銀幕大帝α

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SPL/狼よ静かに死ね

2015年02月21日 00時24分22秒 | 亜細亜アクション
SPL/SHA PO LANG
2005年
香港
93分
サスペンス/犯罪/格闘技
R-15
劇場公開(2006/03/04)



監督:
ウィルソン・イップ
『イップ・マン 葉問』
アクション監督:
ドニー・イェン
脚本:
ウィルソン・イップ
スタントコーディネーター:
谷垣健治
出演:
ドニー・イェンマー
サモ・ハンポー
サイモン・ヤムチャン



<ストーリー>
組織犯罪を陰で操る黒社会のドンと、組織暴力壊滅に挑む刑事たちの壮絶な闘いを描く。

-感想-

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』みたいな終わり方やな。

本日2/21からドニーの新作『スペシャルID 特殊身分』が公開される訳だが、アクション監督:ドニー・イェンxスタントコーディネーター:谷垣健治の流れで、進化系総合格闘技アクションというスタイルを追求する切っ掛けとなったのが本作。
第2弾が『導火線 FLASH POINT』で第3弾が『スペシャルID』。

ドニーVSサモ・ハンという夢の対決は最近では『イップ・マン 葉問』で観れたけれど、5年前のこの作品で既に実現してたんやね。
『葉問』程の凄さは無いけど、終盤の対決では豪快なブレーンバスター等も飛び出し、アクションに優れた者同士のバトルという意味ではそれなりの見せ場として確立されていました。
その前に路地裏で始まる警棒対ナイフの戦いも手技の速さが抜き出ていて見応えあった。

宿敵ポーを何とかして逮捕したい、そんな執念にも似た気持ちだけで汚職も普通にやっちゃうよと、暴力の世界へ自ら飛び込んで行くチャンとその部下達。
んな事やめなはれや、と遠巻きにチャン達の動向を見守るも次第に自身も危ない橋を渡り始めるマー。
部下達が一人、又一人と殺され、チャンも捕まり万事休す。
そこへ「これ以上は見逃すことは出来ねぇ!」とマーが怒りの鉄拳をポーにお見舞いするという流れ。

正直サモ・ハン戦が終わった時は、お前いたの?、てな位にチャンの存在感が薄い。
その分、前半はマーの存在が無いけども。
終盤見入っちゃっていたからチャンの事、すっかり忘れてたんだろうな。

でもさ、誰も得していない後味の悪さ、これどうよ。
全然予想にもしてなかったまさかの展開^^;
めでたしめでたし、で終わるよりかは衝撃的で(記憶にも残るし)好きやけども。
ドニーさん!?
サモ・ハンさん!?
てな程にビックリ。

評価:★★★☆
15/02/20DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2006-06-23
メーカー:クロックワークス

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『SPL/狼よ静かに死ね(2005)』(第1作)
『ドラゴン×マッハ!(2015)』(第2作)
『SPL 狼たちの処刑台(2017)』(第3作)

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (maki)
2015-02-21 09:10:28
確かに、後味悪い終わり方でしたね
私もえっ!?と思いましたし。

新作はこの流れの3作目にあたるんですね?
またマー刑事なんだろうか!?とドキドキ
でも予告はみない!
レンタルリリースはいつ頃かな~楽しみです
返信する
こんばんは。 (大阪ひろき)
2015-02-21 18:48:01
ヒロ之さん、こんばんは。
劇場公開時、以前、他の作品のレビューのコメントでお話させて頂いた、天六ユウラク座で、観ました。
当時、観たときは、ノワール系映画とクンフー映画を融合したような斬新な映画だと思いました。
サモ・ハンは、「燃えよデブゴン」シリーズでのコミカルな役のイメージが強かったので、本作での黒社会の渋いボス役は、何だか、新鮮に感じました。
若い頃よりも、更に太って、老けて、貫禄タップリだったので、中々、似合っていたと思います。
物語面に関しては、家族愛あり、友情あり、涙ありで、とても見応えがありました。
最後のまさかの大ドンデン返しのような予想外の展開にビックリ!でした。
アクション面に関しては、ドニー・イェンがトニー・ジャー主演の「マッハ!」に触発されて制作されただけあって、激しいリアルヒッティングアクション満載でしたね。
特に、当時、現代劇初挑戦だったウー・ジンのスピーディーで、キレッキレッのアクションは、圧巻でした。
体を回転させてナイフを投げたり、障害物をバク宙して飛び越えてオーバーヘッドキックを炸裂させるシーンに、度肝を抜かれてしまいました。
ウー・ジンの肉体ポテンシャル、身体能力の高さは抜群ですね。
トニー・ジャーも、真っ青の超絶アクション全開でした。
そして、クライマックスの二大ファイトも、凄まじかったですね~。
セミファイナルのドニー・イェンVSウー・ジン戦は、特殊警棒とナイフを使用したウエポン戦で、緊張感のある手に汗握るバトルだったので、ずっと目が離せませんでした。
お二人の武器裁き、超高速のバトルに引き込まれてしまいました。
ウー・ジンのヤラレっぷりも、お見事でした。
正に、クンフー映画史上に残る名勝負でした。
ラストバトルのドニー・イェンVSサモ・ハン戦は、クンフーに総合格闘技やプロレスの技を取り入れた斬新な振り付けになっていて、ド迫力でした。
お馴染みのドニー・イェンの空中連続三段蹴りは、何度観ても、カッコ良いですね~。
本作でのMMA(総合格闘技)的なガチ・ファイトスタイルの振り付けは、後の「導火線」や「特殊身分」に多大な影響を与えと言っても、過言ではないでしょう。
アクションに対して、常に新しいものを追い求めるドニー・イェンには感心させられますね。
それから、「SPL2」も、楽しみですね。
もし、続編で、トニー・ジャーVSウー・ジンの夢の対決が実現するのなら、早く、観てみたいですね。
個人的には、「マッハ!無限大」のマリース・クランプ戦は、同じような動作、同じような技の繰り返しのバトルで、単調で、物足りなかったので、バラエティーに富んだ多彩な技や華麗なアクションが繰り広げられるであろう、ウー・ジン戦は、凄く期待しています。
トニー・ジャーも、ウー・ジンも、足腰のバネを活かしたアクロバティックなアクションを得意としていますし、年令や体格も丁度良くて、ファイトスタイルも、凄く噛み合いそうだし、名勝負になるのではと、予想しています。
それでは、ヒロ之さん、素敵な週末をお過ごし下さいね。
失礼致します。
返信する
>makiさんへ (ヒロ之)
2015-02-22 19:40:10
こんばんは!
えぇっ!?て真顔になっちゃうラストでした。

