キリング・ショット

CATCH .44／１１年／米／９４分／犯罪サスペンス／R15+／劇場公開（2012/04/07）
－監督－
アーロン・ハーヴィー
－脚本－
アーロン・ハーヴィー

－出演－
＊フォレスト・ウィッテカー『エクスペリメント』・・・ロニー
＊ブルース・ウィリス『ＲＥＤ／レッド』・・・メル
＊マリン・アッカーマン『ウォッチメン』・・・テス
＊ニッキー・リード『トワイライト・サーガ／ブレイキング・ドーン Part 1』・・・カラ
＊デボラ・アン・ウォール『マザーズデイ』 ・・・ドーン
＊シェー・ウィガム『テイク・シェルター』・・・ビリー
＊ジル・ストークスベリー・・・フランシーヌ
＊ブラッド・ドゥーリフ『プリースト』・・・コナーズ保安官
＜ストーリー＞
マフィアのボス・メルの命令により薬物取引が行われるダイナーを訪れたドラッグディーラーのテスたち。彼女たちが銃を構えると、女主人が応戦し…。

全員、クセ者。

すべてはこの一撃から始まる。

＜感想＞

登場人物の台詞をそのまま借りるけれど

「お前ら一体何の話をしているんだ！！」

そんな映画です。

時間軸がバラバラだったり、会話の応酬だったりと、なんとなくタランティーノ作品を匂わす作りではあるけれど、肝心の台詞全てに“何を言っているのか”の意味が解らなさ過ぎて完全に物語の流れについていけずに置いてけぼり。

結局こいつらは何をしたかったのかがさっぱりだった。

タランティーノの真似事をするのは勝手だけれども、もう少し脚本を煮詰めて欲しい。
意味フーな会話劇ほど退屈なものはない。

これははっきりいって大物俳優の無駄使い映画である。

姉妹２人が銃殺されるまでの件は面白いし、音楽の使い方も凝っていて良いと思う。
話の組み合わせと、会話の意味というものがきちんと出来ていればそれなりに楽しめるスタイリッシュな犯罪映画になったんじゃないかなぁ。

キモ過ぎるフォレスト・ウィッテカーは○。

評価：★★☆
１２／０９／１７ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2012-09-05
メーカー：ワーナー・ホーム・ビデオ

ウォーキング・デッド2 Vol.5

THE WALKING DEAD／１１年／米／８６分／ゾンビホラー・ドラマ／ＴＶ
－製作総指揮－
フランク・ダラボン
－企画－
フランク・ダラボン

－出演－
＊アンドリュー・リンカーン…リック・グライムズ
＊ジョン・バーンサル…シェーン・ウォルシュ
＊サラ・ウェイン・キャリーズ…ローリ・グライムズ
＊ローリー・ホールデン…アンドレア
＊ジェフリー・デマン…デール
＊スティーヴン・ユァン…グレン
＊チャンドラー・リッグス…カール・グライムズ
＊ノーマン・リーダス…ダリル・ディクソン
＊アイアン・シングルトン…Ｔドッグ
＊メリッサ・マクブライド…キャロル
＊マディソン・リンツ…ソフィア
＊プルイット・テイラー・ヴィンス…オーティス
＊ローレン・コーハン…マギー・グリーン
＊スコット・ウィルソン…ハーシェル・グリーン
＊エミリー・キニー…ベス・グリーン
＊ジェーン・マクニール…パトリシア
＊ジェームズ・アレン・マキューン…ジミー
＊マイケル・ルーカー…メルル・ディクソン
＊アダム・ミナロヴィッチ…エド
＊マイケル・ゼゲン…ランダル
＜ストーリー＞
ゾンビが蔓延るアメリカを舞台に、昏睡状態から目覚めた保安官が生存者たちを率い、安住の地を求めてサバイバルしていく姿を描く。
＜感想＞

第９話からのつづき。
第１０話と第１１話を収録。

第１０話

街で捕らえた青年をどうするかで対峙するリックとシェーン。
殺すべきだと主張するシェーンに対し生かしたまま放置して帰ろうと主張するリック。
お互いが意見を譲らない為に遂には殴り合いの喧嘩ですか。

そんな事しててもいいんですか？
ほらほら、ウォーカーがわらわらと出てきましたよ。

危機一髪から何とか逃れるリック。

片やバスの中で必死に抵抗し続けるシェーン。

とりあえず青年を一旦農場へ連れて帰る事にしたリックは、ウォーカーから逃れる為にシェーンを残してその場を離れようとします。
が、やっぱり置いて行けないと車で駆け寄りシェーンを救出。
３人は農場へと戻るのでした。

