意識の差でしょう。 (やま)
2006-10-28 15:17:09
10年ほど前からパリーグの一部では、大リーグ的なトレーナーを導入したりという話も聞きますが、慢性的なファン離れから対策として大リーグ的な魅せる野球にシフトした結果だと思います。日本シリーズを観ていて感じたのは応援のスタイルがJリーグ的になったなぁという事ですね。ビール片手にのんびり観戦という雰囲気ではなさそうです。



というわけで、ファンの温度差を要因に挙げさせてもらいます。
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>やま様 (giants-55)
2006-10-28 16:00:28
書き込み有難うございました。



こちらのブログ(http://964.jp/Z477)でも書かれております様に、パ・リーグの方がメジャー的システムを積極的に取り入れている感じは在りますね。新規参入したゴールデンイーグルスも、「野球場=テーマパーク」といったコンセプトで立ち上げましたし、ファンと一緒に楽しみながら盛り上げて行こうという思いが強いのでしょう。



皆で楽しみながら応援というのは良いのですが、個人的には「応援する行為がメインになってしまって、肝心のプレイをしっかり見て楽しむというのが疎かになってしまっている」様な気もして寂しく思ったりも。
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Unknown (Sango-Q)
2006-10-28 17:17:38
パ・リーグの方が強いので、そこで勝ち抜いたチームはとても強い。

では答えになっていませんね・・・。



要因はたくさんあると思います。

ひとつは年俸の差。

セ・リーグは「腐っても巨人戦」のおかげで? まだ全国中継があるためか、年俸が高い。

特に巨人は高すぎます。



「ハングリー精神」の差、と言っては古すぎるでしょうか。

(セ・リーグにも不当に低いのではという球団はありますが)



もうひとつは、giants-55さんとほぼ同じ意見なのですが、(これも特に巨人)自前の若手選手の育成の差ではないでしょうか。



他にも色々な要因がありそうです。

他の方の書き込みを楽しみにしています(^^)
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要因 (りさ・ふぇるなんです)
2006-10-28 18:21:15
流石は中日さんで、去年の阪神みたいな無様な戦いぶりではなかったにしろ、「何も出来ないうちにズルズル」と言う感は去年のロッテ対阪神と似たような空気がありました。

言い訳になるのであまり言いたくはないのですが、やはりプレーオフが一因であると思います。

まず、阪神と中日の後半戦のデッドヒートですが、確かに阪神は驚異的な追い上げをしましたが、直接対決においてあれ程の負け越しを喫しているので、お世辞にも「競った」とは言い難いです。

中日は直接対決で負け越してもカード中1勝もすれば逃げ切れたわけで、その優位性はゲーム最上だったと思われます。

対する日ハムはあの斉藤和己とのギリギリの勝負を乗り越えてきたわけで、言えば「高地訓練したマラソンランナー」と「平地しか走った事のないマラソンランナー」くらいの差があったと思われます。

あと、普通に考えて、プレーオフを勝ち上がったチームはチーム力が「現在最強」のチームが勝ちあがるわけで、一年を通してトータル最強のチームと比べると、短期決戦では明らかに「現在最強」チームが強いのはあたり前かと思われます。(実際逃げ切ったとは言え、9月以降、中日のチーム力は明らかに落ちていました)



それと、過去三回のプレーオフで優勝チームの前に立ち塞がったホークスの存在も欠かせないでしょう。やはりホークスは強いですから。



あ、それと恐縮ですが>上田利治監督時代のバファローズ<の表記を>ブレーブス<に替えていただけるとありがたいです。

流れでは現在バファローズですが、当時上田ブレーブスと西本バファローズは相容れないライバルでしたから(^^;)



それにしても第5戦の全てを背負ってマウンドに立った川上投手は阪神ファンから見ても震えるほどカッコよかった・・と言うことを書き添えておきます。
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来年こそ中日が・・・ (toshi16)
2006-10-28 19:06:38
個人的な考えを言うならば、日本一のチームがたまたま、パ・リーグに在籍していただけの話で、パ・リーグが強い訳でも、その逆でもないんだと思います。



