一番寒い時期に、すっかり刈り込まれた愛宕山の斜面。
枯木立の間から、お堂正面の「男坂」と、右側にやや緩やかに
迂回して登る「女坂」がはっきりと見え、縁日ではないのに
毎日結構多くの人々が上り下りしているのを眺めると
「日本的民間的信心」の風景はなかなかいいな、と思います。
さて、今日は【リアルひな祭り】
日ノ下慶二(P)酒井一郎(B)ペアは二度目の登場
白酒にはあまり縁がないので、琥珀色のお供えなど
まずは先日書きかけた「アイリッシュ・ブラック」
カクテルとしての「Irish Coffee」は前述のように生クリームを浮かべますが
ずっと以前から喫茶店(今風に言えばカフェ)で出していた「アイリッシュ・コーヒー」
というものを思い出しました。
こんな風にね、角砂糖にウィスキーをたっぷり注いで火をつけ、
揺れる青い炎を楽しんでから、濃いコーヒーに落とします。
もちろん、ミルクを入れたい方はどうぞ。
ちなみにこの派手なラベルは、JAMESONが毎年3月になると
「セント・パトリックス・デー」のキャンペーンとしていろいろな
楽しいデザインで発売するもの。2016年バージョンです
こちらはやはり昔風のカクテル「カカオ・フィズ」
ある上品な奥様が「十代のころから飲んでいた思い出のカクテルよ」と
オーダーなさったのがうれしくて、私も飲むようになりました
本来はカカオ・リキュールとレモンジュースとソーダで作る
弱いものですが、実は半分をジンにした「大人のカカオ・フィズ」
もっと大人なこちらは「ゴッド・ファーザー」
カナディアンウィスキーとイタリアンアマレットの合体。
もちろん、映画にちなんで作られたカクテルです。
先日これを頼まれた老紳士は「アメリカンにハーパーで
作ってくだされ」とおっしゃいました
ちょいと「硬派」なひな祭りの一夜をご一緒にいかがですか