銀幕大帝α

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忍たま乱太郎

2011年12月22日 19時46分41秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
11年/日本/100分/アドベンチャー・コメディ/劇場公開
監督:三池崇史
原作:尼子騒兵衛

出演:加藤清史郎、林遼威、木村風太、平幹二朗、寺島進、山本耕史、古田新太、杏、中村玉緒、柄本明、石橋蓮司、山本裕典、竹中直人、中村獅童、檀れい、谷原章介、鹿賀丈史、松方弘樹

<ストーリー>
エリート忍者を目指して忍術学園に入学した乱太郎は、個性豊かな仲間たちと楽しい学園生活を送っていた。そんなある日、「四年は組」の斉藤タカ丸の家に刺客が現れ…。
<感想>
三池監督、悪ノリし過ぎ!

何も犬のうんこまでそんなリアルに作らなくても^^;

笑えるコメディと寒いコメディがこれでもかと入ってます。

何故か食堂のおばちゃん役の古田新太が、土井先生をしゃもじでおもいっきり引っ叩くシーンは爆笑しちゃった。
「お残しは許しませんえ」
と本気で殴る様が本気のコントみたくで噴き出しちゃいました。

後もちょこちょこ笑える所はあったけれど、ちょっとコメディ詰め過ぎ。
しかも下らないものから下品なものまで幅広いから、正直疲れたよ。

ハイテクとローテクな演出の使い分けは良いんじゃないっすかね。
例えば序盤での学園長登場シーンは爆風で忍たまたちが吹き飛ばされるんだけれど、「おほっ」て思わせる上手いCGの使い方をしている。
対して、終盤にある山道での競争は、本人はその場で駆け足、背景のセットがグルグル回っているだけで「何で今の時代に」て思わせる安っぽさを出していて微笑ましい。

本作の一番の見所は豪華な共演者たちでしょう。
よくまぁこれだけの大物俳優を集められたなって。
しかも皆が、元の姿が分からない位にメイク施されているし。
鹿賀丈史なんて気持ち悪過ぎる(笑)。
谷原章介に至っては覆面していて、声で何とか分かる程度。
でも突然、前振りも無く背景画をぶち破って登場してくるのはかなり美味しい。

変なメイクだらけの登場人物ばかりだけど、よくよく見たら結構アニメのキャラにそっくりなんだよね。
三池監督はこの辺には凄く拘るよなぁ。

まぁ何だかんだ言いつつも、原作愛に包まれた作品にはなっていますよ。
アニメが好きな方とかは楽しめるんじゃないでしょうかね。

それ以外の人は、有る程度覚悟して観た方がいいかもしんない。
ほんま、ばっかばかしい作品ですから(笑)。

オフィシャル・サイト

評価:★★☆
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フライ・オブ・ザ・デッド

2011年12月22日 18時57分54秒 | 洋画ホラー
PROWL/10年/米/85分/ゾンビ・ホラー/劇場未公開
監督:パトリック・シヴェルセン
出演:コートニー・ホープ、ルタ・ゲドミンタス、サクソン・トレイナー

<ストーリー>
田舎町を出る決意をしたアンバーは5人の友人と共にシカゴへ旅立つが、途中で車が故障してしまう。通り掛かったトラックの運転手に頼み込み、彼らは荷台に乗り込むが…。

<感想>
話がようやく盛り上がっていくのが30分位経ってからなんだよね。

それまでの話、別にいらんやん!って思うのよ。
アンバーがやたらとフラッシュバックして彼女には分からない何かの映像を見るんだけれど、この時点では、

何?今後起きる惨劇の予知能力でも持ってるの?

と思う位で、どうでもいいよ、って感じ。

だったのだが、実はこれ、終盤に明かされる衝撃的な展開にとっては凄く重要な繋がりを持っていた!

やたらと俊足なアンバー。
食肉を見ると無性にのどの渇きを覚えるアンバー。

さらっと受け流していたのだが、結構大切な事なんじゃないのさ。

最初、邦題見た時、「蠅ゾンビ」なのかと思ってたんですが、飛ぶ‘フライ’だったのね。
今作のゾンビは空をムササビ飛行しちゃってます。

でもねぇ。
映像がかなり観辛い。
薄暗い倉庫内での話なので、部屋の明かりを消して観ないと何が何やら。
それと、やたらとカメラが激しく動き過ぎ。
ゾンビが襲ってくるシーンになると、必ずカメラが縦横に揺れまくるから、折角の恐怖描写が分かり難いのよ。

あ~もう!ちゃんとカメラ固定させて撮れよ!!