第１１話
「仲間は何人だ！」

シェーンやダリルたちは連れて帰ってきた青年を拷問し、彼の口から仲間の存在を明確に聞きだそうとします。
どうやら青年の仲間は３０人近くいるらしく、このまま逃がしてしまうと仲間を引き連れてこの農場へとやってくるに違いないと察したリックたちは、青年を処刑すべきだと結論に達します。

最終決議でも多数決で処刑に決定。
だがしかし、一人だけ反対する者がいました。

デールです。
「人間が人間を殺すべきではない」
「そんな事したら世界は終わってしまう」
「人の心がまだあるなら処刑なんてするべきではない」
ただ一人懸命に訴えるデール。
だが、他の仲間は誰も耳を貸そうともせず、論議は終結してしまうのでした。

そしていよいよ、その夜、青年を銃で処刑しようとしたリックでしたが、躊躇いが生じてしまい結局撃つ事が出来ませんでした。
「これでいいのよ」とリックを労う妻ローリ。

深夜、農場を見回っていたデールは、急に何処からともなく現れたウォーカーに襲われてしまいます。

懸命に抵抗しようとするも、ウォーカーの力には勝てず、腹を裂かれてしまうのです。
実はこのウォーカーは

カールが近くの山中で見つけ、銃を持っていたにも拘らず結局怖気づいて倒さないまま放置してきたウォーカーだったのです。
この時仕留めていれば・・・。

息も絶え絶えに辛そうなデールを見て「楽にしてあげて」と願い出る女性たち。

その役を買って出たのはダリルでした。
一発の銃声が農場に響き渡る。

人間が人間を殺すべきではない。
そう主張し続けてきたデールがまさか自分がそういう運命になってしまうとは。
なんとも後味の悪いラストでした。

第１２話へとつづく。

オフィシャル・サイト（日本語）
AMCオフィシャル・サイト(英語)
FOXチャンネルオフィシャル・サイト（日本語）

関連作：
「ウォーキング・デッド　（シーズン１）(2010)」
・・・「ウォーキング・デッド Vol.1」
・・・「ウォーキング・デッド Vol.2」
・・・「ウォーキング・デッド Vol.3」
「ウォーキング・デッド　（シーズン２）(2011)」
「ウォーキング・デッド　（シーズン３）(2012～2013)」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.1」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.2」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.3」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.4」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.5」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.6」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.7」
・・・「ウォーキング・デッド3 Vol.8」
「ウォーキング・デッド　WEB限定エピソード『恐怖の倉庫』(2012)」（スピンオフWEBエピソード）
「ウォーキング・デッド（シーズン４）(2013～2014)」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.1」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.2」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.3」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.4」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.5」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.6」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.7」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン4 Vol.8」
「ウォーキング・デッド（シーズン５）(2014～2015)」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.1」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.2」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.3」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.4」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.5」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.6」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.7」
・・・「ウォーキング・デッド シーズン5 Vol.8」
「ウォーキング・デッド（シーズン６）(2015～2016)」
『ウォーキング・デッド　（シーズン７）(2016～2017)』
『ウォーキング・デッド（シーズン８）(2017～2018)』

参照：
「ウォーキング・デッド2 Vol.1」
「ウォーキング・デッド2 Vol.2」
「ウォーキング・デッド2 Vol.3」
「ウォーキング・デッド2 Vol.4」
「ウォーキング・デッド2 Vol.5」
「ウォーキング・デッド2 Vol.6」

評価：★★★☆
１２／０９／１６ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2012-09-07
メーカー：角川書店

僕等がいた 前篇

１１年／日本／１２３分／青春ロマンス／劇場公開（2012/03/17）
－監督－
三木孝浩
－原作－
小畑友紀『僕等がいた』
－主題歌－
Mr.Children『祈り～涙の軌道』

－出演－
＊生田斗真・・・矢野元晴
＊吉高由里子『ロボジー』・・・高橋七美
＊高岡蒼甫『十三人の刺客』・・・竹内匡史
＊本仮屋ユイカ『ワイルド７』・・・山本有里
＊小松彩夏『ＮＥＣＫ　ネック』・・・山本奈々
＊柄本佑『月光ノ仮面』・・・アツシ
＊須藤理彩『ロボコン』・・・竹内文香
＊麻生祐未『SURVIVE STYLE5+』・・・矢野庸子
＜ストーリー＞
北海道・釧路を舞台に、矢野元晴と高橋七美の眩いばかりの初恋を描く。

