HALLOWEEN 4: THE RETURN OF MICHAEL MYERS/88年/米/88分/スラッシャー・ホラー/劇場未公開
監督:ドワイト・H・リトル
テーマ音楽:ジョン・カーペンター
出演:ドナルド・プレザンス、エリー・コーネル、ダニエル・ハリス、ジョージ・P・ウィルバー
<ストーリー>
ブギーマンこと、マイケル・マイヤーズは、またしても精神病院から脱獄、故郷のハドンフィールドを目指す。今度の標的はローリィの忘れ形見であるマイケルの姪・ジェイミーだった。
<感想>
ジョン・カーペンター監督自作のオリジナル曲「マイケルのテーマ」が流れるとテンション高まります。
ジェイミー・リー・カーティス演じたローリィの娘ジェイミーが今作のマイケルにとっての標的。
そこに、長年のライバルであるルーミス医師が関わってくるという話。
相変わらず神出鬼没に出現するマイケルの存在は不気味です。
パトカーの後部座席に隠れていたり、街のマイケル狩りに繰り出した男達が乗るトラックの後ろに掴まって身を潜めていたりと、ジェイミーを葬る為ならストーカー並みの執念を見せてくれます。
保安官とルーミスが協力してジェイミーを家に匿うのですが、何故か彼女を残して何処かに行ってしまうという大失態を犯してしまうから、マイケルにとってはチャンス到来です。
その事で結局はルーミス何もしてないやん、というマイケル退治に繋がってしまうのですが(笑)。
役立たずも良い所です。
悪魔は血の繋がりを持つ者に乗り移る
とも取れる意味深なラストシーンは結構良い感じ的に恐ろしくなっています。
この謎は続編に受け継がれているのかな?
ガソリンスタンドの店員、保安官補佐、レイチェルの恋人等、結構な人数が殺されますが、残酷描写は薄いです。
ハロウィンシリーズは「13金」みたくスプラッターな映画じゃなく、いかにマイケルが悪魔的なものかというのを、姿・動きで怖さを表現して、そこに不気味さを抱かせる異色な演出が光るスラッシャー映画。
存在感のみでホラーとして成り立たせているので、派手さを好む人には物足りないかもしれないな。
派手に暴れ回るスプラッター要素満載なマイケル・マイヤーズを観たい願望がある人は是非ロブ・ゾンビ版をどうぞ。
関連作:
『ハロウィン(1978)』(シリーズ第1作)
『ブギーマン(1981)』(シリーズ第2作)
『ハロウィン III(1982)』(シリーズ第3作)
『ハロウィン4/ブギーマン復活(1988)』(シリーズ第4作)
『ハロウィン5/ブギーマン逆襲(1989)』(シリーズ第5作)
『ハロウィン6/最後の戦い(1995)』(シリーズ第6作)
『ハロウィンH20(1998)』(シリーズ第7作)
『ハロウィン レザレクション(2002)』(シリーズ第8作)
『ハロウィン(2018)』(シリーズ第9作)
『ハロウィン KILLS(2021)』(シリーズ第10作)
『ハロウィン THE END(2022)』(シリーズ第11作)
評価:★★☆
11/12/14DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2011-10-14
メーカー:J.V.D.