銀幕大帝α

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ターゲット―出品者は殺人鬼―

2024年11月13日 14時35分52秒 | 韓国サスペンス

DON'T BUY THE SELLER

2023年

韓国

101分

サスペンス

劇場公開(2024/06/21)

監督:
パク・ヒゴン
脚本:
パク・ヒゴン

出演:
シン・ヘソン
キム・ソンギュン
イム・チョルス
イ・ジュヨン
カン・テオ

<ストーリー>

引っ越したスヒョンは、フリマサービスで中古の洗濯機を買う。だが、壊れた洗濯機が届き、相談した警察に捜査までは時間が掛かると告げられたスヒョンは、自ら売り手に連絡する。

スマホで買っただけなのに・・

―感想―

忘れた頃に出てくる室長。

もしかしたら監督は彼をミスリードとして誘いたかったのだろうけど、俺は単なるキモい奴なだけとしか見ず、引っ掛かりはしなかったね。

出品者に対して強気な態度を取ってしまったのが仇となりましたな。

ま、スヒョンの性格からしたら黙って涙を呑むてのが出来なかったのでしょう分からなくもないですけども。

韓国警察は無能警察とは言わせない、てのが本作でして、スヒョンの相談を受けるのがサイバー警察官の2人。

けど、他の案件も抱えているから、君の事は後回しになると告げる時は、こいつらも使えねえな、と思ってしまうものの、流石に死体を見付けると重い腰を上げざるにはいかなくなりまして。

自分の命に代えてまでしてもスヒョンを守る、犯人を捕まえる、といった本来あるべき姿となって積極的に動く所は間違いなく警察官の鑑。

クライマックスにて迫って来る殺人鬼に対し、警官とスヒョンとの二人で共同作業に入るシーンは一種の感動すら覚えてしまう。

作品としては非常にハラハラさせられて面白く観れたけれど、他人事じゃない話なんだよなあ。

現実でもフリマアプリを使って詐欺被害を受けた人も居るでしょうし、たまたまその出品者が頭のおかしい殺人鬼だったのでスヒョンが酷い目に遭うものの、スヒョンみたくそういう輩に強気で行くともしかしたら危ない事に巻き込まれるかもしれない、そんな警告を発した映画とも言える。

ま、自分で解決しようとはせず、先ずは警察に届けるてのが判断としては適切なのでしょうね。

初めはイケイケドンドンだったスヒョンが、しつこく殺人鬼の嫌がらせを受け徐々に精神的にも追い詰められて憔悴した顔になっていく辺りもリアルだった。

頼んでもいない宅配が次から次へと家に来るてのは滅茶苦茶嫌だし、それ以上に知らない男達が「家に入れろ!」と玄関開けて怒鳴り散らかされるのは最早恐怖でしかない。

そんなのが毎日続いたら、一人暮らしの女性にとっては生きた心地がしないだろうよ。

処で、途中スヒョンが異臭に気付く場面があるんだけど、結局その異臭の原因て何だったのだろう??

評価:★★★☆

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