銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

短か夜の・・・

2019-06-21 14:57:48 | 季節

日付けが変わると「夏至」

ビリー・ホリデイがいつも髪に着けていた花(クチナシ)の

季節でもありますね

 そんな日にお誕生日を迎える深澤さん、

トランペットの下間さんとのご出演、そしてたぶんもしかして

「恒例の通りすがり」もうかがっております

 

 ある曲を

深澤「じゃあ、下間さんのソロから」

下間さんが朗々と歌い上げ始めると、ブレスしたところで深澤さん

「(小さくガッツポーズして)v( ̄Д ̄)v イエイ

聞きとがめて演奏をやめる下間さん

「えっまちがえた?

深澤「いいえ、じゃなくて『イエイ!!」』って掛け声をかけたんです

下間「あ、そう」

 コンビネーションがいいのか悪いのかわかりません

週末の 短き「June Night」

ご一緒になごんでくださいませ


花はハナミズキへ

2019-04-25 13:01:22 | 季節

 

 雨もよいの今週、木々の若緑が生き生きとしてきました。

銀座3丁目と4丁目の間の「松屋通り」と、7丁目と8丁目の間の「花椿通り」は

実はハナミズキの並木の美しいところです。 この木も自由に枝を広げれば、

パニエを入れたドレスの裾のようになりますが、つつましくちょうどよい高さに

白いリボンのような花をたくさんつけた姿は、どういうものか、銀座のビルに

よく映えている気がします。

 

ジャズバーエムズは4月27日(土)~5月6日(月祝)お休みさせていただきます。

 

 本日:4/25(木)森田潔(P)酒井一郎(B)

 めったに聴けないDuoの軽やかな演奏です

明日:4/26(金)深澤芳美(P)下間哲(Tp,Vo)ペアに

クラリネットのあの方が「通りすがり」予定

くつろぎのスウィングをお楽しみいただけます

 

 長いお休み前の春の一夜をぜひご一緒に


季節感

2019-04-22 14:07:21 | 季節

 ジャズ・スタンダード曲の母国では、

「花の咲き乱れる夕べ、君とそぞろ歩く・・・」的な歌詞はたくさんあるものの、

春雨だの菜種梅雨だの、薫風だの、季節を表現する言葉のやたら多い日本語とは

感覚が違うのは否めません。

 でも、その日の天候やら気候に影響されやすいこちらとしては、選曲も

どうも気分に合わせてしたくなるのが常でして・・・

 

 そうするとなぜか、着物の柄と同じで、季節は「先取り」になるのです。

例えば、Spring Can Really Hang You Up The Most

なんて、二月くらいの「浅い春」の頃には

「今年も歌わなくちゃ」と毎日思ったのに、歌詞の中の

"・・・now it's April, love is just a ghost・・・"の4月なのに

今現在は全然歌う気ナシ

 

 着物や帯で表現されている季節に、敢えてそれを身に着けて出かけること

(例えば桜の柄を来てお花見に行くとか)はもちろん、遊びとしてありだけど、

そもそもは「これから桜が咲くよ」という時期に身に着けて、実際に

桜が咲いたら、主役は本物に譲る、という感覚もあるのだ、と

昔教わったような気がします。 日本的~~

 

 で、直接の季節、というわけではありませんが、

今回はなぜか遅れを取ったのが

"Easter Parade"

昨日:4月21日(日)(現地では今日ですね)だったわけですもんね。 

先週歌うべきだったのですよ

きっとニューヨークの真ん中で、着飾ったパレードが行われて

いるんだろうな~~と思いを馳せつつ、

今宵は深澤さんとお届けしたいと思います


香りの不思議

2019-03-25 16:35:49 | 季節

 良い連休を過ごされましたでしょうか?

 

 早くも

そこここで三分咲きほどの木を見かけるようになりました

「桜week」ですね

 

 桜餅について読んでいて、ふと思い出したのがハワイの

「マイレ」という長い蔓のある葉っぱです。

古風なフラを踊るときに、必ず冠や長いレイにして身につけます。

桜の葉っぱは、生では香りがなく、塩漬けにして初めて

あの香りがするのですが、マイレ・リーフは生のままで

あんな香りがします。

 もう一つ、時々オーダーのあるポーランドの「ズブロッカ」というお酒。

「バイソン・グラス」という草の葉が入れてあって、やっぱりああいう

香りがします。

 不思議な符合ですね

「オリジナル・桜カクテル」できるかも

 

今宵:3月25日(月)

最近エムズで「勝手に売り出し中」の名手Duo

袴塚 淳(P)下間 哲(Tp,Vo)

 美しいコンビネーションに耳を傾けつつ、桜に思いを馳せる、

という趣向はいかがでしょうか?