銀幕大帝α

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処刑山 -デッド・スノウ-

2010年07月08日 23時16分20秒 | 洋画ホラー
DEAD SNOW/07年/ノルウェー/91分/劇場公開
監督:トミー・ウィルコラ
出演:ヴェガール・ホール、ラッシー・ヴァルダル、ヤップ・ベック・ラウセン

<ストーリー>
雪山に眠る財宝を見つけた医学生たちが、ゾンビとなって蘇ったナチス兵団のえじきになる。
<感想>
白雪の国ノルウェーから届いたホラー。
ノルウェー・ホラーと聞けば真っ先に思い出すのが、スラッシャー・ホラーの秀作FRITT VILTシリーズ(『コールドプレイ』『ザ・コールデスト』)がありますが、本作は愉快・痛快・爽快なゾンビ・ホラーとなっています。

白銀の世界を真っ赤に染めるという点では同じですが、真面目にホラーを描いたFRITT VILTシリーズに対して、こちらはかなりコメディ寄りになっています。

またこれがチョコチョコと笑わせてくれるんだ。

例えばスノーモービル(マシンガン装備!!)のケツにゾンビが摑まっているんだが、運転手はそれに気付いていない。
さぁ、どうなる??
と思いきや・・・。

私は場面が終わってからも3分位思い出し笑いしちゃったよ。

後、ゾンビと戦うのが馬鹿丸出しの医学生たちってのもコメディ度を引き上げています。
医者を目指しているくせに血が苦手だとか、ボットン便所でヤッた後にクソまみれになる女とか。
こんな頼りなき者達でゾンビと対等に戦えるのかよ、って不安になるけれど、人間ってのは絶体絶命に直面すると意外にもバカは馬鹿なりの力を発揮するもんなんだなって。

あれだけ血を見てアワアワしていた男が、最後の方では全身が臓物と血でグチョグチョになっているんだもん、すげぇや(笑)。
そんな完全にプッツンして前しか見ていない者に、背後からふと声を掛けたらどうなるかって?
そりゃあ、良い方向に転ぶ訳ないわな~。

ゾンビの腸でぶら下がりなんて前菜代わり、顔面破壊&四肢ひっこ抜きがメインディナー。
グロとコメディがぶつかり合う中、デザートに出されるのはワクワク感。

↑相手は少人数だ!まとめてぶっ殺してやるぜ!!

と意気込んだものの、首領の「よみがえれ~」の一言で戦意喪失。

ふ・・・増えたがな・・・。
(テンション上がるわ~)

果たしてボンクラ医学生に未来はあるのか!?
ないやろね~。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
10/07/08DVD鑑賞
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関連作:
『処刑山 -デッド・スノウ-(2007)』
『処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014)』
コメント (14)
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