銀幕大帝α

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アパリション -悪霊-

2013年04月22日 21時20分40秒 | 洋画ホラー
THE APPARITION
2012年
アメリカ
82分
ホラー
劇場未公開



監督:トッド・リンカーン
製作:ジョエル・シルヴァー
脚本:トッド・リンカーン
出演:
アシュリー・グリーン『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』
トム・フェルトン『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
セバスチャン・スタン『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』

<ストーリー>
長閑な町で暮らすカップルに恐ろしい怪奇現象が襲い掛かる。人間の心が作り出した超常現象が、人間の恐怖によって増殖していく。



-感想-

ダーク・キャッスル作品かぁ、久しぶりやなぁ。

一種のスーパーナチュラルもの。
死んだ人間の霊を呼び寄せるのではなくて、新たに霊を作り出すという設定は斬新で面白い。
話の内容としては、その実験のせいで、この世に存在してはならない“モノ”を異世界から招いてしまい、当事者達が取り憑かれ呪い殺されていくといった感じ。

家中がカビだらけになり、何時の間にか衣服は切り裂かれ、防犯カメラは壊されていく。
そしてその超常現象は徐々にエスカレートしていき、最終的には家中が滅茶苦茶に破壊されてしまう。
この辺の描き方は凝った作りになっていて視覚的には楽しめます。

恐怖に怯えるカップルは家を飛び出し、どうにかして呪いから逃れようと郊外へ車を走らせるのだが・・・。

何処に行こうとも決して呪いの連鎖からは脱する事は出来ない。
関わった者に待ち構えているのは「死」のみ。

とまぁ、勘が良い人ならば『呪怨』のパクリだと直ぐに気付くと思うのですが。

展開は早いですし、本編も70分強と短いのでさらりと観れちゃう作品ではあります。
ただ難点を挙げるとすれば、全く怖くない所でしょうね。

ホラー好き上級者には物足りないかもしれませんが、雰囲気はある程度に出ているので、初心者の方ならそこそこに恐々とした気持ちで観れるかも。

評価:★★★
13/04/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-04-17
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
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ピーター・ジャクソン

2013年04月21日 20時57分56秒 | 監督&俳優別
Peter Jackson/■生年月日:1961/10/31/通称:ピージャク/特技:モンスター&グロ

『移動都市/モータル・エンジン(2018)』脚本/製作
『ホビット 決戦のゆくえ(2014)』製作/監督/脚本
『ホビット 竜に奪われた王国(2013)』脚本/製作/監督
『ウエスト・オブ・メンフィス 自由への闘い(2012)<未>』製作
『ホビット 思いがけない冒険(2012)』監督/脚本/製作
『レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人(2011)<未>』出演
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011)』製作
『第9地区(2009)』製作
『ラブリーボーン(2009)』監督/脚本/製作
『アントラージュ★オレたちのハリウッド(シーズン4)(2007)<TV>』ゲスト出演
『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007)』出演
『リンガーズ ~ロード・オブ・ザ・ファンズ~(2005)<未>』出演
『キング・コング(2005)』監督/脚本/製作※★★★★☆
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003)』監督/脚本/製作※★★★★★
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002)』監督/脚本/製作※★★★★★
『ロード・オブ・ザ・リング(2001)』監督/脚本/製作※★★★★★
『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー(1996)』監督/出演/製作総指揮
『さまよう魂たち(1996)』監督/脚本/製作※★★★★
『乙女の祈り(1994)』監督/脚本※★★★★
『ブレインデッド(1992)』監督/脚本※★★★★☆
『ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス(1989)』監督/脚本/製作
『バッド・テイスト(1987)』監督/脚本/出演

注:※は鑑賞済み個人的評価レヴュー無し
コメント (2)
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ホビット 思いがけない冒険

2013年04月21日 01時31分56秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY
2012年
アメリカ/ニュージーランド
170分
ファンタジー/アドベンチャー/ドラマ
劇場公開(2012/12/14)




