銀幕大帝α

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フローズン・タイム

2009年03月23日 20時23分38秒 | 洋画ロマンス
CASHBACK/06年/英/102分/劇場公開
監督:ショーン・エリス
出演:ショーン・ビガースタッフ、エミリア・フォックス、ショーン・エヴァンス、ミシェル・ライアン

<ストーリー>
不眠症のせいで、2週間眠れなかった美大生の周囲が突然フリーズ。自分だけが動ける世界で、彼はバイト先の女性の美しさに気づき、恋に落ちる。
<感想>
ちょっとファンタジーが入った異色のラブ・ロマンスですね。
何故、主人公には時間を止められる能力が備わったとかの細かい説明はないです。
でもそんな説明は別にいらんと思う。

フリーズした世界の中で、恋人にフラれた青年が、新たな女性を見つけ消極的だった恋を積極的にしていく。
単純だけれど、何か温かみがあってとても良かった。

只、青年がフリーズ中に、バイト先のスーパーで女性客の服を脱がしてデッサンするだけってのは同じ男としては納得いかん。
普通、男ならいやらしい事したくなるでしょう?
そのいやらしさが、この青年にも映画にも全くないんですよね。

逆にそのいやらしさが無い事で、映画も引き締まっていたし、アート的で美しかったですけど。
通路にずらりと全裸の女性客が並んでいるのとか、ラストでのフリーズした降雪の中でのキスとか、もう本当、綺麗なんだわ、これが!

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
09/03/23DVD鑑賞
青春ロマンス・コメディ R-15 DVD旧作
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ガチ☆ボーイ

2009年03月23日 19時12分45秒 | 邦画ドラマ
07年/日本/120分/劇場公開
監督:小泉徳宏
出演:佐藤隆太、サエコ、向井理、仲里依紗、川岡大次郎、宮川大輔、泉谷しげる

<ストーリー>
1日分の記憶しか持てない障害を背負った青年がガチンコ勝負の学生プロレスに没頭する。
<感想>
そんじゃそこらの青春スポ根ドラマと一緒にして欲しくないな。

これは、マジで笑いと感動が小瓶に一杯詰め込まれた傑作!!

観るまでは、この映画もコメディ主体のスポ根映画だと思っていた私。
でも実際ふたを開けてみると、記憶障害という難病を抱えた青年が学生プロレスを通じて生きる希望を見出し、新たな人生を歩んでいくという感動ドラマだった。

最初こそは五十嵐良一の天然的な所が可笑しくて笑っていたが、中盤で彼自らが難病を抱えているとカミングアウトしてからは、彼の天然的な行動に笑う事が出来ず、無性に心がズキズキと痛くなる。

後半に怒涛のように押し寄せてくる感動シーンには、何度涙を浮かべたことか。
加え何度、彼に「がんばれ!」とエールを送ったことか。

後半、良一がバスの中で居眠りしてしまい、ふと目が覚めると見知らぬ地に着いてしまう。
慌ててバスを降りるも、自分が何処に向かっていたのか思い出せない。
必需品のメモ帳も無くしてしまっていて途方に暮れるが、とりあえず携帯で妹に助けを求める。
その間、大学の体育館では学祭が始まっており、仲間たちが彼の到着を待ち続けている。

この場面ではどうなることやらとハラハラさせられるが、仲里依紗演じる妹が学校を抜け出し自転車で疾走、父は息子の部屋で日記を読み良一の本音を知ってしまった事で愕然とする。

兄の為に必死に自転車をこぎ続ける仲里依紗、「死にたい」という文字を目にした事で自身のこれまでの息子に対する態度を後悔する父・泉谷しげる。
2人の演技がとても素晴らしく、家族が一つになった瞬間を映し出したこの場面が一番の泣き所でしょう。
またその後何事も無かったかのように遅れてやってきた良一に、仲間が笑顔で迎えるというのもまた感動させられるんだよね。

ハイライトとなるプロレス試合では友情という感動も待っています。

また、試合の決着を定番通り終わらせず、負けても尚、全ての観客の心を掴んだのは、誰でも無い、人生に喜びを見出した青年のガッツあるファイトだったという『ロッキー』を彷彿させる演出には、最大の元気をもらい、その後の私の寝心地も良かったです。

マネージャーを演じたサエコのロリ声には良い意味で参ったが、彼女、ダルビッシュ有の現妻・ダルビッシュ紗栄子やったんやね。
後で知ってガックリ?きました(笑)。

兎にも角にも、今人生に息詰まっている人全てに観て欲しい作品。

就職難とか言われているこのご時世ですが、そんなもんには

ドロップキック

を食らわせてやれ!!

