なんとまあ、二分咲きの桜にみぞれが降りかかる春分の日、って・・・
あまり記憶にないような気がしますが 良く降りましたね。
今週末は満開のお花見、一週間ほど予定が狂った方々も多いかな
ステージで曲の解説をするときに、よく付け加えるのが
「小歌モノが好きなので・・・」
この場合の「小歌」というのは反対語を「大歌」と想定した造語です。
つまり、ドラマチックに歌いあげてこそ、というような「大歌」でなく
歌詞の内容も軽口に近く、歌うのも聴くのも気楽にスウイング感を楽しめるような
「もう一つ食べてもいいかな」と思える小皿料理みたいな曲とか、
その場でのアレンジの仕方のことを仮にそう呼んでいるわけです。
話の文脈からして、なんとなく感じで分かってくださっているかなあ、と
思って説明はしてなかったのですが、先日初めてみえた方がまあ本当の
いわゆる「通」な方で、アメリカン・スタンダードもよくご存じで英語も完璧、
だから演奏はとても喜んでくださったのですが、深夜になってカウンターで
洋モノ和モノ取り交ぜて楽しく話をしているときに、私がうっかり
「小歌が好きなもので」と言ったらすかさず
「ボクも大好きだよこないだも新橋で作ったんだ」と言って
シブい声で本物の「小唄」をうなってくださったのにはびっくり
イヤイヤ素敵 まいりましたねえ
「通」なだけでなく、「粋」な方でした
ちなみに、この「小唄」の反対語は「長唄」です
本日:3月22日(木)
初登場Duo:藤野聡(P)鈴木ひろゆき(B)
業界ではいわゆる中堅どころ、なのでしょうか?
小歌モノもおおいにイケそうなお二人、どんなレパートリーが出ますやら