SHUT IN
2022年
アメリカ
89分
サスペンス
PG12
劇場公開(2022/07/15)
監督:
D・J・カルーソー
出演:
レイニー・クアリー
ジェイク・ホロウィッツ
ヴィンセント・ギャロ
<ストーリー>
薬物中毒の夫・ロブと決別したジェシカは、子どもたちを連れて新居に引っ越す準備をしていた。しかし、そこに現れたロブによって、ジェシカは貯蔵庫に閉じ込められ…。
―感想―
ようあんな糞男と結婚したな。
ま、女も薬物に溺れていたみたいだし、似た者同士て事か。
そんな薬物まみれの夫婦でも、可愛い子供が健康で生まれるのね、世の中不公平だろっ(先ずはお前は相手を見付けろ(うるせっ!)
「俺は身も心もボロボロのままなのに、てめえだけ更生しやがって!」
なんつう身勝手な言い分、逆恨みにも程があるでしょうよ。
で、勢いそのまま妻を開かずの間に閉じ込めて、家の中には夫の悪ダチで幼児性愛者のおっさんがうろうろ。
展開の大半がワンシチュエーションもの、俗にいう密室型サスペンス。
閉じ込められた妻の姿だけ映して、子供達やおっさんの姿はほぼ映さず、声限定。
前半は長女レイニーの頑張りがあり、後半は反撃に出た妻の頑張りが目立ってた。
このレイニーちゃんがもう目に入れても痛くない位に可愛くてね~。
只、声だけでやり取りしようとすると、まだ幼女(3~4歳くらい?)だから、意思疎通が余り出来ないてのが、母同様歯がゆくなるのがリアル。
つい大声上げてしまう気持ちも分からなくもない、俺が同じ立場でも「ああもう!!」てなると思う。
この可愛いレイニーちゃんに「いたずらしちゃおっかなあ♪」と近付く変態野郎をヴィンセント・ギャロが怪演。
この人、全く映画撮らなくなっちゃったよね、監督業は引退したんやろか。
さて、母親はどうやって開かずの間から出るのか。
変態野郎を娘に近づけずにやり過ごす事は可能なのか、この辺りが本作の見所。
開かずの間にはキリストの十字架が掛けられてるのね、神のご加護じゃないけど、次々と母にとっては運が向く恩恵を受ける過程が面白い。
二階の浴室が水漏れしているという伏線が用意されていたけど、それをああいう形で回収しちゃいますか。
そして亡きおばあちゃん直伝のアップルジャム。
閉じ込められたから母子にとっての新たな一歩となる新生活への道が開いた感じやね、嫌な思いはしたけど悪い事ばかりじゃなかったと前向きな終わり方になるのは良きですな。
評価:★★★
22/09/04DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-09-02
メーカー: アルバトロス
情報(カリコレ2022)