銀幕大帝α

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探偵ヨンゴン 義手の銃を持つ男

2013年10月21日 00時55分17秒 | 韓国アクション
YOUNG GUN IN THE TIME
2011年
韓国
95分
SF/ミステリー/アクション
劇場公開(2013/03/23)



監督:オ・ヨンドゥ『エイリアン・ビキニの侵略』
脚本:オ・ヨンドゥ
出演:
ホン・ヨングン『エイリアン・ビキニの侵略』ヨンゴン
チェ・ソンヒョン『ミッドナイトFM』ソンヒョン
ハ・ウンジョン『エイリアン・ビキニの侵略』ハ・モニカ社長
ぺ・ヨングン『コースト・ガード』ティック・タック・トゥー

<ストーリー>
しがない探偵が謎の美女とタイムマシンをめぐる奇想天外な事件に巻き込まれていくさまを軽妙なテンポで綴る。

「どんな依頼もお受けします!! 今回の依頼は…“タイムトラベル”!?」

-感想-

奇天烈な内容と奇抜なラストで各映画祭を賑わせた怪作『エイリアン・ビキニの侵略』の監督と主演の2人が再び組んで挑んだタイムトラベル映画。
このタイムトラベルを存分に活かし、本来なら死する者を生きながらえさせる絶妙なストーリーが本作の一番の見所になっている。
敵の黒幕を主人公の機転で自らが手を下すのではなく同士討ちさせるアイデアも素晴らしい。
一瞬「え?」とはなるが、後から「なるほど!」とポンッと膝を打ちたくなる発想が見事だ。

本作もかなりの低予算で製作されたと思われるが、映像の逆再生や刺客が繰り出すアクションに主人公が果敢に立ち向かうシーンなど、優れたアイデアとユーモアで上手くカバーし、監督の巧みな演出力だけでストーリーを面白おかしく盛り上げていく事に成功しているので、飛び抜けた派手さはないが引き込まれる要素は存分に見受けられる故に、気楽に楽しめる作品になっている。


ヨーヨーを武器に使用する敵は何度か見た事はあるが、測定機器のメジャーを用いて戦いを挑むという発想は私には全く無かったので、このバトルには凄く興味を持って観る事が出来た。
これがまた扱い方が上手いんですよ。
入念にメジャーの特徴を調べて、それを最大限に活かす様にかなりの練習をしたんじゃないかなぁと思うほどに感心させられる位のユニークなアクションシーンになっていました。

『エイリアン・ビキニの侵略』の記事にて美女図鑑として紹介したハ・ウンジョンさんですが、だいぶ可愛さが抜けてしまって普通の何処にでもいるおばさん顔になっていたのにはショックだった(笑)。
代わりと言っちゃなんだが、本作ではチェ・ソンヒョンさんが美女の座を奪って癒しを与えている存在になっています。

一見複雑になりそうなタイムトラベルストーリーですが、割と解り易く最後には綺麗に纏まっている所にも脚本の出来の良さを伺わせてくれます。

評価:★★★☆
13/10/20DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2013-10-09
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ジャッキー・コーガン

2013年10月17日 23時12分38秒 | 洋画サスペンス
KILLING THEM SOFTLY
2012年
アメリカ
97分
サスペンス/犯罪
R15+
劇場公開(2013/04/26)





監督:アンドリュー・ドミニク
製作:ブラッド・ピット
原作:ジョージ・V・ヒギンズ『ジャッキー・コーガン』
脚本:アンドリュー・ドミニク
出演:
ブラッド・ピットジャッキー・コーガン
リチャード・ジェンキンスドライバー
ジェームズ・ガンドルフィーニミッキー
レイ・リオッタマーキー・トラットマン
スクート・マクネイリーフランキー
ベン・メンデルソーンラッセル
サム・シェパードディロン

<ストーリー>
「優しく殺す」をモットーとするクールな殺し屋、ジャッキー・コーガンは、“ドライバー”と呼ばれるエージェントから賭博場強盗の黒幕を探すよう依頼される。

その男は優しく、殺す。

-感想-

つまんないというかダルい。
会話劇で構成されているから、ながら見しても大丈夫ってな具合で、ごめん殆ど画面観ずに携帯イジってたわw

タランティーノみたく会話の中にもユーモアとかあれば別だけど、もうなんかどうでもいい感じ。
それと特にいらんようなシーンもあったりして、呑んだくれのオヤジの場面とか必要無くない?

