THE DARK AND THE WICKED
2020年
アメリカ
95分
ホラー
PG12
劇場公開(2021/11/26)
監督:
ブライアン・ベルティノ
『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』
製作:
ブライアン・ベルティノ
脚本:
ブライアン・ベルティノ
出演:
マリン・アイルランド・・・ルイーズ
マイケル・アボット・Jr・・・マイケル
ザンダー・バークレイ・・・ソーン神父
<ストーリー>
父を看取るために帰郷した姉弟。ところが母は「来るなと言ったのに…」とふたりを突き放し、その夜首を吊って亡くなる。それは想像を絶する恐怖の幕開けに過ぎなかった。
“それ”は邪悪で、私たちを屠るもの
―感想―
雰囲気映画。
ホラー映画特有のジメジメとした空気感、これを全編通して強くしている為、非常に気味が悪い。
只、何故?という鑑賞者が抱く疑問を明確に提示してこないのが自分的には不満。
自傷=死となる数々の描写もそうだし、一体何がそうさせているのかもそうだし、結局全貌が良く分らないまま観終えてしまった。
神父等が出てくるので多分に悪魔絡みだと思うのだが、その辺の確証もない。
一軒家を舞台にしている点、この家と関わった者全員が辿るさだめという点が何となく雰囲気的に和製ホラー『呪怨』を思い浮かべたのだけど、あれからストーリー性を薄くしたのが本作かなぁ。
包丁指トントンとか強く印象に残る場面があったが、僕的に一番気に入っているのが、姿を消した母を探していたら納屋で首を吊っていたという流れをワンカット風で撮っている所。
このシーンも含めて、結構ドキッとさせられる描写やカットが多く見受けられる点に好感は持てる。
それにしても、弟マイケルの妻子の元へと帰った直後の一件は余りにも悲惨過ぎる(可哀想にも程がある衝撃)。
評価:★★★
22/04/26DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-04-22
メーカー: クロックワークス