趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 絵手紙と写真を楽しんでいます。

葉牡丹

2006-12-05 12:02:51 | つぶやき
 夫の希望で、ミニ葉牡丹をプランターに植えた。
ミニ葉牡丹は「寄せ植えにするといいよ」と言ったのですが
葉牡丹だけで植えたいというので、ミニプランターに
3個を植えた。

葉牡丹を見ると、いつも肺を手術して退院した時のことを思い出します
12年前のことですが、4月初めに入院して1ヶ月ぶりに退院して
帰宅してみると、私が庭に植えておいた、葉牡丹がみごとな花を
咲かせていたのです。キラキラして、まばゆい花は退院のお祝いには
ぴったりでした。

「早期で幸運だったと思いますよ」医師のその言葉がすごく嬉かった
その言葉をバネに一ヶ月後の娘の結婚式に向けて、リハビリを開始しました
家の中を歩くことから始めて、庭へ出て、道路へ出てと
自分なりに訓練して、無事に結婚式に出られました。
あのころは、若かったし気力もあったなあー、と懐かしいものが
あります。

実際いまになって、ネットで「がん」との壮絶な闘いを知り
たまたま、偶然に早期で発見されたことは、幸運だったと実感する
ようになった。苦しい手術だっただけに、手術したことが
良かったのかどうか、しばらく悩んだ時期もあった。
当時は早期がんであっても、手術の傷は大きく
今でもケロイドになって、一部は目立つけれど
温泉なども平気で入ってしまう。

がんは、早期発見早期治療というけれど、
私の発見当時のことを考えてもなかなか難しいものがある
と思う。がんの検診は臓器別に検査しないと
それぞれのがんは見付からない
今でも臓器別に受けるがん検診は、あれもこれもは
なかなか出来にくく、いまもって
何もないのは不思議なくらいかも知れない。