銀幕大帝α

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ダークナイト ライジング

2012年12月07日 21時55分53秒 | 洋画アクション
THE DARK KNIGHT RISES/12年/米/164分/アメコミヒーロー・アクション/劇場公開(2012/07/28)
-監督-
クリストファー・ノーラン
『インセプション』
-製作-
クリストファー・ノーラン
-原案-
クリストファー・ノーラン
-脚本-
クリストファー・ノーラン

-出演-
クリスチャン・ベイル『ザ・ファイター』・・・ブルース・ウェイン/ダークナイト=バットマン
マイケル・ケイン『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』・・・アルフレッド
ゲイリー・オールドマン『赤ずきん』・・・ジェームズ・ゴードン市警本部長
アン・ハサウェイ『アリス・イン・ワンダーランド』・・・セリーナ・カイル
トム・ハーディ『Black & White/ブラック & ホワイト』・・・ベイン
マリオン・コティヤール『コンテイジョン』・・・ミランダ・テイト
ジョセフ・ゴードン=レヴィット『メタルヘッド』・・・ジョン・ブレイク
モーガン・フリーマン『RED/レッド』・・・ルーシャス・フォックス
マシュー・モディーン『トランスポーター2』・・・フォーリー市警副本部長
アロン・モニ・アブトゥブール・・・パヴェル博士
ベン・メンデルソーン『ブレイクアウト』・・・ダゲット
バーン・ゴーマン・・・ストライバー
ジョン・ノーラン『バットマン ビギンズ』・・・フレデリクス
ネスター・カーボネル『ダークナイト』・・・ゴッサム市長
キリアン・マーフィ『TIME/タイム』・・・ジョナサン・クレイン/スケアクロウ
リーアム・ニーソン『タイタンの逆襲』・・・ヘンリー・デュカード/ラーズ・アル・グール
ジョシュ・ペンス『バトルシップ』・・・ラーズ・アル・グール(若年期)
<ストーリー>
ダークナイトがデント検事の死の責任を背負い、ゴッサム・シティーから姿を消した夜から8年後。平和を取り戻した街に、覆面テロリスト・ベインが現れる。

伝説が、壮絶に、終わる。

<感想>

クリストファー・ノーラン版バットマンとしての鮮やかな幕引きでもあり、相棒ロビン誕生を予感させ今後の未来に期待を膨らませる、3部作最終章にしてまたもや満足度の高い傑作でありました。
しっかりと余韻を持たせてくるよなぁ。。。
マイケル・ケインの零れ落ちる笑みがまた良いのだわ。

殺しの濡れ衣を着せられ前線から退いていたバットマンことブルース・ウェインが、正にライジングするが如く監獄という名の奈落の底から這い上がり、再びゴッサム市民の命を救うべく身を犠牲にして核爆弾と共に海の彼方で姿を消し去り、そして伝説となる。

かっこいい。
なんてカッコイイのだ。

もうこの一言に尽きる。

そりゃまぁ前作のジョーカーに比べるとベインというキャラクターはインパクトという点では負けている。
ジョーカーというよりヒース・レジャーの演技は神掛かっていたからね。
けど今回のベインもあそこまでジョーカー同等の卑劣な悪に徹してくれると、ボロボロになったバットマンに自然と
「立ち上がれ!!」
と拳を握り締め応援したくなるってなもんだ。
加えベインの他に予想外な黒幕が登場してくるのだが、こいつがもう冷静沈着過ぎて腹立ってくる。
あれほど勝ち誇った顔されると
バットマンよボコボコにしちゃえよ
と言いたくもなるが、事情が事情だけにそうもいかず、ただ成り行きを見守るしかないってのがもどかしい。
ただそれがあった故にバットマンの決断には勇気を、そしてこれからのゴッサム・シティに訪れる平和に希望を見出せたものはあったんだよなぁ。

収録時間164分。
長い。
時間だけ見ればそれも思うでしょう。
しかし実際に観始めるとそうは感じさせない。

濃い。
内容が分厚い。
きちんと最後まで見届けたくなる面白さがある。
そして見届けた先に訪れるのは胸熱のエンディング。

オフィシャル・サイト(英語)

関連作:
『バットマン ビギンズ(2005)』(シリーズ第1作)
『バットマン ゴッサムナイト(2008)』(OVA)
『ダークナイト(2008)』(シリーズ第2作)
『ダークナイト ライジング(2012)』(シリーズ第3作)

評価:★★★★
12/12/07DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-12-05
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
コメント (30)
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ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略