総合格闘技を極めるというコンセプトを基に作られた新作『スペシャルID』も中々良さげな感じでしたので、楽しみですね^^
レンタルは早くても6月頃でしょうかねぇ。
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2015-02-22 20:27:33
こんばんは!
こちらにもありがとうございます。

クンフー映画とはまた違った味付けをしたアクション作品ですよね。
サモ・ハンは本作が悪役としての出発点だとか。
昔から太っていても動けるカンフーアクターでしたけれども、老いてもそのスタイルは変わらないですよね。
サモ・ハンとの戦いは正直もう少し長く観たかったなぁという思いがありましたが、作品の大きな見せ場としてはきちんと成り立っていて見応えはありました。
もちろん、ウー・ジンとの戦いもサモ・ハン戦とは違う形のアクションとなっていて、こちらもとても面白く観れました。
3人ともアクションの技術が高くて、確かなものを見せてくれましたよね。
個人的にはドニーが巨体なサモ・ハンを豪快にぶん投げるシーンがお気に入りです。
なんにせよ、そんなラスト!?てな終わり方が衝撃的でした。
大阪ひろきさんが願う夢の対決が実現するといいですね。
淡白なアクションよりもいろんなパターンのアクションが観れることのほうが楽しいですよね~。

今日は祖父の家の近くで祭りがあったので、行ってました。
明日も行く予定です。
晴れるといいのですが。
返信する
Unknown (葉王)
2015-02-22 22:44:47
こんばんは
SPL観ましたか~
自分はこのドニーvsウージンは大好きですね
BGMも壮大で、ちょっとドニーが一段階上のレベルに行ったような気が・・

こういう香港ノワール系も好きです
フィリップ王子の光速バトルの「亜戦」もノワール系ですし

覚えるアクションスターに関しては今年はフィリップ王子だけで良いと思いますよ

ザレイドgokudoレンタル近づいて来ましたね
今回は強敵が出てきます、1度負け再戦もありますが、どちらも凄いです
パート1はマッドドッグに二人がかりで挑むのが残念でしたが、、
レンタルで2も復習して観ます
返信する
こんばんは。 (大阪ひろき)
2015-02-23 02:04:18
ヒロ之さん、こんばんは。

>大阪ひろきさんが願う夢の対決が実現するといいですね。

この手の夢の対決は、全盛期を過ぎる前に、是非実現してほしいですよね。
旬を過ぎちゃうと、アクションのスピードやキレが変わって来ますからね。

>淡白なアクションよりもいろんなパターンのアクションが観れることのほうが楽しいですよね~。

ヒロ之さんの仰るとおりで、技や動作のバリエーションが豊富だと、長丁場のバトルを見ていても、全く飽きないんですよね。
動きに、あまり変化のなかったり、同じような戦闘スタイルの対戦相手との戦いが続く淡泊なアクションは、途中で、飽きちゃうますからね。
クンフー映画や格闘映画は、新旧問わずに、大好きですが、よく見ますが、やはり、個人的には、ジャッキー・チェンが全盛期のカンフー映画ブームの頃のコミッククンフー映画が一番思入れがありますね。
なので、ジャッキー・チェン主演の「ドランクモンキー・酔拳」とピーター・チャン主演の「ドラゴンカンフー・龍虎八拳」は、数え切れないほど、テレビ放送を録画したビデオ(VHS)のテープが擦り切れる位に、何度も、何度も、繰り返して、見ましたよ。
振り付けの中に、ユーモアを交えた動きだったり、変幻自在のトリッキーな動きだったり、剣、棒など、様々の武器を使用したアクションだったり、京劇をベースにしたアクロバティック且つリズミカルな芸術的な振り付けだったり、足技とアクロバットを組み合わせた異次元のラストバトルだったりと、技や動きやアクションが、実に、多彩で、見ていて、ワクワクするんですよね。