オフィシャル・サイト

評価:★★★★★
09/03/23DVD鑑賞
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切り株画像(映画『グリズリー・パーク』より熊に襲われし犠牲者たち)

2009年03月22日 20時01分50秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】
奉仕活動中、山小屋で談笑していた若者たちが突然現れた一匹の巨大熊に襲われ、次々と
切り株完成。

↑熊のぬいぐるみを着ていた青年が後ろから熊の張り手で首チョンパ

↑熊のぬいぐるみの頭の中に残された頭

↑逃げ遅れたラテン系美女が胴体真っ二つ。モツも美しい。

↑油断した所をパックリ喰われちまった男が残したのは、2本の腕だけ・・・。
切り株度

レヴュー『グリズリー・パーク』
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グリズリー・パーク

2009年03月22日 19時27分36秒 | 洋画ホラー
GRIZZLY PARK/08年/米/95分/劇場未公開
監督:トム・スカル
出演:グレン・モーシャワー、シェドラック・アンダーソン三世、エミリー・フォクスラー、ズライ・エナオ

<ストーリー>
自然公園でボランティア活動する若者たちを、巨大グマと森に逃げ込んだ殺人犯が襲う。
<感想>
予告編がすっげぇ面白そうだったので借りて観ましたが、面白かったのは

ラスト10分だけ

でした。

逃亡中の連続レイプ殺人犯が大きなキーパーソンとなるのかと思いきやそうでもない。
特に若者たちに絡む訳でもなく、中盤辺りで熊に喰われて、はいさよなら。

それと、どこに入れて持ってきたのか大きな謎を残す「熊のぬいぐるみ」も、只のギャグアイテムだったのかと思っていました。

が、この二つの要素、実はラストでの報道アナウンサーのセリフに登場する為の実に大切な‘モノ’だったんですなぁ。
単なるオチの為だけに用意されていたのかと思ったら、変に笑いが込みあがってきましたよ。

最後まで生き残る、天然なボケを持った美女。
実はかなりのビッチな女だったという所も笑いを誘いましたが、映画全体的に能天気で、殺しのレパートリーが少ないのも残念。
あれだけの登場人物がいるのだから、もう少し殺される、喰われるシーンを増やし、ラストに集中させるのではなく、随所に散りばめてくれたら、もうちょっとは盛り上がったかと。

兎に角、ラストまでダラダラな流れなんで、緊張感が得られないことが動物パニック物としてはダメです。

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★
09/03/22DVD鑑賞
動物パニック・ホラー DVD旧作
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ホテルゾンビ

2009年03月21日 23時26分25秒 | 洋画ホラー
DEAD & BREAKFAST/04年/米/87分/劇場未公開
監督:マシュー・ルートワイラー
出演:エヴァー・キャラダイン、ブレント・デヴィッド・フレイザー、ポーシャ・デ・ロッシ、デヴィッド・キャラダイン

<ストーリー>
さびれた田舎町に迷い込んだ6人の若者が、ゾンビ化した町の住民に襲撃される。
<感想>
色んな名作ホラーのパロディが、微妙な笑いで味付けされているね。
『死霊のはらわた』『バーニング』『ブレインデッド』、果てにはマイケル・ジャクソンの「スリラー」まで。

これらが巧く副作用として効果していればいいんだけれど、全く効いていないんだよね。
ぶっちゃけ、サムいです。
観ている間、私でも体に悪寒が走るほどサムかったのに、作った人は映画の出来にサムさを感じなかったのか?

無意味に出てくる弾き語りの男、何をトチ狂ったのか突然恋人を撲殺する青年。
訳分かんない以前に唖然失笑。
後、本編観なくても、エンドロールの歌を聴いていれば内容が全部把握出来るってのがこの映画の出来の悪さにトドメを刺しちゃってます。

チェーンソーが首に刺さったまま、大量に血飛沫出しながら悶え苦しむ場面は唯一面白いアイデアで気に入ったし、ゾンビを殺す際の首チョンなどのグロさは中々凝った作りで楽しめただけに、結果的には勿体ない作品になってしまっていて非常に残念。
ちゃんとしたコメディで、真面目に真剣に作っていればそれなりに面白い作品になっていたんじゃないかな?

DVDジャケの裏面に

「これが『ショーン・オブ・ザ・デッド』に対するアメリカからの回答だ!」

なんて書かれていたけれど、こんなオーバーな事言っちゃっていいの?
アメリカ・インディーズ監督の才能の低さを逆に疑われちゃうかと思うんだけれど・・・。

評価:★☆
09/03/21DVD鑑賞
ゾンビ・ホラー・コメディ デヴィッド・キャラダイン DVD新作
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