それでも、
永遠だと
信じたかった――。

＜感想＞

吉高ちゃんが出ていなかったら決して手は出さないであろう純愛青春もの。
ベタベタなラブロマンスは苦手だけれども、好きな女優が出ていると別腹です。
あの作品みたくアクション映画だと思って借りたらロマンス映画だったら腹立ちますが、これは端からロマンス作品だと解りきって借りているので腹は立ちません。
ま、内容次第ではその想いも覆る事はありますが。

純粋な気持ちで楽しめましたよ。
吉高ちゃんが出ている事とは別にしてもストーリーが結構良かった。

亡くなった元カノの姿が未だ忘れられずに中々新しい恋に前向きになれない矢野くん。
そんな哀しそうな彼の姿を放ってはおけず、積極的にアプローチして元カノの存在を打ち消してあげようと頑張る七美ちゃん。
陰から好きな女性を温かく見守りつつも時には優しく手を差し伸べてあげる竹内くん。
そんな３人の間に割って入ろうとしてくるお邪魔虫な山本さん。

ほっこりともするし。
切なくもさせられるし。

ぎくしゃくした四角関係をまるで天秤にかけたかのように行ったり来たり。
ゆっくりと進む恋の紙飛行機は一体何処に着地しようとしているのか。

一向にはっきりとさせない恋愛模様には苛々とする場合もあるけれど、今回は主要人物たちや話の進み具合に可愛さと綺麗さがあって良い感じに堪能させて貰いました。

最後は東京に出発してしまった矢野くんを七美ちゃんが涙姿で見送るシーンになるんだけれど、ナレーションによればこれが最後の別れだったようで。
矢野くんの持病も何かしら２人の関係に悪影響をもたらしてくるのでしょうか。
後篇ではどういった形でそれぞれの姿を描いているのか非常に気になる所ではあります。

しんみりとしたロマンス作品ではあるけれど、そこはやっぱり青春ものだけあって妙にニマニマしながら観れちゃう所は邦画だからこその自分の学生時代を重ね合わせても身近に感じる部分が結構あったからで、何かこういう恋も良いかもしれないなぁと何度も思わされるものはありましたねぇ。

途中まで本仮屋ちゃんだと気づかない位、山本さんは根暗すぎてある意味不気味。
この子はこういう役もハマルけれども、自分的には今流れている車のＣＭでのキラッとした本仮屋ちゃんの方が断然可愛くて好きです。

この原作漫画、読んだような記憶があるんだけどなぁ。
昔の元カノが持ってたんやろか？？

今作の吉高ちゃん

意外と似合うんだよなぁセーラー服が。
テストの点数も８点と馬鹿キャラな所もザ・吉高ちゃんって感じがして良い。

浴衣姿も可愛い。
こういう子と手を繋いで夜店で金魚すくいとかしてみたいなぁ。

オフィシャル・サイト

関連作：
『僕等がいた　前篇(2011)』
『僕等がいた　後篇(2011)』

評価：★★★☆
１２／０９／１５ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2012-09-14
メーカー：博報堂DYメディアパートナーズ

ストリッパー・ゾンビランド

STRIPPERLAND／１１年／米／１０３分／エロティック・ソンビホラー／オリジナルビデオ
－監督－
ショーン・スケルディング
－製作－
ショーン・スケルディング

－出演－
＊ベン・シェパード
＊マーリン・マクガイア
＊イリーナ・ヘリン
＊ジェイミソン・シャーリーン
＊ダニエル・ボールドウィン
＜ストーリー＞
謎のウイルスが蔓延し、ほとんどの女性がストリッパーゾンビになってしまった世界。生き残ったオタク青年・アイダホは、祖母が住むオレゴンのポートランドを目指して旅に出るが…。

＜感想＞

柳の下に二匹目のドジョウはいなかった。

つまんね
つまんね
つまんねぇ

あ、これ『ゾンビランド』のパクリです。
違った、パロディです。
はっどっちでもいいわ。

出てくるゾンビは女のみ。
しかもストリッパーと化すって聞いたらある程度ムフフを期待しちゃうじゃないですか。
私の記憶が正しければおっぱいゾンビは一匹しか出てこなかった様な気がするんですが。
他は皆、衣装着用してますけど！
ざけんなって話。
けど、尻率は高い。
尻はいらん。
おっぱい見せんかいゴラァ。