昔の作品の「ドランクモンキー・酔拳」で、例を挙げると、
●バレリーナおばさんとの戦い。
●蛇拳の使い手との戦い。
●巨漢の用心棒との戦い。
●頭突きのタイガーとの戦い。
●棒術の達人との戦い。
●そして、スーパーキッカーで、足技の名手、黄正利とジャッキー・チェンとのテコンドー仕込みの足技と京劇仕込みのアクロバットが入り乱れるラストバトル。

近年の作品のトニー・ジャー主演の「トム・ヤム・クン」で、例を挙げると、
●BMXやスケボーを駆使したエクストリーム軍団との超絶バトル。
●カンフーの使い手とのキレッキレッの高速のバトル。
● カポエイラの使い手との芸術的なアクロバティックなバトル。
●剣術の達人とのバトル。
●プロレスラー&オカマとのラストバトル。
と壮絶な異種格闘技戦が続きます。
更に、今まで、他の武打星が誰も成し遂げたこののない、ワンカット長回しアクション、49人連続関節ギメも加えているので、本作は、ストーリーはシンプルですが、アクションに関しては、格闘映画の頂点を極めたと言っても、過言ではないと思います。(個人的な意見ですが。)
両作品共に、それぞれ、格闘スタイルの異なるバトルが、全編に渡って、繰り広げられるので、引込まれますね。

>今日は祖父の家の近くで祭りがあったので、行ってました。
明日も行く予定です。
晴れるといいのですが。

昨日は、祖父様の家の近くで、お祭りに行って、楽しい時間を過ごされたようで、何よりですね(^^)
今日も、行かれる予定とのことで、楽しんで来て下さいね。お天気が晴れることを祈っています。
気をつけて、行ってらっしゃい♪
それでは、失礼致します。
返信する
>葉王さんへ (ヒロ之)
2015-02-23 21:41:48
こんばんは!
コメントありがとうございます。
『スペシャルID』公開記念という意味で、まだ未見だったこちらを視聴しました。
ウー・ジン戦はアクションに拘りを見せていて見ごたえがありました。

分かりました!
フィリップ王子を頭に叩き込んでおきます^^

いよいよですね「ザ・レイド2」。
当日に借りる予定ですが、もしかしたら入荷本数が少なくて(多分1本だと思います)先に誰かに借りられていたら、少し遅めの鑑賞になるかもしれませんが、鑑賞は必ずしますので、また記事を上げた時は宜しくお願いします。
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2015-02-23 22:26:48
こんばんは!
ある程度、年をとるとアクションのキレは劣りますからね。
絶好調時にこそ果敢なアクションに挑戦して欲しいです。

ジャッキーの映画、特に初期、中期の頃の作品は私も思い入れがあります。
「酔拳」はTVで放映されていたら必ず見ていました。
スタントマンを使わず全てジャッキーがやっているというのもワクワクしたものを得られます

流石大阪ひろきさん、何度も繰り返し見ているだけの事はあり、細部に渡って詳しく覚えてらっしゃいますね。
私はここまで覚えきれないです^^;
多彩なアクションを披露してくれた全盛期のジャッキーは、コミックアクション俳優としても我々のヒーローではあります。

今日も行きましたよ、祭り。
平日なのに人でいっぱいでした。
定番のベビーカステラ買ってきました^^
返信する
Unknown (葉王)
2015-03-20 20:58:32
こんばんは
一旦気分変えてこちらにコメしました

エクスペンダブルズ3見たいですね
レビューを楽しみにしてますよ

ドニーvsウージン、サモハンの高速バトルは葉問ほどじゃないにせよ、圧巻でした
香港ノワールの雰囲気も好きですし、たまらない作品ですね
作品の雰囲気だと
SPL→導火線→スペシャルID
ノワールの世界感が好きなのでこないだ話されてた通り内容も重要ですよね
待望のSPL2も情報仕入れ次第入荷します


所で葉問のドニーvsザレイドgokudoのウワイスならどれだけの手数が出るか面白そうですね!


返信する
>葉王さんへ (ヒロ之)
2015-03-21 14:21:59
こんにちは!
コメントありがとうございます。

「ザ・レイド2」は繰り返し観られているのでしょうか?

『エクスペンダブルズ3』は手元にあるんですが、まだ観れてないです。
先に返却の期限が早いものから片付けているのでもう少しお待ち下さい。

ドニーVSサモハンといえば、やっぱり葉問!
あの卓上シーンは凄すぎて私のハートを鷲づかみにされてしまいました。
SPLはその点少し大人しかったかなぁと。
いやでも見応えはありましたけれどもね!

葉問のドニーの高速連打とウワイスの連打対決なんて、実現したらアクション好きには堪らないですよね。
まさにケンシロウVSラオウの百裂拳合戦ですよ。
返信する

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