銀幕大帝α

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レイジング・ドッグス

2017年05月07日 20時38分47秒 | 洋画アクション
ENRAGES/RABID DOGS
2015年
フランス/カナダ
94分
アクション/犯罪
劇場未公開



監督:
エリック・アネゾ
製作:
エリック・アネゾ
脚本:
エリック・アネゾ
出演:
ランベール・ウィルソン少女の父親
ギヨーム・グイサブリ
ヴィルジニー・ルドワイヤン旅行客の女性
フランク・ガスタンビドゥマニュ
フランソワ・アルノーヴァンサン



<ストーリー>
4人組の武装強盗団が巨大銀行を襲撃するが、逃走に失敗。警察にリーダーを射殺されて慌てた3人は、近くにいた女性を人質に取って逃走するが…。

-感想-

おフランス産だけあって、シーンの撮り方が芸術的。
序盤での覆面パトカーとのチェイスは映像にクールさを感じちゃった。

全編逃走劇。
無駄な部分が殆ど無いってのはとても良い事だ。
3人の強盗と人質に取られた新婚ホヤホヤの奥さん。
そこに車を奪われそのまま運転手にさせられるお父さんと小さな女の子が加わる。
どうやら女の子は重い病気を患っており、腎臓移植の目星が付いたのでお父さんは急いで病院へと車を走らせていた、らしい。

らしい、だって?
んだ、このお父さんの言葉、何処まで本当で何処まで嘘なのやらでしてね。
とか書いておきながらも、最後までその設定に疑問は全く起こりませんでしたよ。
現に女の子は寝ているようにと薬を注射されてましたし。

誰にも言わないから俺達を解放しろとお父さんは言う。
しかし、強盗犯のリーダーはうるせぇ!とその提案に乗る気はなし。

こうして6人を乗せた車は国境を目指しひたすら走り続けるのだが、とある村に迷い込んでから雲行きがグッと怪しくなる。
そもそも「クマの宴」とかいう村の祭り事態が怪し過ぎますが。
奥さんが不意を突いて強盗犯の一人に襲い掛かったり、その最中別の強盗犯は金を独り占めしようと逃亡を図ったり。
村の祭りの喧騒に紛れて強盗犯と人質がバタバタとやらかし、数名が負傷(重傷)。
が、結局全員車に戻ってきて、目的地まで再び移動する事にはなるんですけどね。
Radioheadのアレンジされた「Creep」が静かに流れる中で映し出される車内。

(後列左から奥さんに腹を刺された強盗犯1、重病の女の子、人質の奥さん、金の独り占めに失敗し仲間に撃たれて瀕死状態の強盗犯2、前列左強盗犯3リーダー格の男、右運転手で女の子の父親)
さあこの中に本当のワルがおりますよ、と。

最後のどんでん返しにオラ驚いた。
皆が皆、体がボロボロになっているてのが不利を有利に変え、形勢逆転劇を生んだ事は確か。
となるとやはり「クマの宴」での一悶着がターニングポイントになっているわな。

目に映ったものが真実とは決して限らない。
人間、見た目で判断しちゃうと駄目ですよという教訓。
急にそれまで隠し続けていた鬼の本性を見せる姿が本当に怖かったし、当然「え?」てなるから、ラジオの速報でもう一つの「事件」を聞かされた時は「なるほど」と一杯食わされたよ。
やたらと女の子が起きる事に敏感になっていた理由もこれで合点がいく。
あれ、病気とか関係ないただの眠り薬だわ。
計画性なしに動く人間と計画性を持って動く人間。
賢い奴ほど旨い具合に切り抜けるちゅう大胆不敵なオチがこの作品の見所!!
逃亡ニュース内で人数に含まれていなかったてのも重要よ、それが強奪金全額総取りといった足がつかない棚から牡丹餅に繋がる訳で、上手いよねこの辺のストーリー展開も。
あの女の子はその後どうなったんだろうかねぇ気になるなあ。

評価:★★★☆
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フィンランド式残酷ショッピング・ツアー

2017年05月07日 11時56分12秒 | 洋画ホラー
SHOPING-TUR/SHOPPING TOUR
2012年
ロシア/フィンランド
70分
ホラー/コメディ
劇場公開(2014/02/08)



監督:
ミハイル・ブラシンスキー
製作:
ミハイル・ブラシンスキー
脚本:
ミハイル・ブラシンスキー
出演:
タチアナ・コルガノーヴァ
ティモフィー・イェレツキー
タチアナ・リヤバコン




<ストーリー>
未開の地・ロシアから文明の国・フィンランドへやって来て、買い物を楽しんでいた母と息子。しかし、ショッピングセンターの店員や現地の住人が外国人客を貪り食う残酷な姿を目の当たりにし…。

-感想-

オチなしかいっ!

人食い幼女を殴り殺すのがオチだと言うのなら相当悪趣味な映画だ。

祭りの日だけ全国のフィンランド人は外国の人を食って祝うとか、何処からそんな発想が出てきたのやら。
フィンランド人が観たら激おこだろて思ったけど、これロシアとの合作やん。
なら問題ねぇか(笑)。

スマホの動画機能を使って一部始終を撮影する体のPOV作品。
どうでもいい光景をだらだらと撮っているのも入れて、すっげぇ長持ちのするバッテリーだなと。
しっかし母親と息子の会話が喧嘩してたり急に仲良くなったりと一貫性が無さ過ぎて苛々してくる。
たまに母親は狂った様な行動も取り出すし、精神病でも患っているのかよ。
息子も父親亡くした反動での反抗期なのか言葉使いが荒いし、くだらねぇ事ばっかりやってるし。
母子共に言動の一つ一つに腹が立つ。

フィンランド人が襲ってくる、食っているシーンはちょこっとだけ。
こんなんで怖さを抱けるはずもない。
かと言って食っているシーンがめっちゃグロいて事も無く。

ホラー映画を借りたはずなんだけどなぁ、親子喧嘩を見せられているそんな映画だったぞ。

評価:★★
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