銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

デス・マスク

2008年10月27日 01時50分05秒 | 洋画ホラー
EL MASCARADO MASSACRE/06年/米/76分/劇場未公開
監督:ジェシー・バジェット
出演:レイ・ミステリオ、レイラ・ミラニ、アーウィン・キーズ、ジェレミー・ラディン

<ストーリー>
対戦相手の顔の皮を剥ぐ殺人レスラーが、ゴーストタウンでポルノ撮影隊を血祭りに上げる。
<感想>
スプラッター部分が少し物足りないホラー。
緊張感があまり無いスラッシャー。
そんな印象を抱く作品。
殺人鬼がプロレスラーやから、結局は力技かよ!みたいな殺し方も、なんか怖さがないよなぁ。
それに無口で、ぬぼ~と立っているだけの姿も味気ないしね。
メキシコ・プロレスでは相手のマスクを取ると勝利になるらしい。
だから、殺した人間は全員、顔面を剥ぎ取られる。
殺人鬼の拠点には犠牲者の顔の皮が壁一面に貼られているんだけれど、グロいというより何かアートみたいやった。

シアトル生まれのくせに、何故か伝説のメキシコ・プロレスラーに詳しいレスラーヲタクのデブが、ラストで殺人鬼相手に奮闘。
しかし結局何の役にも立たず。
でも不思議と許せる面白いキャラやった。

冒頭のシーンが、ラストに繋がっているというアイデアと、最後まで生き残った女性が、逃げる際に狭い戸棚にM字開脚で隠れる場面、その女性の意外な結末。
この3点に関しては面白かったけど、それ以外は、う~ん普通かなぁ。

評価:★★
08/10/22DVD鑑賞
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蛇男 THE SNAKE

2008年10月20日 22時54分11秒 | 洋画サスペンス
LE SERPENT/06年/仏/121分/劇場公開
監督:エリック・バルビエ
出演:イヴァン・アタル、クロヴィス・コルニアック、オルガ・キュリレンコ

<ストーリー>
裕福な写真家のヴァンサンと、彼に恨みをもち陥れようとする同級生のプレンデールの攻防を描く。
<感想>
フランス映画独特のエロティズムを漂わせながらも、しっかりとしたサスペンスに仕上がっています。

二転三転する物語ではなく、あくまでもプレンデールによる完璧且つねちっこい策略(嫌がらせともいう)が見事で、最後の最後まで追い詰められ続けるヴァンサンの姿に恐ろしさを抱きます。
ヴァンサン自身も彼の罠から抜け出そうと、あれこれと作戦を練るのですが、これが尽く失敗し、逆にプレンデールの怒りに火を付ける有様。
この辺、結構ハラハラさせてくれるんですよ。

途中、ヴァンサンの弁護士と元刑事が仲間に加わり、2人でプレンデールの秘密を握ろうとする中盤辺りでも緊張感が高ぶりますが、結局そうなるか、と。

もうこうなると最後までプレンデールの一人勝ちで終わって欲しかったかなぁ。
離婚調停中の妻と仲を取り戻してハッピーエンドにこぎつける無理やりなエンディングも悪くはないけれど、個人的にはあそこまでプレンデールの恨みを大きく描いてきた訳だから、バッドエンドでも良かったんじゃないかと思うんだけれど。
それ位、邦題通りの蛇みたいに絡み付いてくるプレンデールという男の執念が思いっきり伝わってきたし、キャラとしてはヴァンサンよりもインパクトがありました。

因みにこの『蛇男』という邦題の本当の意味は、終盤で明らかになります。
あ、だからこの邦題なんだな、と。(そのまんまやん!とも思いましたが)

さて、007最新作のボンドガールであるオルガ・キュリレンコが本作には出ていますが、中々のナイスバディを披露してくれます。
しかし、早々に退場してしまうのがあまりにも惜しい。
彼女の姿をじっくり楽しみたいという方は『ヒットマン』がお勧めです。
でも脱ぎっぷりは、『蛇男』の方が勝ちですけどね。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(仏語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
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悪魔の毒々バーガー ~添加物100%~

2008年10月20日 22時09分32秒 | 洋画ホラー
THE MAD/07年/米・加/83分/劇場未公開
監督:ジョン・カランギス
出演:ビリー・ゼイン、シャウナ・マクドナルド、ジョーダン・マドリー

<ストーリー>
人気ファストフード店のバーガーを食べた客が次々とゾンビ化し、店にいた若者4人を襲う。
<感想>
うむぅ・・・。
面白いんだけれど『悪魔の毒々パーティ』ほどハジけてないんだよね。
中途半端に笑えるちゅうか、クスクス笑いちゅうか。
声に出して笑えるほどのコメディに達していないんだよ。
まぁ言い方変えるとコメディというよりは軽いギャグ?
ハンバーグが飛びかかってくる時点でギャグだよね(笑)。
あ、ゾンビが自販機覗き込んで、そのまま一緒に倒れる場面は上級ギャグで面白かったですよ。

