趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 「人生に計画をたててはなりません」ヘッセの手紙残像となる

震災句

2011-03-23 21:09:51 | 俳句
春寒し避難所夕餉菓子を分け

炊き出しの飯暖かし浅き春

春ストーブ避難所静か夜半に入る

初春晴れ給水を待つ一時間

サーチライト灯し避難所朧月

避難所の初春に目覚め足さすり

卒業式震災の無事涙せり

震災の店の品無く菊菜買ひ

息子の来たり震災の家黄水仙

涅槃雪震災の屋根シート取れ

震災や晴天の空春の昼

ブルーシート一人一枚弥生かな

震度五弱時計落ちたり朧月

春寒やガソリンを買ふ長き列

白木蓮屋根修理への気重かな

彼岸会や倒壊墓石に手を合わせ

佐保姫やハウスと記す菜の袋

春半ば店の牛乳消へてをり

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2 コメント

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Unknown (youko)
2011-03-25 21:27:46
みんなatukoさんの句ですね。
何も言わなくてもこの句で光景が浮かんできます。
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youkoさんへ (atuko)
2011-03-26 21:07:34
ありがとうございます。今年は想定外の体験をしてしまいました。地震で障子がずたずたに破れてしまったので、今日は障子張りをしました。一日掛りで4枚貼りました。昨日は崩れた瓦を災害ゴミの搬入場所へ持っていきました。まだ残っています。後片付けが大変です。
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