賭博場の強盗シーンもあっさりしてるなぁ。
あれだけの悪者が集まっているのにチンピラ2人にいいようにされて情けない。
過激なドンパチでも始るのかとちょっと期待してたけど、そのまま何事もなくとんずらってそれは無いわ。

主役はブラピ。
ところが映画始っても当分の間は出てこない。
出てきたと思ったら喋ってばっかり。

それでも冷静沈着に殺しの以来を遂行していく様はカッコイイ。
クールにキメてくるので痺れるものはある。
ただ、それだけ。
そこしか見所がない。

ブラピが出ているからながら見しつつも最後まで鑑賞出来たけど、これブラピじゃなかったら絶対寝てたなw

評価:★★
13/10/17DVD鑑賞(新作)
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スマイリー

2013年10月16日 23時21分24秒 | 洋画ホラー
SMILEY
2012年
アメリカ
99分
ホラー
劇場公開(2013/05/25)



監督:マイケル・ギャラガー
脚本:マイケル・ギャラガー
出演:
ケイトリン・ジェラルド
メラニー・パパリア
シェーン・ドーソン
アンドリュー・ジェームズ・アレン


<ストーリー>
インターネットのチャット上であるワードを3回タイプすると呼び出すことができる殺人鬼・スマイリーの都市伝説を知った大学生・アシェリーは、同居人のポロシーと確かめることに。

-感想-

わ!びっくりした!!Σヽ(゜Д゜○)ノ

って言って欲しいのか?

ドッキリ描写ばっかりやん。
ホラー映画としては全く怖くありません。
加え作品としては全く面白くもありません。

先生の講義は何を語っているのかさっぱり解らんし、殺人描写も似たようなものばっかりやし、アメリカの学生は相変わらずパーティ大好きやし。
少しは家帰ってからも勉強しろよ。
遊ぶことしか考えてねぇじゃんか。

同居人の女がやたらと能天気で協力性ゼロってのはオチを見て納得。
そりゃ殺人現場目撃しても冷静でいられる訳やわ。

で、そのオチってさ、結果的には「俺たちで伝説作るぜ!」みたいな屑集団だったって事でしょ?
アシェリーはたまたまそれに付き合わされる形で犠牲になった、でいいのかな?
なんかイマイチ良く解んないオチだねぇ。
本物のスマイリーが出現しちゃうってな2段オチにもピンとこないんだよなぁ。

それよりさ、頭部から血を吹き出して死んでたアシェリーさん、エンディング後に目をパチッと開いてましたけど!
なんで生き返ったん?
生き返らせる必要があったのか?
続編の為の布石?
もう話がグダグダ過ぎて訳解らん。

つっこみたいシーンもちょこちょこあってねぇ。
パソコンオタクの彼が銃で撃たれるシーン。
そこ、予測出来たってのが不思議。
撃つかどうかまでは解らんだろ。
もし撃たなくてドア開けてたらどうしたんだってなるわなぁ。

それとランダムチャットで相手を選ぶシーン。
アシェリーが屑集団の仲間を選ぶってどうして解るのかっての。
他の人間選んでたら、同居人の女が一々「これは駄目!」って誘導していくのか?
いや、こいつが良い!って強引に選んでたら、ああいうシーンにはならないよねぇ。

屑集団の思惑通りに展開が進み過ぎて観ているこっちは白けまくり。

評価:★★
13/10/16DVD鑑賞(準新作)
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死霊のはらわた(1981)

2013年10月15日 21時04分44秒 | 洋画ホラー
THE EVIL DEAD
1981年
アメリカ
86分
ホラー
R-15
劇場公開(1985/02/23)



監督:サム・ライミ
製作総指揮:
ブルース・キャンベル
サム・ライミ

脚本:サム・ライミ
編集助手:ジョエル・コーエン
出演:
ブルース・キャンベルアッシュ(アシュレイ・J・ウィリアムズ)
エレン・サンドワイズシェリル
ベッツィ・ベイカーリンダ・ウィリアムズ
ハル・デルリッチスコッティ
サラ・ヨークシェリー

<ストーリー>
郊外で楽しい休暇を過ごそうと山荘を訪れたアッシュら男女5人が、悪戯で復活させてしまった邪悪な死霊に次々と血祭りに上げられていく。

-感想-


奇襲!!死霊三人娘!




危うし!アッシュ!!
今こそ立ち向かえっ!
だがしかし・・・

怯え過ぎ
オタオタし過ぎ
不意打ち食らい過ぎ

と3拍子揃ったアッシュ君、主人公の癖に役に立たな過ぎ使えない(≧m≦)ぷっ!

遂先日リメイク版を観た影響もあって、超久しぶりにオリジナル版を再見。
言わずと知れた80年代ホラーブームの立役者であり、スプラッター映画というものを世界中に知らしめたサム・ライミ監督のデヴュー作にして大傑作。

笑いと恐怖は紙一重とは良く言うが、無駄にやり過ぎな描写の数々が可笑しくもアリ逆に怖くもアリで、作品全体に漂う半端無い緊張感に心地好さも覚えて目が離せなくなる状態に陥る事必至。

自主制作級の低予算ムービー故に特撮技術にはショボさを感じるが、その低予算を逆手に取っての身近にあるあらゆる小道具と素材を駆使して「真剣」に「丁寧」に撮影した結果、スプラッター描写の全てに対して存分に味わうことの出来る“気持ち悪さ”というものを生み出す事に成功している。