ただし、プレーオフのメリットも否定できません。

ですから、りさ・ふぇるなんですさんの考えに僕は近いと思います。



プレーオフを勝ち上がったチームはチーム力が「現在最強」であり、一年を通してトータル最強のチームと比べると、短期決戦では明らかに「現在最強」チームが強いのは、やっぱりあたり前かもしれません。



その意味において、現在の日本シリーズは以前より高いレベルにあるのかもしれませんね。





それに、潜在能力ナンバー1のホークスの存在を忘れてはならないでしょう。

このチームに勝つことが出来なければ、日本シリーズに出場できないパ・リーグを勝ちあがったチームは、弱い訳がないのですから。







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横浜ファンからも一つ (南方)
2006-10-28 20:27:19
交流戦におけるセとパは、2年連続でほとんど五分という結果でした(いずれもパが1勝上回る)。

つまり、両リーグに実力の差そのものはないと言えるわけで、日本シリーズの結果については、やはりパにあってセにないものに原因を求めるのが適当でしょう。

そうなると皆様がご指摘の通り、プレーオフはやはり大きいのかと思われます。

プレーオフは負けたら終わり、サヨナラ打を打たれたホークス斉藤投手がマウンドから立ち上がれなくなるような過酷なものです。その光景を見て、勝った側のチームが「彼らの犠牲を無駄にしてはならない」と3球団分、6球団分を背負って戦うことにより、チームとしての力を超えた、一種超人的な活躍を誘発する原動力となっている気がします。



気楽な方の理由も考えてみました。

一般にパの各球団のファンは、自分の応援チームと同じくらい「パ・リーグ全体」のファンであると言われます。

ひるがえってセはというと、巨人―阪神を始め因縁と言われるカードが数多く、各球団のファン同士も基本的に仲が良くないとされます。

つまり、極端に言えば、日本シリーズではパのチーム側に「パ6球団+セ5球団」が常に応援として回る形になるため、セ側はよほどの強い気持ちがなければその圧倒的な差で負けてしまうのではないかと思います。
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過去4年間の日本シリーズをもとに、考えてみた・・・ (ハニスポ)
2006-10-28 20:27:31
・日本一になれないチーム

まず、パ・リーグが連覇している過去4年間の日本シリーズの対戦カードを見てみましょう。

2003年 ホークス   4-3 タイガース

2004年 ライオンズ  4-3 ドラゴンズ

2005年 マリーンズ  4-3 タイガース

2006年 ファイターズ 4-3 ドラゴンズ

セ・リーグからはタイガースとドラゴンズの2チームが交互に出場しています。

ともに、生涯通じて日本一になった事がない御方と関わりのあるチームですので、「”バンビーノ”(ベーブ・ルースの愛称)の呪い」のため(?)に86年間世界一になれなかったレッドソックスの様に、ある御方の呪いのおかげでタイガースとドラゴンズが日本シリーズで勝てないだけではないのでしょうか?



という冗談はさておき、「チーム作り」や「プレーオフ制度」の観点から、解答してみます。



・チーム作り

確かに、管理人様が述べています様に、パ・リーグでは”育成”、セ・リーグでは”既製品頼り”である感じがします。

パ・リーグの優勝チームが異なるのも、ある年に若手が台頭してきてリーグ優勝&日本一になれても、他球団に研究されたり若さが裏目に出たりして連覇を逃したり(例:今年のマリーンズ)、ホークスの様に主力の移籍で開いた穴を若手育成で何とか埋めようと四苦八苦しながらシーズンを戦ったものの、プレーオフで力尽きたりしたと考えれば、合点が行きます。

一方セ・リーグでは、ベイスターズやカープが人材育成によるチーム作りを進めている(進めざるを得ない)一方で、ジャイアンツは言うまでもなく、青木外野手が台頭してきたスワローズでも今年、木田、高津、石井一久のベテラン3投手やラロッカという”既製品”に手を出していました。

タイガースでは金本外野手を始めとするベテラン頼みで、その間に伸びた若手は江草投手や鳥谷内野手、リン外野手ぐらいで、二軍には一軍での出番に飢えた若手が山ほどいます。