監督:ピーター・ジャクソン『ラブリーボーン』
製作:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』
脚本:
ピーター・ジャクソン
ギレルモ・デル・トロ

第2班監督:アンディ・サーキス
出演:
イアン・マッケラン・・・灰色のガンダルフ
マーティン・フリーマン『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』・・・ビルボ・バギンズ
リチャード・アーミティッジ『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』・・・トーリン・オーケンシールド
ジェームズ・ネスビット・・・ボフール
ケン・ストット・・・バーリン
シルヴェスター・マッコイ・・・ラダガスト
ケイト・ブランシェット『ハンナ』・・・ガラドリエル
イアン・ホルム・・・老いたビルボ
クリストファー・リー『ダーク・シャドウ』・・・サルマン
ヒューゴ・ウィーヴィング『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』・・・エルロンド卿
イライジャ・ウッド・・・フロド
アンディ・サーキス『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』・・・ゴラム
エイダン・ターナー・・・キーリ
ディーン・オゴーマン・・・フィーリ
グレアム・マクタヴィッシュ『コロンビアーナ』・・・ドワーリン
アダム・ブラウン・・・オーリ
ピーター・ハンブルトン・・・グローイン/ウィリアム(トロル)
ジョン・カレン・・・オイン
マーク・ハドロウ・・・ドーリ/バート(トロル)
ジェド・ブロフィー・・・ノーリ
ウィリアム・キルシャー・・・ビフール/トム(トロル)
スティーヴン・ハンター・・・ボンブール

<ストーリー>
ホビット族のビルボは、恐るべきドラゴン・スマウグに奪われたドワーフ王国を取り戻すべく、危険な冒険に旅立つ。

-感想-

あぁ~ほんま最近あかんわ。
なんでこんなにも涙脆くなったんやろか。
トーリンがビルボを初めて仲間として認めてガシッと抱き合う姿だけでも涙出そうになるんだもん。
「一生の不覚!」ガシッ(´;ω;`)ブワッ

ガンダルフいいわぁ。
仲間がピンチと言うここぞの時にドンッと登場するそのお姿、カッコ良過ぎです。
『ロード・オブ・ザ・リング』の時から変わっていない頼もしさに敬礼(`・ω・́)ゝ
トロルによる絶体絶命時もゴブリンによる絶体絶命時もそうやけど、ガンダルフまだかいなとウキウキしている自分が居たもんよ。
ドンッキタ━(゜∀゜)━! てな。
やっぱこれがないとな、盛り上がらんっ!

石化したトロルとかエルフ族の面々とか『ロード・オブ・ザ・リング』とリンクしているものがあって思い出しニヤけ。
ドワーフとエルフが仲悪いのはそういった理由でか、なんて勉強になる部分もチラホラ。

そうそう、茶のラダガストは鳥獣の世話してるんやけど、あの動物達可愛いよね~。
特に死に掛けていたハリネズミのセバスチャン!
悶え苦しむ姿が可哀想過ぎて辛かったんだけど、助かった瞬間は何故か私も大喜びしてた(^^)
もうそれ位セバスチャンに萌えた。
セバスチャン飼いてぇ~~~~!
そりを引くウサちゃん軍団もたまらんっ。
「急げ!逃げるんじゃ!!」
シュタタタタッどひゅーん
うひゃ~はえぇぇえええwww
小動物ヤバイ!
くっそカワエエ。
いやぁほんと癒されましたわ。

「いとしいしと」のゴラムさんは終盤に登場。
指輪無くして大慌て。
盗んだビルボに敵対心剥き出にして追い掛け回すその「マジ返して」感がちょっと気の毒に思えたりも。

本編は約3時間弱ですか。
全く長さ気にせず観れたけど、ゴラムとビルボのなぞなぞ対決は尺取り過ぎだよね(笑)
まぁそこだけですよ、なげぇなぁって思ったのは。

新たな冒険の3部作序章って事で大きな見所は余り無かったですけど、その辺は2部、3部にバンッと出てくるでしょう。

話の中心となるのはドワーフ王のトーリンとオーク族の首領アゾグとの因縁対決になるんかな?
アゾグの義手はフック船長みたい。
てかコイツすっげぇ強そうなんだけど、トーリンは首取れるんかいな。
逆に取られかけてたけど^^;

第2部は間違いなく財宝に埋もれて眠る邪竜スマウグとの戦いへと発展していくんやろね。
うんうん。
これりゃあ楽しみになってきました。
期待してもいいよね?ピージャク監督!