ゾンビ映画としては及第点だとは思うけれど、今一物足りないかな。
というのもゾンビ映画なのに、ゾンビの数も少ないし、切り株もあまり無い。

コメディとして楽しむには申し分ないだろうけど、ホラーとして、ゾンビとして楽しむには少し刺激が足りないかな。

評価:★★☆
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僕の彼女はサイボーグ

2008年10月19日 18時00分20秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
08年/日本/120分/劇場公開
監督:クァク・ジェヨン
出演:綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、吉高由里子、斉藤歩、田口浩正

<ストーリー>
誕生日をたった一人で祝う寂しい大学生ジローの前に、突然キュートな「彼女」が現れるが、その正体は無敵のロボットだった・・・。
<感想>
クァク・ジェヨン監督による「彼女」シリーズ第三弾。
世間では冷たい評価を浴びている本作ですが、私はかなり楽しめましたよ。
冒頭での「彼女」が、後半で繋がる展開は秀逸で、そこは流石クァク・ジェヨンだなぁと、かなり感心させられました。
失った悲しみを味わった後に訪れる、再会の喜びと希望。
う~ん、好きだなぁ、こういう終わり方。

衣装7変化を見せてくれる綾瀬はるかの可愛さも抜群。
個人的に『ターミネーター』を彷彿(パクリ?)させる登場シーンでのプラグスーツが好みだが、他の衣装もとても良い。
というのも、何故か肌ピッタリの服ばかり着てくれるからだ。
だから、監督が意図したかどうかは定かではないが、綾瀬はるかの横アングルからのバストアップが度々登場し、かなり御馳走様。
もう私はこのおっぱ~いだけで大満足なんですけどね。

サイボーグな「彼女」の活躍も面白く、ヤンキー相手のボコ殴りや、銃乱射男へのイジメに近いガソリン強要飲ませ、学校立て篭もり犯人の強引投げ飛ばしなど、スカッとさせてくれる。

只、中盤での田舎探索はいらないと思う。
はっきり言って本編に全然関係ないし、それに長い。
どうでもいいって感じだし、必要性無し。

とまぁ結果的には綾瀬はるかのおっぱ~いだけな映画だったような気がしないでもないが、全体的に上手く纏めてあり、ちょっと韓国風な演出も上手い具合に活きていて、日本人では作れない日本映画って感じで面白かったです。

オフィシャル・サイト

評価:★★★☆
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ローズ・イン・タイドランド

2008年10月19日 17時24分59秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
TIDELAND/05年/英・加/117分/劇場公開
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョデル・フェルランド、ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・ティリー、ジャネット・マクティア、ブレンダン・フレッチャー

<ストーリー>
母親が麻薬中毒死し、父親と共に祖母の家で暮らすことになった少女ローズ。孤独な彼女はそこで、妄想の世界に入り込んでいく。
<感想>
基本的にギリアムの映画は難解なものが多く、あまり好きになれない監督の一人なのだが、本作も見事に意味不明な映画でした。
ギリアム風の「不思議の国のアリス」らしいのだが、私に言わせてもらえれば単なる少女ジェライザ=ローズの一人遊びを延々と撮っているだけ。
内容も無いような映画を2時間も見せられると、これはかなりの拷問だ。
それでも何とか最後まで観れたのは主役の少女ジョデル・フェルランドの愛くるしさのおかげ。
将来に期待が持てる正統派美少女で、尚且つ演技も抜群に上手い。
こういう可愛い子が主人公だと幾ら映画がつまらなくても、頑張って観れるってもんです。

それにしても、そのジョデル・フェルランドにギリアムはえらい事を本編でやらせている。

親父が常習しているヘロインの準備をさせたり、奇抜な花嫁衣装を着させ、気持ち悪い化粧させたり。
それ位ならまだ大人しい方で、もっと凄いのが、ほぼ半裸でベッドに寝かせ、脳タリンの男とキスをさせ、チンチンと言わせ、挙句舌レロレロなんて演技までさせちゃっているのだから、ギリアムは一体何を考えているのか。
元々ヘロインに縁の深い(それだけでも危ない)ギリアムだが、遂に変態の域にまで達してしまったのかと嘆かわしくなった。

ギリアム好きには面白い一編かもしれないが、それ以外の人は手を出さない方が無難ではないでしょうか。
親父が来ていた日本語入りハッピが異常に気になった位で、全体的にちんぷんかんぷんな作品ではありました。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:
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