ドラゴンズでは若手がつけ入るポジションがライトぐらいで、立浪内野手の不振で空いたサードも森野内野手の台頭で埋まってしまいました。それでも、今年の日本シリーズでもわかるように、落合監督は若い投手(中田投手、石井投手、鈴木投手の2年目トリオや朝倉投手、中里投手)にマウンドを任せていて(シリーズで出番がなかったものの)シーズン中は新井(弟)内野手や藤井外野手、果ては高卒ルーキーの平田外野手にもチャンスを与えていましたから、「若い力を減じせしめている」事はなかったと思います。

ただ、ドラゴンズに日本シリーズでの劣勢ムードをひっくり返す”ニューパワー”が準備されていなかったのは事実ではありますが・・・。



・プレーオフ制度

確かに、管理人様が述べています様に、プレーオフを勝ったチームが日本シリーズ直前まで緊迫感を保っていられるという利点は、今年のセ・リーグの「ドラゴンズとタイガースの終盤でのデットヒート」(ついでに言うと、去年も独走していたタイガースが2位のドラゴンズに一時1ゲーム差まで迫られる事態がありました)の前では説得力に欠けます。

ただ、管理人様の説で欠けている要素があります。

まず1つは、これはりさ・ふぇるなんです様の説に近いと思うのですが、プレーオフを勝ち残ったパの優勝チームに生まれた緊迫感からは「妙なテンションの高ぶり」が生み出され、今年のドラゴンズの「タイガースの終盤でのデットヒート」で生まれた緊迫感では神経を擦り減らす事はあっても、「妙なテンションの高ぶり」を生み出す事はなかったと思います。

(下手すると、りさ・ふぇるなんです様の述べている様に、ドラゴンズがタイガースに迫られても、それは絶対安全のスリルでしかなかく、パの優勝チームほどの緊迫感も生まれなかったのかもしれません)。

もう1つは、プレーオフ自体ではなく、プレーオフに至るまでのシーズンの戦いに緊迫感があると思えるのです。

ここ数年のセ・リーグは「首位を行くチーム」、「首位を追うチーム」、「その他大勢の4チーム」の2強4弱のシーズンが続き、「首位を行くチーム」は「首位を追うチーム」の状態やゲーム差だけを気にすれば良いだけで、それ程緊迫感はなかったと思えるのです。

一方プレーオフ制が敷かれたパ・リーグでは、Bクラスの3チームが首位と大きく離れても、プレーオフ出場権のある3位とのゲーム差が少なかったら3位目指して血眼になって戦えて、更にその渦に上位2チームをも巻き込む事で、そこに緊迫感とが生まれると思えるのです。

こうして、セの優勝チームとパの優勝チームとの間に、精神的な差が生まれたのではないのでしょうか?

と、ここまで推論を書き連ねてきましたが、2003年にはプレーオフがなかったし、2004年にはプレーオフを勝ち抜いたライオンズとドラゴンズが互角に戦っていましたので、私の推論は説得力に欠けます。



ここまで無駄に長文にしてしまいましたが

「(呪いか何かの所為で)タイガースやドラゴンズが日本シリーズで勝てないだけ」

をFinalAnswerにしてよかですか?

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>Sango-Q様、りさ・ふぇるなんです様、toshi16様、南方様&ハニスポ様 (giants-55)
2006-10-28 22:31:27
書き込み有難うございました。



皆様方の御意見、非常に興味深く拝読させて戴きました。野球を愛しておられる事が、行間からひしひしと伝わって来て嬉しかったです。



此処迄の御意見では、「プレーオフ制度が大きく起因しているのではないだろうか。」というのが主流を占めている様ですね。個人的には「今年はギリギリ迄ドラゴンズとタイガースがデッドヒートを続けていたのだから、プレーオフ制度で勝ち抜いて来たパ・リーグの覇者と同条件。」という思いが在ったのですが、「プレーオフに到る迄の緊張感の持続、即ちBクラスに在ったとしても、Aクラスに入りさえすれば優勝の可能性が在るという事で、Bクラスが確定する迄(現状)4~6位のチームも必死でぶつかって来た為、パ・リーグ全てのチームが最後の最後迄息を抜けなかった。」、「プレーオフという短期決戦を勝ち抜いたチームは、少なくとも短期決戦というフィールドに在ってパ・リーグで最強という事になり、長期的な決戦を勝ち抜いたセ・リーグのチームとは、同じ短期決戦で在る日本シリーズというフィールドでは優っていた。」等、なるほどと思わせる御意見でした。



