趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 絵手紙と写真を楽しんでいます。

からすうり雑感(2)

2004-11-21 12:58:01 | 気になる動物・植物
   広辞苑を引いてみた。何と薬用になる事が書い
  てある。
  聞いた事の無かった秘密、もっと正体を知りたい!

  ウリ科
    日本に自生するウリ科には、五属約十種があり、最も普通に
  見られるのは、カラスウリ属{カラスウリ・キカラスウリ}の二種で
  ある。


 【からすうり<烏瓜>】
   
   生態:本州・四国・九州の山野に生える多年生のつる植物です。
   花期:7~8月 (写真はカラスウリの花です)
   特徴:茎は細長くつる状に伸び、巻きひげで他の木などにからみつく。
       雌雄異株である。
    〔茎と葉〕に白色のあらい毛がある。
    〔花は〕日没後、細いレース糸に囲まれたような白花を開き
        花冠は五個に裂ける。
    〔果実は〕球形または楕円体で秋に赤く熟す。
         九月ごろには、緑の葉に隠れて緑色の果実が見られる。
         果実には、白い縦縞模様があり、猪の子供の「うり坊」
         のような可愛いものである。
    〔種子の形が面白い〕打出の小づちによく似ているとも、カマキリの
         頭の形に似ているともいわれる。
         色は黒くてつやがある。
    〔和名の由来〕①熟すとカラスが好んで食べるウリの意
             ②カカリシャウリ(掛赭瓜)の意
             ③唐朱瓜(からしゅうり)の意で、唐から輸入された
              朱赤色で卵形の朱の原鉱に類似しているため。
    〔別称/方言〕タマズサ(玉章)・ムスビショウ・グドウジン・キツネノマクラ
    〔利用〕①塊根はキカラスウリ(黄烏瓜)の代用として天瓜粉
         (てんかふん)の材料とする。
          天瓜粉(天花粉)はキカラスウリの根から採った白色の澱
          粉あせもに撒布し、また化粧用として、または煎剤として鎮
          咳、解熱、利尿に用いる
        ②漢方では、根は土瓜根(どかこん)・王瓜根(おうかこん)と
          いい、去痰、鎮咳に用いる。赤く熟れた実はつぶしてひび、
          しもやけ、あかぎれ、また野外レジャーの応急処置や
          やけどに用いる。