2012年12月06日 00時38分54秒 | アニメ(国内)
12年/日本/93分/ファンタジー・アクション/PG12/劇場公開(2012/06/23)
-監督-
窪岡俊之
『ベルセルク 黄金時代篇 I 覇王の卵』
-アニメーション制作-
STUDIO4℃
-原作-
三浦建太郎
-主題曲-
平沢進

-声の出演-
岩永洋昭・・・ガッツ
櫻井孝宏・・・グリフィス
行成とあ・・・キャスカ
梶裕貴・・・ジュドー
寿美菜子・・・リッケルト
藤原貴弘・・・ピピン
松本ヨシロウ・・・コルカス
矢尾一樹・・・ガストン
豊崎愛生・・・シャルロット
小山力也・・・ユリウス/アドン
三宅健太・・・ゾッド
<ストーリー>
ミッドランド王国とチューダー帝国の百年戦争が最終決戦に突入し、グリフィスは国王に鷹の団だけで出陣することを進言する。一方、ガッツはその戦いを最後に鷹の団を去る決意を固めていた。

訣別もまた、宿命

<感想>

えっろ。

ま、原作漫画自体が青年向けやからね。
あれを映像化させるとこうなりますという良い意味で正しいやり方。
悪い意味だと本当に中学生以下は観ちゃダメ。
年齢上よろしくない。
思春期の子供が観たら鼻血どころじゃ済まされない。
股間が膨らんで夜も興奮して眠れなくなる。
寝付けないから再びDVD入れてそこだけ再見しちゃう可能性大。
眼の下にクマを作って学友に
「ベルセルク観てたら眠れなくなっちゃってよ~」
と打ち明けて
「え?そんなに面白いの?あれ」
と聞かれて
「あ・・・うん・・・まぁ・・・アハハ」
と素直になれないガキ共よ。
保健体育の教科書でも読んどけ!

がっつりおっぱいと下の毛と生理現象を映し出し、挙句の果てには濃厚なセックスシーン。
大人のアニメじゃ。
子供は戦うアニメならワンピースで十分だ。

作品としてはこんなもんでしょ。
第3部への繋ぎ的なものとしても可も無く不可も無く。

さぁこれからいよいよ話の中心部分に突入するぞって所でブツッと終わるので、残りの最終作には大いに期待も膨らむ。
あの人やあの人なんかが、こうなってあんなことになっちゃって、そしてそして・・・
わー楽しみだぁ~~。

オフィシャル・サイト

関連作:
「剣風伝奇ベルセルク <TV>」(1997~1998)
『ベルセルク 黄金時代篇 I 覇王の卵 (2011)』(第1部)
『ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略 (2012)』(第2部)
『ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨 (2012)』(第3部)

評価:★★★
12/12/05DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-12-05
メーカー:バップ
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クライモリ デッド・パーティ

2012年12月05日 23時53分27秒 | 洋画ホラー
WRONG TURN 5: BLOODLINES/12年/米/91分/殺人鬼ホラー/劇場未公開
-監督-
デクラン・オブライエン
『クライモリ デッド・ビギニング』
-脚本-
デクラン・オブライエン

-出演-
カミラ・アーフウェドソン
ロクサンヌ・マッキー『F エフ』
ダグ・ブラッドレイ『エクソシズム』
<ストーリー>
小さな町のハロウィーンパーティに訪れた5人の若者たち。だが、謎の男と喧嘩になった彼らは、男と共に保安官に捕まってしまう。しかも、男は“奴ら”と共謀して殺人を繰り返す凶悪犯で…。

<感想>

なんだかんだでこのシリーズも遂に5作目ですよ。
まさかここまで続くとはね。
1作目以外は未公開作品ってのが観てそのまんま知って納得のB級並みの完成度で、そこのところは致し方ないかなぁ。
確かに劇場で流す程の出来じゃないけども、グロさ的な描写はちゃっかり良質さを保っているってのがちょっとばかし嬉しい。

今作も結構なスプラッター具合。
一番強烈だったのが、腹を切られて内臓(多分大腸)を抉り出されてそれを自分自身で食わされちゃうシーン。
己の臓物を口に押し込められるなんてこりゃ参った、屈辱的だね。
生き延びたらトラウマに成りかねないけれど無事に死んだからまぁいいじゃん。
でも私側からしたら気持ち悪すぎだけども^^;

