銀幕大帝α

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ゾンビ・クエスト

2013年09月04日 23時24分27秒 | 洋画ホラー
ZOMBIBI/KILL ZOMBIE!
2011年
オランダ
86分
ホラー/コメディ/SF
劇場公開(2013/06/08)




監督:
マルテイン・スミッツ
エルヴィン・ヴァン・デン・エショフ

出演:
ヤフヤ・ガイール
ジジ・ラヴェリ
ミマウン・アウレド・ラディ


<ストーリー>
謎の巨大な物体と緑の液体によって、街はゾンビ化した人々であふれてしまう。アジズは憧れの女性・テスがビルの上層階に追い詰められたことを知り、仲間と共に救出に向かおうとするが…。

-感想-

恋した女は最低のアバズレだった・・・。
くぅ~泣かせるねぇ。
いや、逆にこの真実には笑ってしまった。
主人公遊ばれ過ぎだろっ(笑)
死ぬ想いでようやっとビルに辿り着いたのに、正に「なんて日だ!」だわな。
でも結果的に良かったやん。
道中で美人な警官とお近づきになれたんだからさ。
ブ男のくせにモテちゃうってのはやっぱり真っ直ぐな気持ちを持っているということに理由があって、男は顔よりハートだよハート。
優しさは大切だ。
女はそこにコロッとなっちゃうのさ。

首が飛び、顔面が破壊され、人体も分断される。
中々のグロ描写でよろしい。
ノロノロゾンビの緑液吐き散らしながらのウォーキングも様になっていて尚よろしい。
ただちょっとノロマ過ぎというか間抜け過ぎじゃないかこのゾンビどもは。
主人公達結構余裕にゾンビを背中に会話しちゃったりして緊張感薄いなー(笑)

武器に見えないもので武器として戦う描写ら辺はコメディ風味で楽しい。
特に指が抜けなくなったボウリングの玉で我武者羅に戦うおっさんがナイス。
腕、相当疲れるやろな~w
その相棒の黒人の兄ちゃんはなんでそんなに大事そうにガトリング銃抱えて階段登ってたんやろかね。
まぁ確かにカッコイイ銃だもんな、重いけど手放したくない。
うん、なんかそれ分かるわ。
野郎は黙ってガトリング銃だ!
あっその前にこの兄ちゃんがテニスボールを放って立ち向かおうとするシーンは笑った。
全然役に立ってねぇんだもん。
そういやこのボール銃というアイテムも見た目はショボイガトリング銃って感じがしないでもない。
そういう意味ではこの兄ちゃん、両手で抱えて使う武器に惹かれる性格なのかしらね。

この作品の話の軸にあるのは兄弟愛なのでしょう。
お互いを心配し、心の底から助け合えるのは本当に血を分けた兄弟だけなんだぞ、てのを監督は映し出したかったんだろうね。
時には金に目がくらみ、馬鹿げた行動に出る兄貴だけど、愛する弟を想っての最期の散り様は勇敢でしたぞ。

ゾンビ退治も無事解決しこれで安心か、となるも次の敵はヴァンパイアだってさ。
今度はお手製の十字架でバトル開始!ってなるのかどうかは分かりませんが、終末の世に平穏は決して訪れない的な皮肉めいたオチはちょっと面白い。

こんな事になったのは全てロシアの人工衛星が墜落したせいなんだが、一体緑色の物体の正体はなんじゃいな?

それと、黒のロングコート着込んだ兄弟はなんでビルから主人公達が脱出した時にあんな絶妙のタイミングで助けに来たんだ?
多分ココが一番のツッコミポイントでしょう。
ゾンビマンを飼い慣らしていたのもどうやって手なずけたのかすっげぇ不思議。
途中で置き去りにせずに連れていってやれよ、誰よりも頼りになるぞアレ。

評価:★★★
13/09/04DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-08-02
メーカー:アルバトロス

関連作:
『ゾンビ・クエスト』(「ゾンビ・オリンピック」オランダ代表)
『BEFORE DAWN ビフォア・ドーン』(「ゾンビ・オリンピック」イギリス代表)
『アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ』(「ゾンビ・オリンピック」カナダ代表)
コメント (4)
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