評価:★★★★
13/04/20DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-04-17
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ホビット 思いがけない冒険(2012)』(第1部)
『ホビット 竜に奪われた王国(2013)』(第2部)
『ホビット 決戦のゆくえ(2014)』(第3部)
コメント (12)
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アウトレイジ ビヨンド

2013年04月17日 23時06分37秒 | 邦画ドラマ
2012年
日本
112分
犯罪/ドラマ/アクション
R15+
劇場公開(2012/10/06)



監督:北野武『アウトレイジ』
脚本:北野武
編集:北野武
出演:
ビートたけし『アウトレイジ』・・・元大友組組長 大友
西田敏行『黄金を抱いて翔べ』・・・花菱会若頭 西野
三浦友和『ALWAYS 三丁目の夕日'64』・・・山王会会長 加藤
小日向文世『逆転裁判』・・・刑事 片岡
加瀬亮『劇場版 SPEC~天~』・・・山王会若頭 石原
桐谷健太『黄金を抱いて翔べ』・・・木村の手下 嶋
新井浩文『闇金ウシジマくん』・・・木村の手下 小野
松重豊『探偵はBARにいる』・・・刑事 繁田
中野英雄『アウトレイジ』・・・元村瀬組若頭 木村
名高達男『×ゲーム2』・・・山王会 白山
光石研『ヒミズ』・・・山王会 五味
田中哲司『希望の国』・・・山王会 舟木
高橋克典・・・花菱会 城
中尾彬『牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~』・・・山王会古参幹部 富田
塩見三省『コドモのコドモ』・・・花菱会 中田
神山繁・・・花菱会会長 布施

<ストーリー>
内部抗争を経て会長となった加藤により勢力を広げる関東のヤクザ組織・山王会。刑事の片岡は、抗争中に死んだはずの男・大友を刑務所から仮釈放させ、東西のヤクザ同士を対立させようとする。

全員悪人 完結。

一番悪い奴は誰だ?


-感想-

今回も面白い。
期待を裏切らない面白さだ。
けど、好き度から云うと前作の方が好きかな。
北野監督の無茶さが、エグさが今回は薄かったように感じた。
続編という事で安全に置きにいった様にも見える。

「バカヤロウ!」
「撃ってみろよ、この野郎!!」

関西ヤクザの間で飛び交う汚い言葉の応酬は聴いていて楽しい。
石原のでかい顔して下っ端に怒鳴り散らす姿は「大物気取りかよ」と鼻で笑ってしまう滑稽さがある。
それだけに元親分である大友に拉致されてビビリまくり、小便漏らす惨めさは実に愉快。
その後バッティングマシーンでサンドバッグ状態になる石原だが、可愛そうという感情よりも“ざまぁみろww”という気持ちの方が出てくるのだから、勘違いの大馬鹿者というキャラクターを北野監督は上手く作り上げていたように思える。
富田にも同じ事が言えるが、裏切り者の末路は最悪だわ。

もう1人、嫌な男と云えば刑事の片岡。
自分の出世の為だけに、裏で糸を引きヤクザ同士をぶつけ合わせ、それらを陰から眺めてほくそ笑んでいる実に最低な刑事。
こんな奴の言い成りになってそれでええんかいっと私自身がモヤモヤしていたら、大友がきっちり片を付けてくれた。
物凄くスカッとさせられたラストシーンだったよ(笑)。

他にも木村の手下である2人組みやら、表情を崩さないヒットマン城とユニークな脇役が登場する。
脇キャラでありながらも存在感は見せ付けてくれるのだが、前作だったならばもっと無茶苦茶に暴れ回ってくれたのかもしれないなぁと、少し大人しい目の演出が残念。