そしてセ・パのファンの違いというのも、「それも在るのかなあ。」と感じました。全部が全部という訳では勿論在りませんが、概してパ・リーグのチームのファンは、パ・リーグ内の試合で相手チームを「倒せ!」と口にしていても、いざ対セ・リーグのチームとパ・リーグのチーム(これは選抜チームで在っても単独チームで在ってもですが。)が闘う場合には、「セ・リーグのチーム何するものぞ!」と一致団結する所は在りそうですね。対してセ・リーグのファンは、そういった面で纏まりに欠ける所が在る気がします。



>Sango-Q様

ジャイアンツが最たる例ですが、足りない戦力は余所から金銭を積んで引っ張ってくれば良いという頭が在りましたので、引っ張って来た選手の年俸は必要以上に高値になりましたし、結果的に自チームの選手もバランスを取る意味で年俸を必要以上に上げるといった悪循環を生み出しました。これは一部のチームを除いて、余所から選手を引っ張って来る事の多いセ・リーグでは顕著で、逆に金銭バトルには加わらない(経営難から加われないという面も在るのですが。)パ・リーグとの差なのでしょう。



もうこういった他人様の戦力を当てにするのでは無く、自前の戦力を高めて行く方向にセ・リーグのチームは変わる時期に入ったのではないでしょうか。小笠原選手やら黒田投手やらの名前が挙がっていますが、「どうしてもそのチームに移籍したい。」という本人の意思が在るならば仕方ないのですが、少なくとも金銭バトルになる事だけは避けるべき。特にパ・リーグがここ数年盛り上がりを見せている要因の一つに、何処のチームが優勝してもおかしくないという”戦国状態”が在ると思っていますので、セ・リーグで長らく優勝していないカープには何とか来季は頑張って貰いたい。その為にも、黒田投手にはカープに残って活躍して欲しいです。



>りさ・ふぇるなんです様

先ずは誤記を御詫び申し上げます。頭の中では「ブレーブス」ときちんと認識していてそう書くつもりが、誤って「バファローズ」と記してしまいました。他のチームに関してはそのチームのオフィシャル・サイトをリンクし、「ブレーブス」に関してはバファローズのオフィシャル・サイトでは無く、Wikipediaのブレーブスの項目をリンクしていたというのに。本当に申し訳在りませんでした。早速訂正させて戴きますね。



ドラゴンズとタイガース、改めて両チームの対戦成績を確認した所「ドラゴンズの14勝7敗」とダブル・スコアだったんですね。もっと競っている気がしていたので、これは意外でした。そうなると、少なくとも最後の直接対決では、実際のゲーム差よりは緊迫感が若干薄かったという御説も否定出来ないですね。



ドラゴンズの選手達も一生懸命頑張っていたとは思うのですが、マウンド上の川上投手は孤立無援といった悲壮感が漂っている気がして、見ていてとても気の毒でした。あの負けん気の強さはエースとして必須条件ですし、今回の悔しさを必ずや来季以降に活かせる投手だと信じています。



>toshi16様

ホークスの存在は間違いなく大きいでしょうね。「あのチームに勝ったのだから、うちのチームが日本シリーズで負ける筈は無い。」という自信を与えるでしょうし、何よりも南方様も触れておられる様に「2年も悲運に泣いたホークスの無念さを晴らす意味でも、自分達がパ・リーグの代表として日本一にならなければ!」という思いも生み出したでしょうし。