小屋全体を覆いつくすかの様なスモッグには“これからとんでもない事が始る”そんな予兆を持たせ不気味さを感じさせてくれるし、不安を煽るかのようなカメラワークや効果音もホラー映画の醍醐味として存分に発揮している。

金がなくても優れたアイデアと情熱、そして高い演出力があれば面白いものが撮れるんだという事を証明してくれたライミ監督、お見事であります。

本作最大の見所はアッシュが血糊を大量に頭から浴びまくる終盤。
ここで起きる邦題通りの死霊がはらわたを撒き散らす“死霊のはらわた”シーンはクライマックスに相応しいグログロ祭りになっており、今観ても何度観てもその出来の素晴らしさと可笑しさに心の中で拍手喝采。


いや~良い映画は何時観ても何回観ても面白いものは面白い。
そしてしっかりと記憶に残してくれる。
リメイク版に足りなかったのはコレ!
後、テンポも物凄く良かった。
傑作と言われる映画はどれだけ年月が経とうとも内容を忘れないし、また不意に観直したくなる中毒性を秘めてるよねぇ。

評価:★★★★
13/10/15DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2013-10-09
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『死霊のはらわた(1981)』(シリーズ第1作)
『死霊のはらわた II(1987)』(シリーズ第2作)
『キャプテン・スーパーマーケット(1993)』(シリーズ第3作)
『死霊のはらわた(2013)』(リメイク)

『死霊のはらわた ライジング(2023)』

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太極(TAI CHI)-ゼロ-

2013年10月14日 15時17分35秒 | 亜細亜アクション
太極1従零開始/TAI CHI ZERO
2012年
香港
98分
アクション/アドベンチャー/格闘技
劇場公開(2013/07/06)



監督:スティーヴン・フォン
アクション監督:サモ・ハン・キンポー
製作:ダニエル・ウー
出演:
ユエン・シャオチャオ
アンジェラベイビー
レオン・カーフェイ


<ストーリー>
門外不出の秘拳を学ぶために陳家溝を訪れた露禅。陳式太極拳“陳家拳”の宗師・陳に弟子入りを願うが、陳の娘・玉娘にボロボロにされる。その頃、村に巨大な鉄怪物・トロイが現れて…。

-感想-

おっーーーーーー!

スー・チー姐さん出てたんやっ
って、おい!たったそれだけの役かいっ
画面から消えるの早過ぎナイタ(TT)

私のおかんが太極拳の先生してるんで、興味沸いて観ましたが陳家拳とは何ぞや?(笑)
おかんが観たら解るんやろなぁ。
優雅な動きから繰り出される剛拳って感じなのかな?
トキ兄さんっ!
美しく滑らかな技の数々には魅了されますた。

主人公が陳家溝に入り込む為にそこに住む猛者達とバトル形式で一戦交えるシーンにはワクワク。
コテンパンにやっつけられちゃう様が可笑しくもアリ痛快でもアルんだけど、もうちょっと一つ一つの戦いを長く観たかったかなぁ。
正直西洋式巨大ロボどうたらこうたらのシーンよりも、バトルアクションに時間を費やして欲しかった。
そこだけが非情に残念ではありましたが、娯楽アクション映画としては先ず先ずに面白く楽しい仕上がり。
大真面目に描かず、あくまでも観易いようにとコメディタッチで成り行きを描いているのにも個人的には好感が持てました。
吹き替えで観た方がより詳しくナレーションで解説されているので、私はそちらをお薦めします。
少しウザい部分もあるけど^^;

主人公はヒロインに婿入りした事でこれで晴れて秘伝の陳家拳を取得出来るんやろね。
ま、その辺は2作目で描かれるんだろうけど、続きが観たくなる終わり方やったなぁ。

アクション監督はサモ・ハン・チンポー・・・間違ったキンポー。
大袈裟にも程がある蹴られたり殴られたりしたら50m先には吹っ飛んでいく様が爽快。
ワイヤーもふんだんに使用し、ふわふわと飛んだり着地したりといかにもサモ・ハンらしい表現方法にはワイヤー系アクションが好きな方にはニンマリかもしれない。

今作の超絶可愛い美女図鑑

ヒロイン陳・玉娘さん。
演じるのはアンジェラベイビー(名前が良いじゃないか)。
へい!ベイビーって呼びたくなるような可愛さを持つ彼女に私は一目惚れ。
マジで綺麗な方なので彼女観る為だけに本作を借りてもOKかもしれないゾ。
役柄としては陳家拳の伝承者なので、めっちゃ強いです!
美人で強いなんて素晴らしいじゃないか。
彼女なら蹴られても本望。
いや、むしろ蹴って欲しい。お痛頂戴っ

評価:★★★☆
13/10/14DVD鑑賞(新作)
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メーカー:ツイン

情報
2013夏の中華大傑作映画まつり


関連作:
『太極(TAI CHI)-ゼロ-(2012)』(第1作)
『太極(TAI CHI)-ヒーロー-(2012)』(第2作)
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