椎名桔平程の圧倒的凄味を抱かさせるヤクザが今回は不在だった事、おぉ!と思わせる処刑シーンが無かった事、この2点に若干の物足りなさがあったものの、何だかんだでラストまで飽きずに観れたのだから、結果的には北野監督初の続編映画としては大成功であった事は確かではある。

女っ気が全く無い正しい男の映画というものを、きっちりと描いて魅せてくれました。

そうそう、組事務所にいきなり宅配業者がやってきたら、9割方は殺し屋ね。
これ豆な。

評価:★★★☆
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メーカー:バンダイビジュアル

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関連作:
『アウトレイジ(2010)』(第1作)
『アウトレイジ ビヨンド(2012)』(第2作)
『アウトレイジ 最終章(2017)』(第3作)
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伏 鉄砲娘の捕物帳

2013年04月14日 02時12分59秒 | アニメ(国内)
2012年
日本
110分
アドベンチャー/ファンタジー/時代劇
劇場公開(2012/10/20)



監督:宮地昌幸
原作:桜庭一樹『伏 贋作・里見八犬伝』
主題歌:Chara『蝶々結び』
声の出演:
寿美菜子・・・浜路
宮野真守・・・信乃
宮本佳那子・・・冥土
小西克幸・・・道節
坂本真綾・・・船虫
神谷浩史・・・馬加
野島裕史・・・徳川家定
水樹奈々・・・凍鶴
桂歌丸・・・滝沢馬琴

<ストーリー>
祖父の死をきっかけに山を下りた猟銃使いの少女・浜路は、人と犬の血を引く“伏”と呼ばれる者たちの噂を耳にする。やがて犬の面を付けた青年・信乃と出会い…。

-感想-

「南総里見八犬伝」をベースにした作品はそこそこに観てきたけれど、私的にベストだったのは中学生頃だったかな、夏休みにTVで放映された「アニメ大好き!」という番組内で流れていた「THE八犬伝」というアニメ作品。
あれは無茶苦茶面白くて、今でも全話録画したVHSテープを持っている。
中途半端に打ち切りになったのが残念だったけど。
そういやそのアニメ自体には結構人気が出てコミック化された時も全巻買い揃えたなぁ。

本作も新解釈して作られた劇場用アニメ。
面白いストーリーになっていたと思う。
人の子と“伏”の青年が恋仲になるというロマンス風味を足したアニメではありますが、「南総里見八犬伝」に縁がある人物名や道具なんかが登場するので、八犬伝ファンはニヤリとする部分も多い事でしょう。
個人的には徳川家定が手にする事になる刀が八犬伝では有名なあの妖刀村雨丸ってのに頬が緩みました。

最初、キャラクターの画の可愛さに戸惑いを持ったのですが、それは直ぐに慣れました。
兎に角物語が上手く展開され、興味を抱かせる作りになっていたので画の可愛さも気にせず入り込める事は出来ましたよ。
声優陣もキャラクターそれぞれにきっちりと殆どが合っていましたけれど、冥土の母親だけは下手糞で馴染めなかったですかね。
声に不満を挙げるとするとそこ位かな。

「南総里見八犬伝」を知らなくても楽しめるアニメではありますが、知ってた方がもっとキャラクターやストーリーに引き込まれるとは思います。

ただ子供向けではないですよね。
生珠を人の体内から奪うシーンや、人を殺める描写は残酷的ですので、その辺を考えると大人のアニメかなって。

色彩美豊かな街並み(特に吉原のシーンは別格)など、本作でもジャパニメーションとしてのクオリティの高さを見せ付けてくれますので、アニメファンは一見の価値は有るでしょう。

惜しむ事は、話の流れからすれば感動的な部分がドンッとあっても良かったとは思うのですが、そんなにお涙頂戴にはなっていなかったんですよね。
人の温かさに包まれたラストシーンではありましたけど、プラス余韻に浸れる何かが欲しかった所です。

評価:★★★☆
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メーカー:アスミック・エース

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