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レポート提出

環境リスクマネジメント講座の技術リスクコミュニケーション論の期末レポートを提出しました。

科学的な論点について、どのようなコミュニケーションが求められているか、などをレポートします。

科学的と言っても論点そのものが科学的でなくても、コミュニケーションとして科学的手法を使うものであればよいとの事でしたが、いろいろ考えた末、先日、国会で成立した改正臓器移植法に関連して、「脳死をひとの死」とすることを取り上げました。

臓器移植しか治療法の無い患者あるいはその家族の人にとって、脳死=ひとの死とすることや15歳未満の脳死者からの臓器移植の道が開かれたことは大きな一歩と言えます。

一方、脳死と判断された患者(臓器提供者)の家族にとっては、もしかしたら脳死状態から戻るかもしれないという一縷の望みも絶たれることになります。

また、そもそも臓器移植という医療技術が人の命に与えた影響は大きいものの、果たしてそこまで医療が立ち入ってもいいのだろうか?という疑問、そこは神の領域ではないのか、というような漠然とした思いもあります。

国会での改正法の成立は、衆議院解散を目前に控えての浮き足立った議員たちによって行われました。もっと国民全体を巻き込んだ、議論が必要ではなかったのかという思いを今も持っています。

そのあたりをレポートにまとめ、提出したところです。

後は、リスク評価論のレポート一つ残すばかりになりました。(やれやれ)
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