昨夜は何度目かのコンビネーション、
小林洋さん(ピアノ)と下間哲さん(トランペットと歌)でした
このお二人に共通しているのは、スタンダード曲それぞれへの思い入れが
とても強いこと。私としても、最もエムズ・スタイルで重要だと
思っているポイントです。
ここにベースの大津昌弘さんを加えたトリオで、これまでに
「アルファベット順のTributeスタンダード愛好会」なるものを
企画してまいりました。 この秋は、メンバーの都合を
休日の昼間に合わせることが叶わず、見送っていましたが、
9月3日は河辺浩市さんの命日だったので、私の頭の中では
「個人的に捧げる会」のようなつもりで選曲していました。
でも、結果的には、大先輩と共演が叶わなかった下間さんも、
彼らに捧げる曲を自ら選んで演奏してくださったので、
たぶん喜んで聴いてくださっていたことと思います。
オーディエンスの半分は初めてみえた若い方々だったため、
選曲の趣旨については私たちだけのこだわりだったのですが、
近場で聴く生のスタンダード音楽を堪能していただけたようなので、
それも良いご供養になったのではないかな、と
うれしかったです
スタンダードを愛する者は「まず、曲ありき」
洋さんが力説していましたが、私も心からそう思います。
良い曲を大事に演奏することが、作者も含め先人たちへのリスペクトであり、
現場で演奏する者を自ら幸せにする、音楽の力を受け取ること、
エムズが一番大切に守って行きたいことです。
今宵:9月6日(金)はそんな業界の親分こと、
五十嵐明要さんのアルトサックスを囲んで、
スタンダードの生演奏を愛する人たちと楽しみたいと思います🍻