ま、それ以前にゾンビ女のレベルがかなり低いんですけどね。
ブスばっか。
ブスゾンビ。
萎える、萎える、萎えまくりんこ。
もうちょっと可愛い子集められんかったのか。
ブスのストリッパーなんていらんわっ。
見たくもないわ。
お世話にもなりたくないわ。

本家ではビル・マーレイの邸宅に逃げ込んでいましたが、こちらも大物俳優の邸宅に逃げ込み・・・って誰やねんおっさん！

そういや『ショーン・オブ』のパロディもありましたな。
ゾンビのフリをするってやつをここでもやってます。
ストリッパーのフリをするってなものなんですが、こちらの人間女もお顔が残念さんなんで幾らセクシーダンス見せられようが全くテンション上がりまへん。

んで、序盤から引っ張ってきた「困ったときのブリーフケース」の中身なんですが。
そんなんかいってなものでしてなぁ。
果てしなくガッカリですわ。

ゴアシーンはえらく頑張ってる。
ここは褒めてあげたい。
いや、ここしか褒めるところがない。

もうストーリー展開も何もかもグダグダゆるゆる。
くっそつまらん。

久々にやっちまったよ早送り。
ゴアシーンだけ見て、他は見る気も起きないので飛ばし飛ばしでエンディング。
マジで困ったちゃんなＢ級ゾンビだった。

余談だが、何故かこれ、うちの近所のゲオではＡＶコーナーにひっそりと置かれておりましたｗｗ

評価：★
１２／０９／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2012-09-07
メーカー：オデッサ・エンタテインメント（旧タキ・コーポレーション）

Black & White/ブラック ＆ ホワイト

THIS MEANS WAR／１２年／米／９８分／アクション・ロマンス／劇場公開（2012/04/20）
－監督－
マックＧ
『ターミネーター４』
－製作－
ウィル・スミス

－出演－
＊リース・ウィザースプーン『ペネロピ』・・・ローレンス・スコット
＊クリス・パイン『アンストッパブル』・・・ＦＤＲ
＊トム・ハーディ『インセプション』・・・タック
＊ティル・シュヴァイガー『ニューイヤーズ・イブ』・・・カール・ハインリッヒ
＊チェルシー・ハンドラー『イースターラビットのキャンディ工場』・・・トリッシュ
＊アンジェラ・バセット『グリーン・ランタン』・・・コリンズ（ＣＩＡ上官）
＜ストーリー＞
同じ女性に恋をしてしまったふたりのCIAエージェント・FDRとタックが、彼女のハートを射止めるためにあらゆる職権を乱用して激しいバトルを繰り広げる。

史上最大の“職権乱用”

＜感想＞

笑えません！
こんなんがマックＧが長年温めてきた企画なん？
大して面白くないよ。
そもそもアクション映画じゃなくてロマンス映画だったって所からして私向きじゃなかったのが痛かった。

二股かけた女が、それぞれの男とイチャイチャしているだけやん。
さて、どっちの男を取るか？

見え見え。

どうせそっちだろ？って思ってたらその通りだった。
捻りなさ過ぎてつまんねぇオチ。
そりゃ子持ちは重たいよ、常識的に考えたら。

アクションは序盤と終盤にあるけれど、これ自体も燃える程の醍醐味もない。
敵ボスの呆気なさと言ったら。。。

スパイの要素も皆無。
ロマンス主体で他はおまけ。
お互いを監視モニターで眺めてやきもち焼いて「チクショ！」て地団駄踏んでいるだけの内容。
いい大人２人が年甲斐も無く何やってんだか。

「色々あったけれど俺たち永遠の友達だ！」ガシッ。

アホくさ。
勝手にやってなさい。
仕事しろよ仕事。
ゴミ箱にゴミクズ投げて遊んでいる場合か。
平和なＣＩＡだ。

スプーンだかフォークだか知らないが、ヒロインがちっとも可愛くない。
こんな魅力も無い女の何処に惹かれたのか２人は報告書に纏めて提出するように！

オフィシャル・サイト（英語）
オフィシャル・サイト（日本語）

評価：★★☆
１２／０９／１３ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2012-09-14
メーカー：20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン