銀幕大帝α

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ハロー!?ゴースト

2012年10月21日 00時14分53秒 | 韓国コメディ
HELLO GHOST/10年/韓国/111分/ロマンス・ファンタジー・コメディ/劇場公開(2012/06/09)
-監督-
キム・ヨンタク
-脚本-
キム・ヨンタク

-出演-
*チャ・テヒョン『Sad Movie <サッド・ムービー>』・・・カン・サンマン
*コ・チャンソク『クイック!!』・・・ヘビースモーカーゴースト
*チャン・ヨンナム『ハーモニー 心をつなぐ歌』・・・泣き女ゴースト
*イ・ムンス・・・エロじじぃゴースト
*チョン・ボグン・・・食いしん坊ゴースト
*カン・イェウォン『クイック!!』・・・ヨンス
<ストーリー>
自殺願望のある青年・サンマンは、搬送された病院で4人の幽霊に取り憑かれてしまう。彼は4人が生前やり残した願いを叶えてあげることになり…。

迷惑ゴーストたちが招くのは、
思いもよらないハッピーエンド!?

たくさん笑って、思い切り泣いて、
人生を変える‘感動’がここにある


<感想>

人は大きなショックを受けると記憶をなくしてしまう・・・

ヨンスがサンマンに語るこの言葉が物語の大きな伏線になっています。

脚本が秀逸でしょ!
正直、サンマンに取り憑いた4人のゴーストたちの願いそのものに何の意味があるのかさっぱり分からなかった。
カメラを取り返して欲しいやら海を見に行きたいやら一緒に買い物に行って欲しいやら。
サンマンは願いを叶えてあげるとゴーストたちも成仏してくれるだろうと仕方なしに手伝ってあげるんだけれども、それらが達成されても“だからどうした”程度の想いしか浮かばないのですよ。
特に何かの恩恵がある訳でもなく、物語は終盤へと差し掛かってしまいます。

ゴーストたちの計らいもあってか看護師のヨンスと良い仲にはなるのですが、彼らの願い事そのものの意味が伝わってこない。
特にどうでもいい事なんだろうな、そんな気持ちで観ていたんです。

と・こ・ろ・が!!
ところがデスよ。
サンマンがヨンスに巻き寿司を作ってあげて仲良く食べていた時に、彼がふっとある事を思い出すのです。

「普通、巻き寿司にはほうれん草を入れない?」
「うちはお母さんが血の色が良くなるようにとほうれん草の変わりに・・・お母さん?」

そうです。
ここでサンマンは大事な事、大切な事を思い出すのです。
完全に記憶を無くしていたせいで忘れていたある事を!!

この記憶を無くしていた理由もきちんと映像で説明してくれます。

そうか
そういうことだったんだ!

ラストに用意されていた‘仕掛け’は感動でいっぱい。

この‘仕掛け’があった事で、ゴーストたちの願い事の意味も綺麗さっぱり解決、納得。
もうその後エンドロールまでは涙・涙のつるべ打ち。
エンドロール中の
「パパ、この写真に写っている人たちは誰?」
このセリフまでもにグッと心温めされちゃいました。

韓国映画はストーリー作りも見事ですね。

この記事を読まれて本作に興味持たれた方は、是非鑑賞する際には
「なんだろうねこれ」
程度の気持ちで観続けて下さい。
そして最後にアッと驚き、さっとティッシュを手に取り涙腺を緩ませて下さい。
それが正しい観方だと思います。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
12/10/20DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-10-12
メーカー:ツイン
コメント (14)
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