と何度思った事か。

秘密の倉庫に連れて来られてからは、肝心の頼りになるはずの男どもが真っ先に全滅しちゃって、女だけで戦うというアップテンポな展開に面白さは味わえます。

けどね!
結局、襲ってきた奴らは何だったのよ!
訓練していたって言ってたけれど、何の訓練?
てかそもそもどういう団体さん??

その辺の説明が全くない。

更に、アンバー自身に隠されていたある秘密。
その辺はちょっと意外性があったけれど、だとしても、彼女らが乗った車が故障するってどうして分かったのか、って所に凄く引っ掛かる。
あのトラックはたまたま通りかかったように思えるし、彼女らがそのトラックに乗るとは限らないし。

生き残った唯一の友人を連れて逃避行する事になったアンバーのその後の生き方に興味を抱かせるエンディングも良かっただけに、細かい設定の裏事情が有耶無耶にされている事で何か勿体無い作品になっちゃっているんだよなぁ。

評価:★★☆
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メーカー:トランスフォーマー

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ブラッド・クリーク

2011年12月22日 18時22分52秒 | 洋画ホラー
BLOOD CREEK/09年/米/90分/ゾンビホラー・アクション/劇場未公開
監督:ジョエル・シューマカー
出演:ドミニク・パーセル、ヘンリー・カヴィル、マイケル・ファスベンダー、エマ・ブース

<ストーリー>
36年。第三帝国からの要望でリチャード教授を家に泊めたウォルナー家。そして70年後、ある青年が謎の失踪を遂げ…。

<感想>
これはかなりの拾い物でした。
殆どダレ場無し!ってのが良い。

兄弟が因縁ある一軒家に復讐として辿り着いてからは、最後まで突っ走る怒涛の展開になっています。

ナチスが密かに計画していた云々とかの細かい設定はあるけれど、基本はゾンビ・アクション映画。
それも普通のゾンビじゃなく、生き血を飲んで永遠の命を得るという異色っぷり。

大ボスとなるナチスゾンビが、兄弟を含めた人間達が立て篭もる一軒家の前で、何時か訪れるであろうチャンスを狙って仁王立ちしています。
何故に家に入らないのか。
入れないんです。
ドア、窓全ての侵入口にナチスゾンビが入られない血染めのマークが付けれている為。

そこでゾンビが起こした行動というのが、

納屋にいた馬を解き放つって事。
ただ解き放っただけじゃどうしようもないので、片っ端からぶっ殺して、ゾンビ馬として生き返らせるのですねぇ。

このナチスゾンビ野郎、死体を生き返らせる能力を持っていやがるのです。

で、ゾンビ馬がナチスゾンビの代わりに、玄関ドアをぶち破って屋内に侵入。
物凄い勢いで暴れまくります!
ここ、見所。
兄弟がショットガンで馬を撃ちまくるんですが、相手は死馬なので倒れる訳がない。
なので、胴体に風穴が開きまくったゾンビ馬という、見た目グロテスクな化け物の猛攻撃描写がアニマルホラー風で面白くなっています。

その後、一家の主や、監禁されていた男などが奴の手によって一旦殺された後ゾンビ化され、兄弟たちに襲い狂います。
ゾンビ犬も登場しますよ~。

一夜限りの出来事ですが、テンポが良くストーリーが進むので観飽きません。

そして事態の収拾後にある呪われた一家が辿る結末にはホロリとさせられちゃうオマケ付き。
呪いの元凶が倒された事で、一家に降りかかっていた悪夢が解かれるのですが、ちょっと可哀想な事になっちゃってます。

一家の1人娘の女優さんが綺麗な人でした。
なので余計に彼女の末路には悲惨な想いが起こります。

これ、監督が傑作サスペンス『フォーン・ブース』を撮ったジョエル・シューマカーなんですよ。
劇場公開作の『ナンバー23』以来、音沙汰無かったですけど、地味にこんな映画作ってたんやねぇ。

評価:★★★☆
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