銀幕大帝α

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2013年09月26日 19時41分14秒 | 洋画ホラー
THE POSSESSION
2012年
アメリカ/カナダ
92分
ホラー
劇場公開(2013/05/25)



監督:オーレ・ボールネダル
製作:サム・ライミ
出演:
ジェフリー・ディーン・モーガンクライド
キーラ・セジウィックステファニー
ナターシャ・カリスエミリー

<ストーリー>
ガレージセールで古い木箱を手に入れた少女とその家族に訪れる戦慄の恐怖を描く。

-感想-

【ネタバレ注意レヴュー】

これまで私自身数多くの悪魔憑きの作品を観てきたけれど、本作はその中でも秀作の仲間に入るでしょうね。

離婚した元妻から冷たくあしらわれ様とも愛する娘の為にあちこちを走り回る孤独な父親クライドの姿が哀れに思えて仕方が無かったんだけど(だって誰も娘エミリーがおかしくなっている事を信じないんだもの。逆に父親失格とレッテル貼られちゃうし、殴ってないのに殴ったと疑われて裁判沙汰になっちゃうしね)、それがあった為か親父頑張れ!と応援したくなるのは当然の事で、クライドの必死さと子を想う気持ちの大きさに胸打たれるものがあった。
母親もはよ気付けよってイラっとするけれど長い事引っ張っただけあって、MRI検査で体内に“それ”が映った時の驚愕の表情には私もゾゾ~ッてなったねぇ。

昔「イナゴ少女現る!」というキャッチフレーズで話題になった『リーピング』というオカルト映画がありましたが、本作では「蛾少女現る!」ですよ。

一匹でも気持ち悪いのに、あの部屋一杯埋め尽くされた蛾の大群は強烈でした。
インパクトを与えるという意味ではこのシーンは見事でしたが、他にも結構ビクッとさせられるシーンが随所に控えており

こんなんとか

こんなんとか

もうね、観ているこっちがウエッてなりそうですわ。

徐々に健気な少女から邪悪な悪魔に変貌していくエミリーを演じたこの子役の演技が絶品でしてね、終盤の最早人ではない“それ”になっちゃった事で異様な行動しまくる病院のシーンでは演技の上手さも手伝って中々怖い気持ちにさせられました。

それと悪魔を実体化させて直接見せるってのも珍しいんじゃないですかね。
あれが霧状のものだったら全然怖くなかっただろうなぁ。

悪魔祓いを自ら進んで行ってくれたあの人が居てくれたからこそのハッピーエンド・・・かと思いきやバッドエンドでした^^;

あの悪魔の箱は今度は何処の家庭へと引き取られていくのか。
くわばらくわばら。

評価:★★★☆
13/09/26DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-09-20
メーカー:カルチュア・パブリッシャーズ

オフィシャル・サイト(日本語)
コメント (14)
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