後、テンパった女警官が必死で溢れ出した内臓を腹の中に押し戻すなんてのもあった。
第一の犠牲者も含め、今回は腹裂き腸出しに拘りを感じさせるので、そこに美学を抱く人は是非ともご飯のおかずとして鑑賞されたし。

残念なのが「クライモリ」じゃなくて「クライマチ」になっちゃっている部分はまぁ眼を瞑るとしても、テンポが悪すぎ。
展開上然程重要でもないセックスシーンとかポンポン放り込んできているし無駄に長いので、話がつまずいてダレる。
流れの良さを止めない為にも奇形児軍団の無茶ぶりをスムーズに描いて欲しかった。

狙われた若者グループがどいつもコイツも馬鹿ばっかりだったばかりに、一致団結して迎え撃てば勝てたかもしれないのに結局は単独行動に走って壊滅。
殺人鬼一家のおやじの予言通りに悪人大勝利へとゴールしてしまうラストを観てたら、やっぱりマリファナ吸って遊び呆けている馬鹿たちに期待しても無理ってなもんだよなぁと納得せずにはいられなかったね。

顔は悪いが頭脳派な殺人鬼一家に、女性警官が1人で幾ら頑張ってもそりゃ敵わんわw

ちゅうことで、予感だけどまだまだ続編あるよこれ。
対等かそれ以上に戦える者を主人公にしないとこのシリーズは永遠に終わらない。

関連作:
『クライモリ』(シリーズ1作目)
『クライモリ デッドエンド』(シリーズ2作目)
『クライモリ デッド・リターン』(シリーズ3作目)
『クライモリ デッド・ビギニング』(シリーズ4作目)
『クライモリ デッド・パーティ』(シリーズ5作目)
『クライモリ デッド・ホテル』(シリーズ6作目)

評価:★★☆
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レンタル開始日:2012-12-05
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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復讐の絆 Revenge: A Love Story

2012年12月01日 00時22分33秒 | 亜細亜ドラマ
復仇者之死 REVENGE: A LOVE STORY/10年/香港/91分/バイオレンス・ドラマ/R-15/劇場未公開
-監督-
ウォン・ジンポー
-脚本-
ウォン・ジンポー

-出演-
蒼井そら『援助交際撲滅運動 地獄変』
ジュノ・マック『ドリーム・ホーム』
<ストーリー>
刑事と身重の妻の連続惨殺事件が発生。仲間を殺された刑事たちは、容疑者・キットを逮捕する。だが、キットの恋人で妊婦のウィンは、自らの腹を引き裂き無実を訴える。

<感想>

殺人犯側を心から応援してしまうなんて滅多にないと思う。
もうそんな気持ちになるくらい、香港警察の刑事たちの非道っぷりが嫌になった。
ウィンが取調室で色んな刑事にレイプされるシーンは尋常でない程の怒りが込み上がって来る。
その一部始終を見届けてしまったキット。
証拠隠滅の為に無実の罪で投獄され、刑期を終え釈放されてからのキットの復讐には否応が無しに
「やっちまえ」
と拳を突き上げたくなるわたしの心情。
こんな鬼畜な刑事どもは葬ってしまって結構。
情けなんて必要なし!

作品としてはすっげぇ良いです。
固唾を呑んで見守ってしまった位、展開に釘付けになってしまいましたから。
ただ素直に「面白かった」とは言えない。
何せやり切れない気持ちが半端なかったから。

苛立ちを覚える中盤を経て、復讐は何も生み出さないと深く考えさせられるラストシーンに至るまで複雑な想いが常に重なり合い、観終わった後も心の整理が全く出来ないままであった。

知的障害の女子高生と饅頭売りの男による悲しみの中でなんとか幸せを掴み取ろうともがく切ない物語に貴方は何を感じるか。
強くは勧めないし、観ても良い気分にはなれない。
けど脳裏に焼きつくほどの描写の数々に圧倒される事は間違い無しの傑作!

今作の美女図鑑

ウィン役の蒼井そら。
AV作品の数々ではそりゃ色々とお世話になりましたが、あんあん言わずにマグロ状態で犯されるそらちゃんもまた魅力的だった。
1人の女優としても演技が素晴らしかったし、何よりも笑顔がやたらと可愛かった。
AV作品では一度も思った事ないのに、初めてこんなにも笑顔が素敵な子やったんやなぁと素直にハートを射止められちゃいましたよ。
今後も国際派女優として開花していって欲しいねぇ。

評価:★★★★
12/11/30DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-09-05
メーカー:AMGエンタテインメント
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