>南方様

上でも書きました様に、セ・パのファンの気質の違いというのは着眼点が面白いなあと感じました。確かにそういった違いは在る様に感じます。例え試合に於いてはいがみ合っていたとしても、パ・リーグという危うい基盤を何とか守り抜く為には、いざという時は強固な迄に結束するパ・リーグのファンと、全部が全部とは言わない迄も、そういった危機感に乏しいセ・リーグのファンとでは、リーグの代表チームを応援しよう!という心持ちに微妙な差異を生じせしめているのは在るかと思います。



>ハニスポ様

一寸話が逸れてしまうのですが、今日「スワローズが秋季キャンプのメンバーを、経営面の問題から昨年より大幅に減らす。」という報道が為されていましたね。経営面の問題ならば致し方無いのかもしれませんが、”既製品”にそれなりの年俸を払うのならば、自前戦力育成にその分を廻せば良いのに・・・と思ってしまいました。悪しき前例を作ったジャイアンツのファンとしてこんな事を言うのはとてもおこがましいのですが、スワローズというチームが自前戦力を育て上げるという面で、それなりに機能していたチームだと感じていましたので、余計に今日のニュースは残念でなりませんでした。



セ・リーグで優勝を争ったドラゴンズとタイガース。余所から選手を獲って来るという面は在るにせよ、だからと言ってドラゴンズもタイガースも自前戦力の育成を怠っていたとは思わないです。ドラゴンズに関してはハニスポ様が書かれておられますが、タイガースにしても廻りから散々批判されながらも鳥谷選手を一人前の選手に仕上げた岡田監督の功績は高いと考えています。



唯、これもハニスポ様が御指摘されているのですが、ここ数年パ・リーグの優勝チームに生み出されて来た程の、”強烈な”ニュー・パワーが少なかった(小さかった)というのは自分も同感です。



ここ4年間、セ・リーグで優勝を競って来たのは”実質的に”ドラゴンズとタイガースだけと言っても良いでしょう。「2強4弱」と言わない迄も、「2強1普通3弱」といった感じかと。上で書きました様に、ここ数年のパ・リーグが大盛り上がりしている要因に、何処のチームが優勝してもおかしくない「戦国時代」というのが間違いなく在るでしょうね。考え方は色々でしょうが、こういった状態ってとても健全なのではないでしょうか。個人的な思いを言えばジャイアンツに優勝して貰いたいですが(笑)、優勝からかなり離れているカープを筆頭に、(ドラゴンズ&タイガース以外の)他の4チームが常に優勝に絡む様なセ・リーグで在って欲しいです。その意味では、来季からセ・リーグで導入される「ポストシーズン・ゲーム」(http://964.jp/Z47b)がどういった方向にセ・リーグを導いて行くのか興味が在ります。
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趣旨とはちょっと異なるかも (破壊王子)
2006-10-29 02:27:42
日本一から一夜明けた27日、同日付の産経新聞の1面のトップ(12版)は高田流「GM術」でした。



GM制をとるチームが初めて日本一になったことは特筆すべきである、と。





少しずつプロのフロントマンが生まれつつある印象は、パ・リーグの方が目立つように見えます。



それが短期決戦の結果に直結するというわけではないですが。



むしろ、



新庄が、



「これからはパ・リーグです!」



と言ったのだから、そうなってしまったのではないか?



これできまり!



(メビウスに真夏竜氏が出る件、おゝとりゲン役で確定みたいです。つまり、真紅の若獅子が登場するという…。ますます目が離せません!)



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>破壊王子様 (giants-55)
2006-10-29 05:09:25
書き込み有難うございました。



上でも紹介させて貰ったのですが(http://964.jp/Z47d)、フロントと現場の職域を明確に分けたファイターズ流(=メジャー流)が成果を出したというのは嬉しいです。ジャイアンツを始めとして、概してフロントは親会社の天下り先となっていて、結果が残せなければ又別の人間を親会社から引っ張ってくれば良いという発想のチームが少なくないですからね。



ジャイアンツOBが評価されるというのは嬉しい反面、そのOBがジャイアンツという組織に現在在籍していない人ばかりというのは寂しい事です。
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